セーヌ河畔のブキニスト、Memoires du Voyage 2008Paris
2009年1月5日 月曜日 小寒 始動

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 (おじさん達がやってきて、、、)
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  (雨の日もお店は11時に開く、、、)

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  (寒そう〜〜)

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a0031363_5183737.jpg  (土曜日の朝のブキニストはカップルが多かった。


 セーヌ河畔のブキニストは、パリの魅力になったのはいつのころからなのだろうか、、、
パリ発祥の地であるシテ島の歴史は、紀元前3世紀ごろ「リュテティア」と呼ばれていたこの一角に、
最初に住み始めたケルト人のパリシー人にちなんで「パリ」と名づけられたといわれる。

紀元前52年頃、フランスをガリアと呼んでいたローマ帝国軍が侵攻してきて、
ルテティアはガリア総督のユリウス・カエサルによって征服された、、、と歴史書にあり、 
このあたりはフランス史の最初にでてくる、、、

 ノートルダム寺院はゴシック建築の最高傑作で、現在のような建築がなされたのは
1163年頃のことで、完成までに200年近い歳月が流れたというから、
ノートルダム聖堂の歴史は800年余り、、、、
で、ブキニストの歴史そのものは、1607年のポン・ヌフ(セーヌ川にある新しい橋と言う意味の
パリでは一番古い橋)の建築完成とともに、この橋の上から始まったそうだ。
江戸時代のはじめからブキニストがあるのだ〜〜〜!。

 ブキニスト=古書露店商、セーヌ河岸に店を出している古書露店商のことで、本だけではなく、
古い本や絵や地図や版画、アンティークのポストカードやポスターなども販売している。
各自が得意とする専門分野を持っているらしいが、最近は観光客目当てにいいかげんなものを
扱うブキニストが増えたという。

その営業権をとるのははなかなかむずかしいらしい。
現在は百数十人がいるが、さらに同数くらいの人がウェイティングというから驚く。
ブキニストには「三階級」あり、その階級(場所のだが)も、最上級は、街の中心の大通りと
橋が交差する橋の近くの繁華街で、その持ち主が亡くなっても、職歴の長い人へと順々に
譲られいくから、新しい人はなかなか難しく、場所を得るためには5年待ちといわれているそうだ。

 場所はパリ市が無料で提供していてくれるが、本を収める箱は当人の所有物で、
規定通りでないといけない。
商品を展示するスタンドの幅は一軒が8mまでで、セーヌ河畔の道路際の転落防止用の低い
石壁の上に乗せた深緑色の箱が彼等の倉庫でありショーウインド。
左岸は奇数番・右岸は偶数番の番号が振られていて、ちゃんと番地があるのも楽しい。

中には、パリの住人だけではなく、週に4日間営業し、パリではホテル住まい、
他の3日間はブルターニュとかその他の地方で家族と過ご人もいるというが、
そんなに利益がでるのだろうか、、、

 私が最初にパリを訪れた40年前にはすでにデンと存在感があったのを覚えている。
ああ、これがパリなのだ〜〜〜と感激したものだが、今まではゆっくりと訪ね歩くこともなかった。

 ここ数年私のパリ滞在は、セーヌ河畔の宿が多かったのが、
いつも三階あたりからながめていることが多かった。
今回は目の前がそのブキニストで、目が覚めるといやでも眼前に家主がいない緑の箱が目に入る。
朝の出勤の車がそろそろ静かになる頃の11時ごろに、判を押したように家主たちが現れる、、、
自分の小さな店に着くと、まずくわえたばこをすてて、鍵をあけて、がらがらと太い鎖をまく、
やがて、本が整頓されて、カードとかみやげものが並んでいく。

 お昼を過ぎると散歩の人々が店をひやかしていくようになる。
パリジャンなのか、観光客なのかは、みわけなつかないことが多い、、、、
いずれにしても、サンルイ島からノートルダム寺院を通り、サンミッシェル橋までの、
セーヌ河畔の散歩道のそぞろ歩きにはちょうど良い距離なのだろう。

そして夕方には日没と共に締めて、ブキニスト達は店をたたんで家路につく。

 露天商といえばそれまでだが、このブキニストを書いた作家は沢山いる。
ジャン・ジャック・ルソーや、文豪ビクトル・ユーゴーの書いた『ノートルダムのせむし男』が
なかったら、パリのセーヌ河に浮かぶシテ島には、こんなに人は集まったかしら?
『ノートルダム・ド・パリ』が発表されたのが1863年のことで、
その頃のノートルダム寺院は観光スポットではなかったというから、、、。

 おじさん達ともっとゆっくり話をしたいと思ったが、今回は時間がなかった、、、

そういえば、ギ・サヴォワさんが、サンミッシェルの近くに
Les Bouquinistes(レ・ブキニスト) というビストロをオープンしたのだが、
ここも結局訪ねることができなかった。
ま、次回の楽しみにとっておくのも良いだろう、、、

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久々に晴れた2008年12月18日の朝、ノートルダム寺院の鐘が終わる頃に
人々が河畔にあらわれはじめた、、、、
by pretty-bacchus | 2009-01-05 23:59 | ♪JourneyAbroad海外2008 | Trackback | Comments(9)
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Commented by mokonotabibito at 2009-01-06 19:41
ブキニスト、パリの風物詩ですよね。
確かにいつも思うのですが、あれで儲かっているのでしょうか?
最近は、日本ではヤフオクなどに押されてか、古本屋が少なくなりましたね・・・
古い歴史のブキニスト、これからもパリにあってほしいものです。
Commented by pretty-bacchus at 2009-01-07 10:45
mokonotabibitoさん、お早うございます。
きっとあまり儲かってはいないでしょうね〜〜特にネットじだいになってからは。
古本屋のあの本の匂いも好きでしたが、ネットでは匂いがわかりませんから無味乾燥ですね、、、

Commented at 2009-01-07 17:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2009-01-07 20:13
鍵コメさん、こんばんわ。
なつかしいでしょうね、、、

いろいろアドヴァイスをありがとうございます。

それから、そうなのです。手ぶれ補正は、慣れると無くてはならないものになってしまいますから、、、

Commented by Michael Kors at 2016-04-09 17:46 x
鍵コメさん、こんばんわ。
なつかしいでしょうね、、、
Commented by cocoservice fiv at 2016-04-14 23:59 x
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