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<アルスシムラ>の三ヶ月の成果ですが、、、
2013年7月1日 月曜日 晴れ

 早や2013年の後半になってしまった。
今年の半分は過ぎたのだ。
光陰矢のごとしとはよく言ったもの。

 アルスシムラの織りの様子も少し慣れてきて試織り二〇センチプラス本織り七十五センチが終わった。
途中でスナップした写真を貼り合わせてみたが、縮小されていて七十五センチにはならないが、
大体のイメージをみることが出来る。
なんだかあまり納得がいかないな、、、。
でも人生最初でたぶん最後の染めと織りの結果生まれたモノなのだから、
これは経帷子にしてあの世への旅立ちに儀式に使ってもらおう。
二十数色からなりこの織物から出る煙突の煙は何色になるだろうか。
その灰は、セーヌ川に流して欲しいと友に頼んであるがさてうまくいくかしら?

<アルスシムラ>の三ヶ月の成果ですが、、、_a0031363_23151689.jpg

<アルスシムラ>の三ヶ月の成果ですが、、、_a0031363_2315477.jpg

<アルスシムラ>の三ヶ月の成果ですが、、、_a0031363_2316733.jpg (プリントした紙の廻りを少し落として、、、、)

 限りある染め糸を使えるセンチメートルを考えて全ての色を入れてみたのだが、
やはり少し欲張りすぎたに違いない。
でも、ふくみ先生がおっしゃるように<植物から大切なモノをいただいている>のだから
手元にある色糸は全部使いたいの!

 一綛あるのは白、桜、カラスノエンドウだけで、あとは半綛が冬青、鉄観音、きんもくせい、くちなし、
しろつめ草(クローヴァー)、グレーの桜の六色、
四分の一がさるすべり、冬青、茶、アメリカふうろ、やえむぐら、ヨモギ六色、
もっと少ないのがタマネギ二種、山梔子、蘇芳を三種、茜、しらがし、藍の九色と
最後にわずかにいただいた紫。
色でいうと十八色なのだが、糸綛は二十五ある。
冬青が二色に、山梔子も二色、桜も二色、燃えるような赤の蘇芳は三色と、媒染違いで色合いが違っているが、
どれも植物の命の息吹が匂いたっているようだ。

 少しデザインを変えて、織りの右につける織り案内テープの作り直しをした。
自然界の桜の木と花の感じにしたかったので、結局一番下は、グレーの桜から初めて、
くさぐさの緑系、、、黄色で光あふれて、、、。
胸のあたり顔の下あたりは明るい蘇芳と茜、上の方が桜の花と白い雲、わずかにある藍で
青い空が出せるだろうか。
最後は桜色で終わり七十センチまで。
そのまま織って途中でグレーの桜に変えて七十五センチまで。
こうすることで、上と下の縫い代が少しずれても大丈夫。

 織りに残されたのはあと四日。
明後日の様子をみて補修をさせていただくかもしれない。
そうこうしている内に七月も終わってしまうのだ。
光陰矢のごとし。ル・タン・パス・ヴィット! 嗚呼〜〜!

 夜はSご夫妻とお相撲のお礼の夕食でヌーヴェルチャイニーズ。
四人でのお食事は初めてだったので、お互いプライヴェートなことをいろいろお話しできて嬉しい〜〜!
食後酒は、赤坂の高田さんのお店でスイカと、マンゴのカクテル。
“こういう処に来たかったのです〜〜”とS夫人の可愛いお言葉がとっても新鮮。

 来年の桜は彼の会社のヘリコプターで
東京の桜を撮らせていただけそうで、嬉しい〜〜〜な!
人間到る処青山あり。
私ってほんとうにおめでだいほどオプティミスト!



by pretty-bacchus | 2013-07-02 23:58 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(0)
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