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ネット環境が悪くて、五日遅れになってしまいましたが、パリ二日目の記録です
2018年3月18日 日曜日 パリ二日目 氷雨 零下三度
 (ネット環境が悪くて、五日遅れになってしまいましたが、パリ二日目の記録です)
      (写真の説明はあとから、、、、)

 雨の音で眼が覚めた。午前七時。
すでにオートマティックにパリ時間になっているIpadのシリチャンに聞いてみた。
“シリチャンおはよう、今日のお天気は?”
“今日は寒い一日でしょう、、、。
画面をみると、零下三度!

 起きてみたらなんと昨夜はあのまま雪だったよう、、、。
初めての部屋の初めての夜はやはり少し不安だった、、、。
三月のパリなのに、まるで真冬の巴里のようだ。
今日のパリは冷蔵庫の中より寒いだろうという予報。

 アパルトマンの暖房は十分ではない。
エントランスを入って右側の高いところに温度計が立て掛けてあるのでみたらなんと17度。
これでは寒い。どうやらリヴィングの暖房があまり効かないようだ。
昔々パリのアパルトマンにあった、なんていうか鉄パイプが勝手に並んでいるようなもの。
形と同じでなんだかおかしくなってきた。

エントランススペースには暖房が入っているようなのでリビングに通じる扉を開けっ放しにして。
キッチン突き当たりの奥のバスルームに暖房機がよくきいているので、その扉もあかっぱなしにした。

 寒い。ともかく日本から持ってきているヒートテックの重ね着。
イクヨさんが置いていってくれたホッカイロを腰に貼る。
でもなんとなく自然なこんな生活は、それはそれで嫌いではないし、なんとかガマンができる。

 すでに二日目で時差はとれてしまったようで、それでもしばらくベットに横になって、
iPadで日経新聞などを読みながらゆっくり過ごす。

朝ご飯は何も無い。でも昨日ご馳走を食べたから今日は何もなくてもいいかもしれないな、、、、。
キッチンを探してみたがコーヒーメーカーはあるがコーヒーのカプセルがない。
緊急用に日本から持ってきた即席スープが三つあるのでお湯を沸かそうと思ったら、
電気ケトルの中に汚れた水が入っていて、そのうえ周りはカルキで真っ白になっている。
このケトルでお湯を沸かす気にはならない。
パリの水は何十年たっても変わっていないのだ!

しょうがない、、、イクコさんが買って置いてくださったミネラルウォーターで我慢することにしよう。
それからお土産に買ってきたカステーラと、JALの機内でいただいたジャンポールエヴァンの
チョコレートで朝食とした。まぁ痩せていいかもしれない、、、うふ〜。

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また少し横になってiPadを手に音声入力でブログの原稿書いたりしながら、、、。
午後になって雪がやんだようなので、すぐ近くのカフェへ出かけた。
一人だけれど少し大きな角のテーブル席をいただいてゆっくりと。

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ハムとビオ玉子のサラダを注文。飲み物を頼むと普通はリエットとかのおつまみがついてくるので、
エヴィアンとグラスワインのサンタムールを頼んだのだが、ポップコーンだった。
そのうえ赤ワインの味がどうもおかしい。なんとなくギャルソンに聞いたら二日前に開栓したらしい、、、。

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 このカフェの角のこの席は楽しい。
サントノレ通りとピラミッド通りの角にあって道行く人がなんともフランス的!(当たり前ですね〜〜〜)
お洒落なマダム、杖をついたお爺さん、腕を組んで楽しそうな若いカップル、
あら、、、、静かによりそう老年のお二人。
自転車でいく人も、人力車のようなホロの車にのっているカップル、、、。
そのうえ日曜日なので、家族ずれが多い。

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 ああ〜〜ワタシはパリにいるのだ、、、と妙な感慨。
今回のパリは、乗り気がしないままに時がたってしまってなんとなく出発した。
ただ時が流れるように、淡々とその日がやってきて、動く絨毯にのったように機内の人となった。

そこでは予期せぬ事がいろいろ待っていた。
まるで人生に疲れ切ったワタシに神様が下さった<新しい経験>だった。<未知への旅>かもしれない。
ファーストクラスは何度もいや何十回ものっているのに、まったく違った体験だった。
それはハードの面ではなくて、ソフトの変化なだったような気がする。

 ふと半世紀前の今でも忘れないエールフランスのファーストクラスで味わったあの感慨を思い出した。
さりげないサービスと笑顔。その機内には<異国の食べ物と文化>が一杯詰まっていた。
“マドモアゼル ビアンヴニュ! 離陸前にシャンパンはいかがですか、?
“メルシームッシュ〜〜〜アヴェックプレジール、、、、
それまでは使ったことがないフランス語での受け答え、、、。

