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色彩で 異国の秋を 友有し
2005.1028 巴里にて

English Here 

 ホテルコルベール通りを左に入ったところに珍しい色鉛筆をうっている店がある。
宿から近いので、毎日通っている小さな通りにある。
太くで重いので、毎回数本ずつしか買っていけない。

 ぎりぎりぎりと、扉の下がすれる入り口を久しぶりに入ったら、店主が覚えていてくれた。
フランス語にすこしなまりがある人だ。
むずかしそうな本がたくさん並ぶ店の入り口に、この色とりどりの鉛筆が並んでいる。
ポーランドからくるということは今度初めて知った。

 今回も何本かを買った。店主がそ〜とカードを数枚だして、この絵はいかがですか、、、と。
おもいろいのを2枚買うことにした、
なんとなくおつきあいのつもりだった。
次に店主は、文庫本くらいのペーパーバックをしめした。本の題名はGENERALS。多分ポーランド語なのだろう。
「これは私が書いた物です、、、、彼は静かに微笑んだ。
どうやらお国ではすごい作家のようだ。
「今はひとりで住んでいます、、、、。
その言葉に彼の歩んだ人生が凝縮されているような気がした。
パリは人類のるつぼといわれるが、ホントニ、、、、

 年老いて異国で暮らす人ありき、年重ね巴里に旅する女あり
 
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by pretty-bacchus | 2005-10-28 03:33 | ♧Journey海外2004~05仏伊 | Trackback | Comments(0)
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