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「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一
2013年3月15日 金曜日 晴れ 京都にて

 とことこと夜汽車に乗って京都入り。
今日の予定が変わってお昼までに美術館に入りたかったので昨夜遅くに京都に入った。
昨夜は心を許せる友との語らいでくつろいだ一時をすごせてゆっくりと休めた。
朝の目覚めはさわやか。カーテンを開けると遠くに東山をかいまみてきれいな青空。

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 午後一で岡崎の細見美術館へ。
明日から始まる「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」
のプレスご招待の日。
親子作歴30周年を記念しての特別展で、お二人が実践してらした染織表現の理念と実際の集大成を紹介する
展覧会。自然から命をいただき織りなす染織作品の奥に存在する精神性や染織における色彩論や言葉、
日本の伝統的自然観などの提示をめざして両先生と学芸員の吉川さんがここ数ヶ月を費やしてらした。

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 ふくみ先生、洋子さんに久しぶりにお目にかかれてとても嬉しい。
おじゃまにならないように皆さんには一歩も二歩も下がるようにしてお作品を拝見した。
新しく織られた新作四十数点が会場を輝かせていた。

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 茶室<古香庵>での<敬の愛するしむらの色>の特別展示ではふくみ先生の初期のお作品<海市>から、
洋子さんの<聖グレゴリウス>などの十数点がショーウイドーではなく生の風をうけて展示されている。

 この日にあわせて求龍堂からふくみ先生の書き下ろし<伝書 しむらのいろ>が出版された。
求龍堂素晴らしい編集者Mさんにもお目にかかれた。
最晩年を迎えていらっしゃるふくみ先生のますますのご活躍をそって祈った午後だった。

 お許しをいただき写真を撮らせていただいたが、後日にもう少しアップしておきましょう。
詳しいことも後日に、、、、。

「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一_a0031363_5493270.jpg (小裂帖や風呂先屏風も)

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「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一_a0031363_5515121.jpg (今回は糸と原材料もいろいろ展示されている)

「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一_a0031363_5524695.jpg (茶室にて、、、)

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「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一_a0031363_5535674.jpg (1988年お作品<桜の園その一>と


1989年の<秋雷>。
(紋の刺繍を入れることにより、作品としての紬は正式なお席や茶道の世界にも受け入れられた頃のお作品。)

ふくみ先生は1990年には重油無形文化財(人間国宝)に認定された。

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(茶室の入り口には「つるし雛」が飾られている。
先生方が訪れた東北の被災地にあった「つるし雛」が、先生方の織った裂で東北地方独特の手仕事で
創るられている。鳥や動物、果物や履物、縁起物などが輪の周囲にぶら下げる飾りもの。






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by pretty-bacchus | 2013-03-15 23:58 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(4)
Commented by 婆美以 at 2013-03-16 12:48 x
いいですね~!今日はギャラリートークを楽しまれていらっしゃるでしょうか!
ギャラリートークは予定が無理でしたが会期中に行きたいと思っています。
この美術館は空間そのものにも魅力があるし展示も充実していて見ごたえがありますね。毎回見た後に、歩いた距離の割には脳も心もドッと疲れています(^^ゞ
意志のある美術館ですね。まさに志村先生がたの展示に相応しい空間ではないでしょうか!
レポート楽しみに致してます。
Commented at 2013-03-16 21:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2013-03-17 02:20
婆美以さん、今日は別の予定がありましたので、、、、。
カタログと招待状を数日中にお送りいたします。
茶室の展示は今月いっぱいですので、お早めにいらしてみてくださいませね、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2013-03-17 02:21
鍵コメントさま、はい、そうでした。
トスカーナの風を感じてくださったら嬉しいです。

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