離陸後に始まる食事のサービスは、その頃の日本では味わえないものだった。
ワゴンが静かにおされきて始まるフランス料理の饗宴
美しくもられたサラダ仕立てのオードブル、フォワグラやキャビアのサービス、
そしてそれぞれにあわせたシャンパンやワインが一緒に、、、。

メインディッシュのキャレ ダニョーは、お客様の好みに焼かれて温かいままはこばられて、
目の前でナイフがいれられる。
赤身からジュ〜〜という音が聞こえるような感じで暖められて、あの機内専用のリモージュのお皿にもられて
席に置かれる。 ボンナペティ、マドモアゼル! 

当時は日本では、まだレアーのこんな子羊をだすお店がなかったようで、キャレダニョー
エールフランスの機内が一番美味しいと評判となった。
ちょうどそのころに既にフランス料理の研究をはじめられていた辻静雄さんも絶賛していらした。
1960年代後半のことだった。

 それから五十年の機内食の歴史は、機内のソフトのサービスの歴史にもなるかもしれない。
1970年代初めには、大量海外旅行時代がやってきて、日本からも沢山のグループができて、
我もわれもと海外にでかけはじめ、なんとワタシはそんなお客様をお迎えするためにパリの駐在員として
派遣され、オルリー空港とシャンゼリゼ121番地にエールフランスの日本人応接係として
四年弱のパリ滞在となったのだから、、、。

 それから半世紀の紆余曲折の機内食とサービス。
機内では、決まった時間に起こされての食事から、<食事はいりません>という小さな張り紙を
はって寝ることが出来るようになり、カップラーメンがセルフサービスとなり、、、、
そして今では最初の食事だけが決まってサービスされ、あとは自由な時間にアラカルトで選べる、
とその変遷はなかなかおもしろい。

 そう、1970年代後半だったろうか、ボーイング機が新しくなったある時期に、
ジャンボの二階がサロンバーになったことがあった。
ファーストクラスからの螺旋階段を上ると、左側にバーカウンターが数席あり、少し高い椅子に座って、
お洒落にアペリティフやディジェスティフを味わえる。
奥にはふっかりしたソファー席が向かい合わせの四席と二人掛けの二席があり歓談を楽しめる。

そんな時代も長くは続かず、、、、二階席はやがてざわざわしたグループ席に変わっていってしまった。
寄港地もアンカレッジ経由やモスクワ経由がなくなり、今は直行便
パリはますます近くなったのだ。

 会社をやめてからは、ワタシはずっとJALにお世話になっているので、現在の三色旗会社のサービスは
よくしらないが、ことナショナルフラッグのJALとANAはどんどん改善されていっているようだ。

 そして今回のJALのパリ直行便。アップグレードでファーストクラスにお世話になって、その激変に驚嘆した。
機内のコンフィギュレーションは旅をさらに快適にし、ビジネスは小さな個室仕様の席が沢山できた。
外の空が見えないその席の仕様はワタシはすきではないが、多くのお客様がプライヴァシーが保てるので、
指定希望なのだそうだ。

 ファーストは左の窓側に二席、右に二席、そして真ん中に二席づつの八席。
どんなに太った人でも座れるような座席、その前にはオットマンと荷物置き、その上には20インチほどの画面。
一人の席で窓を四つも占領してしまっている。

キャビンアテンダントは以前のように押しつけがましくなく、さらりとサービスをしてくださる。
お酒のサービスもTPOをしっかりと食前酒、食中酒、食後酒、そしてお茶のサービス。
今回のメニューは、彼女たちも初めてのサービスのようで、愉しみながらしてくださった。
(この詳細は後日写真とともに掲載いたします)

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 パリのカフェで二時をすごして、さてセーヌ川あたりまでと思った頃にまた雪が突然やってきた。
傘はもってきているが、風が強いし、すべると怖い、、、。
それでもピラミッド広場まで歩いて左折、ルーヴル美術館を右にみて
ぐるりと廻って、宿に戻った。

 なんという静かな日曜日だったろう!
夜は一人で、近くの中華で軽く食事。
クラゲともやしのサラダと、野菜そば。
 またふりだした春の雪をコートに受けながら帰路につきました。

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(また雪がふってきたようだ、、、、)

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by pretty-bacchus | 2018-03-18 23:58 | ♪Journey海外2018PAR巴里 | Trackback | Comments(0)
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