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志村ふくみ「色を紡ぐ-しむらの着物」展in Paris ワークショップ
2014年12月13日 土曜日 雨 一日雨志村ふくみ「色を紡ぐ-しむらの着物」展in Paris ワークショップ_a0031363_21252852.gif
 (日本文化会館のコンフェレンスルームにおいての昨日の
「色を紡ぐ - しむらの着物」展のブログは写真がまだでアップ出来ていない) 

 今日はふくみ先生の染めのワークショップが三時からあったのだが、小さなお部屋での人数制限と
消防法とかの為に参加することが出来なかった。
たまねぎ、茜、くちなしなどきれいに染まったとのこと。
(席をとっていただいていたと後からうかがったがトゥロタール!)

 夕方にもう一度ゆっくりと展示のお作品を見て回った。
今回の展示のデザイナーさんに脱帽!

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(ふくみ先生のご著書の<伝書>のなかから選ばれたお言葉が新しい作品として右側に掛けられて、
対面には、その翻訳のようが形でフランス語で大きく展開されている。)

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(フランス語は左から、LA VIE、LES COULEURS, LES PLANTES,  LES ANIMAUX, LES MENERAUX, LA NATURE)
 (染められた糸は奥に、、、)
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(この関係の写真も日本に帰ってからゆっくりと整理してここの追加しましょう)

追記:「色を紡ぐ - しむらの着物」展
http://keico.exblog.jp/20517282/
2014年12月12日 金曜日 パリ 雨の暗い朝 その一 巴里四日目
雨の暗い巴里の朝に弟の訃報をうけました。

 七時からは、先生と日本からいらしていた十四人の方とご一緒のディナー!
エッフェル塔が見えるおそらく三百六十度見渡せるレストランで会食。
(LES OMBRES、LE RESTAURANT DU MUSÉE DU QUAI BRANLY)
今後のご予定などもうかがうことができて、ますますのご活躍を心よりお祈りした。

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(雨の中をわたしはしばらく歩いて会場へ、、、)

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(ふくみ先生と郡山美術館館長の佐治さん)

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(アパルトマンからの真夜中の巴里の街の灯)
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以下、会館のホームページから
http://www.mcjp.fr/「色を紡ぐ/「色を紡ぐ
本展は、植物染料による独自の芸術的織物と文筆作品でも知られる染織作家、紬(つむぎ)織りの人間国宝である
志村ふくみと、その薫陶を受け、藍染めに新たな世界を探る志村洋子の作品約40点を紹介します。

会場では、染織表現の実践と東西の色彩研究の過程で著わされた本から抜粋した文章と思索の言葉を
作品鑑賞への導入として掲示します。
また、染色の素材となる植物や染められた糸、染織の工程を説明したパネルの展示により、
自然界の命を映しだす創作の過程を紹介します。

志村ふくみは1924年、滋賀県近江八幡市に生まれました。柳宗悦の「民藝運動」の思想に触れ、
1955年に染織の道を志し、日本の農家の女性たちが普段着の着物として織ってきた「紬(つむぎ)」を対象に、
自ら草木から染め出した多彩な色糸を独自の感性によって織り込み、紬織り着物に新しい美の世界を構築しました。
その特筆すべき感性と優れた染織技術により、1990年に紬織りの重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、
90歳になる今も、自然とその色の無限の多様性に魅了され、その思いを作品の中に表現し続けています。

パリ日本文化会館における本展が、志村ふくみと実の娘である志村洋子のフランスでは
初めての展覧会となります。二人の作家にとって、染織は単なる芸術活動ではなく、
何よりも自然と私たち人間との共生のための思索であり探求であるのです。

日本人の美意識の中で色彩感覚は大切で、江戸時代に流行した「四十八茶百鼠」という表現にも表れています。
そして、志村ふくみの創作においても、この日本独自の色彩文化が継承され、色の選択に細心の注意が
払われています。京都の緑に囲まれた工房周辺の丘で、紫根、茜、蘇芳、くちなし、玉ねぎなど、
多種多様の植物から染料を用意します。

志村ふくみは、紬織り着物に洗練された抒情性を与え、芸術にまで発展させました。
紬は、長い間、農婦が織る庶民の普段着との布でしかなく、古くから伝わる縞や絣など平凡でありふれた文様に
限られていたため、友禅染のような芸術性を備えたものにはならないと思われていました。

