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京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ
2009年3月29日 日曜日 晴れ

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 今日、パリ時間午前二時は三時になって、夏時間となる。
どういうわけか、私は日本にいても京都にくるとパリ時間になってしまうことがよくあるのに、
さらに一時間となると、なんだかますます変になる。
いつもの生活と時間帯が違ってしまうのだ。

 関西に仕事があるときは、なるべく週末にかかるようにする。
大阪で泊まらずに遅くとも京都に入ってしまう。
友人、知人が何人もいるからなのだろう。
でも、京都の主のようなSさんが一線を退かれて、喜寿の頃から温泉三昧の妙高にいかれてしまってからは、
京都はなんとも寂しい。
日欧の美の神髄を、男の粋を、人間の優しさを、そして女らしさなど、沢山のことを学ばせていただいた。
もちろん、京都の美味しいお店も、芸子さんのことなども、、、、
東男とはまったく違った雅と優の極地の方だったし、世界をかけて貿易のお仕事をしてらした。
その方がいらっしゃらないのは、ほんとうに寂しい!

〜〜〜〜〜〜〜
 いつものホテルのいつもの大きなお部屋は無理だったのだが、
Mさんが取ってくださったお隣の素敵なお部屋は、東と南が窓の角のお部屋。
このお部屋には以前から泊まってみたいと思っていたのだが、いつも常客がいるようで不可能だったのに、
今回はとってもラッキー!

 昨日の朝はちょっと油断した間に、東山から昇る朝日の瞬間をとらえられなかったので、今朝こそはと、
寝ずにまったが、雲の覆われて、その合間からちらりと太陽が見えたのはかなり高くなってからだった。

 昨夜は、友人のお店で、遅くにママとスタッフと、まかない食を一緒にいただいた。
日付がかわってかなりたってから、京都の人でしかわからないような、小さい川のほとりの小道の夜桜を愛でながら、
細い道をぬけて川端通りを渡り、鴨川沿いに桜逍遙の宵だった。
川名先生がかなり前から肝いりでなさっていた京都桜祭りはまだ先なのだが、
その記念に数年前に植えられた桜の木に礼をして、女二人が三条の橋を渡り、木屋町に入り、
結局ホテルまで歩いてしまった。

京都祇園のヌシのような彼女だが、離婚されたあと、また別の人生の坂道に遭遇して大変な思いをしているのに、
いつも明るく生きている素敵な女性。
その周りには日本中から老若男女が訪れてくる。
でも、この不況の波をやはりうけているようで、桜の下での話はやはり、時にはしんみししてしまう、、、
桜は不思議に、そんな話にもあうようで、、、、妖しく風に揺れている。

 ゆっくりと入浴をして雲間の朝日を撮って一眠りした。
京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9361569.jpg  (朝日は雲の覆われていてホンノ一瞬顔を出した)

京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9363684.jpg  (正午の青空、ホテルの9階の部屋から)


 午後に一つ用事をすませて、遅いお昼を一緒にとった。
木屋町の河久さんは、京都近郊の吟味した素材を主に使った和食と洋食の両方がいただけるお料理やさん。
古くからお世話になっていて、ご主人も奥様も若旦那も優しいホスピタリティーにあふれている。
お嬢様がパリで数年パティスリーの勉強をなさって今は、お隣で可愛いお店を開いている。
(ここの写真は、more以降にアップしましょう)

 お腹ごなしに木屋町沿いの桜を撮りながら四条通まで下った。
桜は、5部咲きくらいかしら、、、
この寒さではあと一週間はもつでしょうね、、、、と、話しながら。
時には、万葉集や古今和歌集の桜の詩を一緒に口ずさみながら、、、

 今日の日没は 18時すぎのはず、その前に御所の北側の今出川御門に急いだ。
夕陽に輝く、ここのしだれ桜は見事なのだ。その上、哲学の道とかのように混んでいないのがまた良いのだ、、、。
見事な桜を、沈み始めた太陽が照らしていた。
ここは有栖川邸の跡、池にはゴイサギが遊んでいて、やがて沈む太陽に向かって飛び去っていった。
5時から一時間ほど桜と戯れ幸せな時を過ごした。
変わりゆく陽の光のなかに、桜の様相が優しさから妖しさに変幻していく姿を初めて見たような気がする。
不可思議は一時にどこか冥土の景色をみたのは、私だけではなかったようだ、、、

 御所を出て、同志社の脇を通り相国寺の白壁を回って、志村先生のマンションにおじゃました。
日曜日なので、嵯峨の工房ではなく、こちらにいらした。
「白夜に紡ぐ」のことをお話ししたくて、約束なしにおじゃましてしまった、、、。

いつもとかわらぬ笑顔で迎えてくださった。
“ちょうど、今日からBをよみはじめったの、”
“もう、どんどん読みたいし、書きたいの、、、”と、
ほんとうに86才になられる先生のこの怪女のごときパワーはなんなのだろう。
後ろ髪をひかれる思いで長居をせずに失礼した。

 京都駅まで送ってくれた友人と、結局また、駅ビルの十一階の和食のお店でお食事を一緒にして、最終の列車で帰京。
かなり歩いてとっても足が疲れていたのに、新幹線でぐっすり寝たら元気を取り戻したよう、、、、。
桜の精と青い空と、それからそれから、、
友人の皆さん!ありがとうございました、
またしばらく元気で頑張れそうです。


 写真は沢山あるので、まず第一部は、朝の東山から時間を追って木屋町からの四条に下がって歩いた川沿いのショットを、
京都御苑の桜の整理は明日なるかしら?

ともかく、絞り優先が壊れていてどうしようもない、、、、

京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9551729.jpg


京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9542966.jpg


京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_955356.jpg


京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9554276.jpg

京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9575198.jpg
 (右の学校は、生徒数が少なくなって数年前からはいこうになっているのだという)

京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_9582955.jpg



(今回はD90一台だったが、絞り優先機能が壊れているようで、困りました、、、)




京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_1014889.jpg
  (木屋町からちょっと入った小道に面している。打ち水されたエントランスの奥の右にカウンターと、椅子席とこあがりが、
左の奥は床とお座敷がある)

京都、木屋町あたりの午後の桜狩り✿ฺ´☆`✿ฺ_a0031363_103447.jpg
 (ここのチョコラもラングドゥシャも美味しい! 一日数個しかできないシュークリームも抜群!)
by pretty-bacchus | 2009-03-29 23:59 | ✿ฺCherryBlossomさくら桜サク | Trackback | Comments(2)
Commented by おばさま@東京 at 2009-03-31 23:31 x
今日の宵を楽しまれたようで何よりです。
私も東京で花三昧でした。
余裕があったら1泊2日で関西へと思いましたが時間切れでした。

2日に北海道へ帰って早春からのやり直しです。
Commented by pretty-bacchus at 2009-03-31 23:36
おばさま、こんばんは。
東京近郊の桜を満喫されたね。
ミクシーで拝見しています。
北海道もそろそろ咲き始めるのでしょうか、、、二度の春を
お楽しみになれてすてきですね、、、

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