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Edoardo Valentini 冥福を 祈りて飾る 友のさけ
2006.05.04 木曜日 祝日

  明日はヴァレンティーニさんお初七日、モンテプルチャーノ・チェラソーロを写真にそなえて冥福を祈る。
 ヴァレンティーニさんからの手紙の一つを読み返している。泣けて泣けて、、、、
 国を超えてこれほど心が響き合った人はいなかった。

   ロレート・アペルティーノのヴァレンティーニさんの農場とお宅では沢山の写真を撮ったが全てスナップ。
 首から二台の重いカメラ、腰にはホロゴン16ミリのコンタックス。ガタガタと車に揺られながら、
 葡萄畑のお話しを聞きながら、時にはメモを取りながらカシャカシャかしゃと。食事中はカメラを机のおいて、
 写真嫌いなヴァレンティーニさんと聞いていたが、いつもごく自然に素敵な被写体となってくれた。
 なんだかお互いの暗黙の了解と信頼感、いや阿吽の呼吸と許し合いがあったような気がする。

  雑誌の掲載の後、ダイレクトプリントをお送りした。
 そのお礼のお手紙の一部には、
 「貴女の写真は芸術作品です。なぜならば、無言の映像ではなく、
 貴女がほんの一瞬のあいだに解釈し捉えとどめたその人を、その人柄をエピソードや物語についてを、
 貴女の撮った写真が語っているからです。全てが最高に美しい!」
 と書いてくださっていた。
 (実はそのお手紙はいつもハンドバックに忍ばせている。)
  たった一度ポーズを頼んだのがこの写真。
 三代にわたる男性を撮りたいと思ってお願いした。
 この写真に私はサインをしてお送りした。
 その意図も以心伝心でわかった彼は、この写真から肖像画を依頼したという。
 私が送った小さい写真は、ヴァレンティーニさんの机の上にいつもおいてあったという。

  アデュー我が友よ!
Edoardo Valentini 冥福を 祈りて飾る 友のさけ_a0031363_0333923.jpg

  息子さんとお孫さんの三人の写真。

ヨーロッパでは鳥たちは沢山の友達をいみするという。

 藤原さんからメールをいただいた、
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  ご冥福を祈ります。 
  こころが届く人が亡くなることほど、さびしい気持ちになることはありません・・・
  心の中にはず〜っと住み続けているとしても、
  もう二度とこころを通わせ、語り合うことができない。
  それが“死”なのですね。
  国を超えた友情は多くの人々に幸せをあたえてくれたのでしょう。
  合掌
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by pretty-bacchus | 2006-05-04 21:21 | ♥EdoardoValentiniヴァレ | Trackback | Comments(0)
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