染織の道に進み、母親のもとで学び始めて3年で、第5回日本伝統工芸展に紬織着物を出品し
奨励賞を受賞します。独創性と色彩のハーモニーからなる美的感性によって、紬織を変革しました。
日本の古典的色彩論の研究に始まり、1980年代にはゲーテとルドルフ・シュタイナーの色彩論の研究へと至り、
洋の東西を問わず色彩論を究め「かつて一色に十年と思っていたが、この頃は一色一生と思っている。」
と語っています。

志村ふくみにとって、染織はひとつの哲学であり、「色には色ではない宇宙の神秘がある」と述べています。
それは、私たちが目にする色彩はそのままの色素としては抽出できないからです。
植物による染色をとおして、自然の内包する無限の世界を垣間見て、生命の神秘、
自然の中における人間の位置ついての理解に至ります。
1990年に洋子と共に創設した工房で、月齢を示す暦に基づき四季の移り変わりを見つめながら
創作を続けています。

ノーベル賞作家、川端康成は1970年にある図録の中で、志村ふくみについて『優雅で微妙な配色にも、
自然にたいする謙虚で素直な心が通っている。』と述べています。


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 ふくみ先生関係のブログはいろいろあるがアルスシムラ関係では、、、

http://keico.exblog.jp/17654086/
2013年4月16日 火曜日 晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>開校式&入学式とレセプション
27日まで開催中のプレオープン展「シムラのルーツ」は、ふくみ先生の染めと織りの源流を、
第一章から第八章までの形で展開されていて、それは、江戸から明治大正昭和へと日本人の<知と技>
<心と魂>の伝承の歴史そのもののようだ。


http://keico.exblog.jp/17463363/
2013年3月15日 金曜日 晴れ 京都にて
「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一

http://keico.exblog.jp/17488692/
2013年3月19日 火曜日 曇
「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その二
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http://keico.exblog.jp/17620941/
平成25年4月15日(月) 晴れ 2013年4月15日 月
志村ふくみ・洋子の染織の世界 <アルスシムラ>
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http://keico.exblog.jp/17660953/
2013年4月17日 水曜日 曇のち晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>第一日目の授業
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http://keico.exblog.jp/17700781/
志村ふくみの<アルスシムラ>2013年4月24日 水曜日 雨
志村ふくみの<アルスシムラ>第二日目の授業
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http://keico.exblog.jp/17706131/
2013年4月25日 木曜日 晴れ
<アルスシムラの本科必須の美術の実習講義>
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http://keico.exblog.jp/17768413/
2013年5月8日 水曜日 晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>第三回目の授業
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http://keico.exblog.jp/17811628/
2013年5月15日 水曜日 晴れ 京都
さかのぼって、志村ふくみの<アルスシムラ>第四回目の授業
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http://keico.exblog.jp/17850420/
2013年5月22日 水曜日 晴れ 真夏日か?
志村ふくみの<アルスシムラ>第五回目の授業。
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http://keico.exblog.jp/17869799
2013年5月29日 水曜日 雨 京都にて
NHKのプロフェッショナル <いのちの色で、糸を染める 染織家・志村ふくみ >
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http://keico.exblog.jp/17915687
2013年6月5日 水曜日 晴れ
<アルスシムラ>第七回目、京都通いも慣れてきましたが、、、
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http://keico.exblog.jp/17949306
2013年6月12日 水曜日 京都にて 雨の予報が快晴
<アルスシムラ第八回目の授業の日>の京都は猛暑日
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http://keico.exblog.jp/17985541
2013年6月19日 水曜日 京都は雨
<アルスシムラ第九回目>本織りがはじまりました

