人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エリオット・アーウィット写真展
2007.05.07


English Here

 久しぶりの銀座は、おもったより静かだった。
松屋の前のシャネルのビルに入る。
ここ数年コレクションも感心がないから、あまり入ったことがない。
若い人が沢山買い物をしていた。

 四階にあるシャネルのネクサスホールで行われているエリオット・アーウィットの写真展に直行した。
(ELLIOTT ERWITT アーウイットと読むのはむずかしい)

ほどよい照明の会場には、あの見慣れたエリオット・アーウィットの写真がきれいなレイアウトで並んでいた。
オリジナルプリントをこんなに間近で観られるのはすごい!
目の悪い私は近くまで顔を寄せてみるが、これも許される。

 1950年代、60年代、1970年代、80年代、そして1990年代のニューヨークの写真の空気の違いは
作者はどんなふうに感じているのだろうか。
是非あってきいてみたいものだ。
人々、犬たち、著名人のポートレートなどなど、どれも独特の深いイメージで表現されている。
さすがである。
ケネディーが暗殺される前の写真と、その三年後のアーリントン墓地のジャクリーヌの写真が列んでいるのは
なんとも悲しさをさそう、、、、。

 モノクロの陰影を生かし、ユーモアとペーソスにあふれたとっても素晴らしい写真群だった。
写真は撮った場所と年が小さく書かれているだけ。
それが観るものにイマジネーションを与えるのだろう。
図録はないが、阿川佐和子さんはじめ各界の著名人が、自分で良いと思った作品を数点選び
コメントをつけている冊子が圧巻である。
それぞれの方が写真から感じる何かを記しているが、
同じ写真がこんなにも違う見方があるのかと思うものもある。
北野武さんは、全てが素晴らしくどれか一つを選ぶことなんかできないと言って白紙のまま。
さもありなん、、、、

 今回の写真展の素晴らしい成功は、写真家とシャネルと50人のコメントからなる冊子との
コラボレーションであると思った。

 最終日に無理をおしてきてみてよかった。久しぶりの美術鑑賞と銀座の夜。
雨の銀座は連休の最期で静かだった。
なんだかとっても疲れて銀ブラもせずに帰宅したが、充実した数時間だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜
http://www.elliotterwitt.com/で多くの写真を鑑賞できる。
下記はシャネルのホームページより拝借
エリオット・アーウィット写真展_a0031363_13493851.jpg


最終日最期の時間に静かに幕を閉じる瞬間をスナップ
((会場に、撮影禁止とは書かれていなかったが、もちろんカメラを取り出す雰囲気ではないが、最期に一枚)
エリオット・アーウィット写真展_a0031363_13543016.jpg

by pretty-bacchus | 2007-05-07 12:41 | ♠Photo,Mac写真/カメラ/マック | Trackback | Comments(2)
Commented by 写真好き at 2007-05-07 16:42 x
二回にわたるレポートを拝見。私はこの写真展をみそこなってしまいました。
それにしてもこの会場のスナップのフォーサーズはすばらしいです。
E410ですか。くらい会場でどんなふうに撮ったのでしょうか,興味がわきます。
Commented by nonbiri-mama at 2007-05-07 20:28
keicoさん
メールをありがとうございます。
御返事は 私のブログの方に 書かせていただきました。
名前
URL
削除用パスワード


<< 緑重ねて       生き恥をさらすブログに五月雨 >>