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<第十九回書海社同人選抜展>で松川玉堂先生の『秋風引』を観る
2016年10月8日 土曜日 曇りのち夕焼け

 黎明の時がすきになって、その時間帯に目が覚めるとリヴィングに移って、カーテンをあける。
借景のイヌシデの木の向こうのほうが赤く燃えていた。
青い朝顔が有終の美を誇っているようだった。 今日も暑いのだろうか。

(黎明の時に、遠くの空が赤く燃えるのが見てとれた、、、、部屋の明かりがガラスに映っている)
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 夕方になって西の空が燃えてきた。
一日が終わるのはなんとも早くて怖ろしくなる。
出がけの前に屋上に上がって、暮れていく西の空に思いをはせた。

(午後五時半、出かける前に屋上ののぼってみたら、美しい夕焼けの西の空)
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(刻々と彩りは移り、、、、やがて今日という日の最後になる)

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 明日まで銀座鳩居堂にて開催されている松川玉堂先生関係の<第十九回書海社同人選抜展>は、
どうしても拝見しておきたかった。
五時を過ぎてから家をでた。 しばらく歩いて車に乗ってしまった。
銀座までなので、地下に潜ればよいのだが、地下はあまりすきではない。

 (銀座四目には新しいビルが)
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 夕方の銀座は混んでいた。
私はどこの国にいるの〜〜〜?って思ってしまうほどに聞き慣れない外国語が飛び交っていた。
爆買いが終了したと報じられているが、まだまだとんでもないと言う感じ。
鳩居堂も一杯の人。 手前のエレヴェーターで三階にあがたらそこは別世界でほっとした。

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 連れ合いの学校の先輩の松川先生は以前から存じ上げていたが、その先生に数人で書道を教えて
いただくことになったのは今年に入ってから。
書道は子供の頃にしたことがあり、たしか六年生の時には選ばれて、
上野の美術館での決勝戦に出たことがあった。

墨をすりながらのあの一時は心が落ち着いてとても好きだった。
筆と墨、そして和紙にいたるまで、かなり凝った時期があった。
手漉き和紙を京都の紙司さんにお願いして、毎月の季節の花を日本画の方に描いていただいてkeikoと
左下に小さく入れた便箋は海外の友人達を狂喜させたものだ。
もう何年も使っていないのは、やはりMac&プリンターの時代になってしまったからであろうか。

千代倉の叔母はとても達筆で、母の茶会の会記はいつも叔母が書いてくれていた。
パリに住んでいたときにいただいたお手紙は私の宝物で、最後に叔母がこの家に訪ねてくれたときには、
叔母の仮名文字の教本を置いていってくださった。
叔母が急逝をしたのは、それから間もなくだった。
さて、私のもろもろのコレクションは誰においていったら良いのだろう。

 三階と四階の間の踊り場には松本芳翠先生の五十代の頃のお作品もかけられていた。
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 松川先生のお作品は『秋風引』の一幅。
一昨日の夏日から急に秋日になっての今日にふさわしい、これぞのお作品。
風袋をつけない品のある、このお作品にあった軸づくりにも拍手。

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枯れたなかにも実に若々しさみなぎるお作品に感動してしばりたたずみ、、、、。
連れ合いも、これが一番! とずっとたたづんでいました!

『秋風引』
 何 処 秋 風 至
 蕭 蕭 送 雁 群
 朝 来 入 庭 樹
 孤 客 最 先 聞

    何れの処よりか秋風至る 蕭蕭として雁群を送る
        朝来庭樹に入り 孤客最も先に聞く

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 七十点ほどのお作品を拝見してすっかり暮れた銀座の四丁目から七丁まで銀ブラ!
(今は死語になってしまっているという)
Kさんからメールをいただいていてこれから夕食。
またまた新しい発見がありましたので、後ほど、、、。

 〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/21510673/
2015年8月1日 土曜日 晴れ 猛暑日
週末は本とレターペーパーと万年筆の思ひ出に酔うて

http://keico.exblog.jp/22476467/
2016年2月15日 月曜日 曇り
久しぶりに墨や硯の世界に遊んで、、、

~ 追記~~~
Macの中から十数年前の<墨>のデータを探しましたら、出てきましたね〜〜〜。
(検索のスポットライト恐るべし!)
これは細字によいといろいろ使ったのは新しいのもありますね、、、。
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(030425紀州松煙青墨司馬子長)

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2016年3月10日 木曜日 雨 のち曇り
染めと織りのお教室の後は、古希の手習いで再び書道を
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://keico.exblog.jp/1949551/
2005.05.19
小さな宝物、万年筆の思い出

http://keico.exblog.jp/3546659/
2006.04.30 日曜日 晴れ
春惜しみ心静かに墨を摺り

http://keico.exblog.jp/13045208/
2011年7月7日 木曜日 曇り
夜が更けて牽牛織女しのびあえ

上のブログから、
<NK先生は怪我から一年がたって、Nさんと祝杯をあげたようで嬉しい。
一本の電線は、次から次へと明るい灯火をともしてくれるのだ。
それが時にはブログをも駆け巡り、人の心に明るいあったかい灯火をともしてくれる。
これって新しい時代の友との関わりにちがいない、、、>


http://keico.exblog.jp/3054781
手創りのレターペーパー
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http://keico.exblog.jp/8589586/
2009年7月7日 火曜日 晴れ 七夕ですね、美しい満月でした。
満月と山梔子の香りって関係あるかしら

http://keico.exblog.jp/9248902/
2009年11月14日 土曜日 曇り
最後は友人へのギフトのご挨拶状の準備

http://keico.exblog.jp/10750242/
2010年6月4日 金曜日 晴れ
花の女 フランソワーズ・ジローの回顧展

http://keico.exblog.jp/11563577/
2010年11月12日 金曜日 晴れ
書き終えし手紙の束や秋深し

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2014年1月2日 木曜日 晴れ
お書き初めの後はおせち料理をいただいて

http://keico.exblog.jp/11831898/
平成23年1月2日(日) 晴
お書き初め筆にかわりてキー叩き >>書初や筆にかわりてキー叩く




by pretty-bacchus | 2016-10-08 23:59 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(2)
Commented by nanahan at 2016-10-12 15:27 x
しばらく書画展もご無沙汰しています。良い書は人を励ましてくれますね。
Commented by pretty-bacchus at 2016-10-14 16:54
ナナハンさん、古希を越えてからのお稽古ですが、楽しんでいます。

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