http://keico.exblog.jp/18015715
2013年6月26日 水曜日 雨
<アルスシムラ>第十回目の授業で織りの様子がわかってきました
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http://keico.exblog.jp/18015715
2013年6月26日 水曜日 雨
<アルスシムラ>第十回目の授業で織りの様子がわかってきました
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http://keico.exblog.jp/18046676/
2013年7月3日 水曜日 京都にて雨
<アルスシムラ>の十一回目の織りの様子
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http://keico.exblog.jp/18047007
2013年7月4日 木曜日 京都は今日も一日雨
アルスシムラの補習で織りを進める
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http://keico.exblog.jp/18078487
2013年7月10日 水曜日 晴れ 猛暑日
猛暑の京都でダウン、アルスシムラは午後からに
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http://keico.exblog.jp/18080076
2013年7月11日 木曜日 晴れ 猛暑
アルスシムラの補習で織りは大分慣れてきました
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http://keico.exblog.jp/18130202
2013年7月17日 水曜日 晴れ その一
<アルスシムラ>十三週目になりました
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http://keico.exblog.jp/18207427/
2013年7月24日 水曜日 晴れたり曇ったり
<アルスシムラ十四週目>織りの最後となりました

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http://keico.exblog.jp/18337879
2013年7月31日 水曜日 雨のち曇り
<アルスシムラ十五週目>最後は嵯峨の都機工房で卒業式

http://keico.exblog.jp/18831918/
2013年10月20日 日曜日 雨のち曇
アルスシムラの予科第一期生<水桜会>の第一回同窓会



     〜〜〜〜〜〜〜〜 写真をクリックすると大きくなります 〜〜〜〜〜〜〜
by pretty-bacchus | 2014-12-13 23:58 | ♪Journey海外2014PAR巴里 | Trackback | Comments(8)
Commented by 郁子 at 2014-12-16 00:45 x
志村先生のパリでの個展、ほんとに素晴らしいですね。人間国宝でいらっしゃるふくみ先生のお仕事のパリでのご披露。大々的で、しかもエレガントな展示はさすがにパリですね。
もう夜が遅いので、何れまた書きたいと思いますが、13日の朝日新聞「ひと」欄に、<京都賞を受けた染織の人間国宝>の
タイトルで先生の紹介が載りましたよ。
タイミング的にこのフランス展の関わりで?と思いましたが、それには触れてなくて、京都賞がメインのようでした。記者の方が案外ご存知でなかったのかもしれません。
ふくみ先生の事ならやはり敬子さんですね。
文化の日の「四季と心をつむぐ糸」の放映、敬子さんが見逃されたとおっしゃってたので、録画で見た私は、感動のいくつかの場面を敬子さんにメールしたいと、メモをとっておいたのですが、アクシデントや雑事に紛れて、怠ってしまったこと、フランス展を知った時、後悔したのでした。尤も、敬子さんはすでにご存知の事柄かもしれませんが・・・
ひと欄に90歳と出ていましたが、パリにはお出かけになられるし、お仕事は日々精進なさいますし、唯々頭がさがるばかりです。
帰国後のアップを期待しています。
Commented by 婆美以 at 2014-12-16 01:22 x
ふくみ先生のご年齢など超越された気魄には畏敬の念を覚えます。
浜松にて先生が時にお見せになった眼光の鋭さ、、芸術に終わりはないと無言に語られる眼差しでした。
それはパリの、フランスの、人々に感動となって伝わったと確信します。
日本女性の誇りです!
こんな素晴らしい方からの薫陶!!敬子さまに具わったギフト、素晴らしいです!

心身ともに目まぐるしいご様子の旅、御自愛なさって下さいね。

エッフェル塔の画像の向うほぼ中央辺り友人のアパルトマンのあったボスケ通りかしら~♪

Commented by nanahan at 2014-12-16 05:54 x
忙しそうですが、良い旅、中味のある旅をしておられますね、無理をしないように~~~。お帰りを待っています。
Commented by pretty-bacchus at 2014-12-16 08:15
郁子さん、ほんとうに凄い方です。ご一緒させていただいて多くのパワーをいただいています。
いつもコメントをありがとうございます。
もうあと十数時間で巴里を離れます!!

Commented by pretty-bacchus at 2014-12-16 08:17
婆美以さん、実に神様のお心のように思います。
弟の御霊を思いノートルダム大聖堂でロウソクを灯しての一時でした。
不思議な出会いがあって驚いています。いずれまた、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2014-12-16 08:20
ナナハンさん、中六日の旅とは思えない充実している感じです。あと十数時間で出発です。
最後までご加護あらんことを祈りながら、夜のエッフェル塔をみています。

Commented at 2014-12-16 09:20
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2014-12-16 18:57
鍵コメさん、お気持ちよ〜くわかります!

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