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父譲りで就眠儀式は読書なの
2004.07.25

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ミンミンゼミがなき始める。暑い。
ウェブログで徹夜。
2004年 7月 25日 日曜日

 これから寝ることにしよう。さて今日の就眠儀式の本は、、、、。
    ウトウトウトウト、そしてぐっすり、、、、。
 
 物心着いた頃から私は寝る前に本を読むのが習慣になった。「
枕元には明日のご用意をしておくのですよ、とは祖母の教え。
ブラウス、スカート、下着、迷子札の小判型のネックレスなどを揃えておいていた。
電気スタンドが無い頃は天井の電灯をいつも消せずに寝てしまっていた。
読書感を書くようにという父の言いつけはあまり守れなかった。

 父の寝床と私の寝床は本で埋まっていた。子供の頃の習慣は変えられないのかもしれない。
今も私の寝室のベットの右も左も、枕の向こう側も本、本、本で埋まっている。
床から積み上げられた本や雑誌はベットの淵を遙かにこえて、体が右に傾くと右側の本は崩れ、
左に傾くと左が揺れと、どうしようもない。床にも積まれ、本と本の間をまたいで歩いている始末。 
右側と左側では本のジャンルが違う。右を下にして読んでいて、つかれると今度は左を向いて
別のジャンルの本を読む。夢中になると窓辺が白々としてくることも良くある。
 BGMは時によっていろいろ、、、。

 昨夜の本は、黒田恭一の「ぼくのオペラへの旅」ヨーロッパのオペラハウスと音楽祭を訪ねて。
彼の音楽の評論は好きで機会あるごとに読んでいた。
想像していたルックスとはあまりにも違う人であることが分かった頃、新国立劇場で一度みかけた。
なんだかいままでよりもっと親近感を覚えた。
 私がヨーロッパで初めて本場の芝居をみたのは1966年。
そのころから彼はイタリアやオーストリーのオペラハウスを貧乏旅行をしながら訪ねて歩いていたのだ。
確かな耳と感性をもった著者のオペラへの旅は愉しく夜の明けるのも知らず読みふけってしまった。
 ~~~~~~~~~
 私のオペラ歴? オペラは日本でも海外でも機会があれば鑑賞するようにしている。
昔演劇をしていたことがあるので、オペラの総合芸術としての芝居は愉しい。

パリに住んだ4年間にはあまり機会がなかった。
仕事と旅の愉しさで忙しく、そんな余裕がなかったのかもしれない。
日本に帰って後の1982年のミラノスカラ座の引っ越し講演頃からは機会があるたびに見ている。
1998年の新国立劇場のこけら落とし以来回を重ねている。

 海外のオペラハウスは、パリ・ガルニエ、パリ・バスティーユ、パリ・シャンゼリゼ劇場、ボルドー、
ミラノ、フローレンス、ベルガモ、ヴェローナ、ロンドン、グラインドボーン、イギリスの個人の劇場、
ザルツグルグなどなど。

 一番印象に残っているのは1995年のアレーナ・ディ・ヴェローナのアイーダ、カルメン、リゴレットか。
そして1997年のボルドーオペラ劇場の特別公演の椿姫。
ベルバカントも後援して、巴里の社交界がごっそりボルドーに現れて、
ボルドーのワイン造り手たちも勢揃い。
終わってからのフォワイエでのディナーは真夜中まで続いて、、、、、
 
父譲りで就眠儀式は読書なの_a0031363_151879.gif

  写真はアレーナ・ディ・ヴェローナでのリゴレット、August1995
by pretty-bacchus | 2004-07-25 04:41 | ♬Theaterオペラ演劇スポーツ | Trackback | Comments(0)
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