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神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜
平成24年4月11日(水) 晴れのち曇り、夕方少し雨

 東京の街は桜並木がとっても多くなったような気がする。
そして今年の桜は色がきれいだった。

 今日は車で桜逍遙。
Hさん、Aさんと<桜ランチ>を楽しんだ後、Aさんの車で15時に半蔵門を出発した。
少し散り始めた半蔵門公園や英国大使館の桜の花びらに送られて、千鳥ヶ淵の桜を愛でて、

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(アルゴの窓際から、千鳥ヶ淵公園の彫刻をカシャッと、、、)

靖国神社に突き当たり右折、九段下交差点を左折して、飯田橋駅を通過。
このあたりも大きな道の左右には桜が植えられていて、車窓から歓喜の声!
神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_1575290.jpg (車窓から靖国神社の鳥居を、、、)

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 大曲を道なりにゆるく左カーブして、江戸川橋交差点を直進し、リーガロイヤルホテルを左に見ながら直進、
都電早稲田停留所を通過、面影橋電停の昔の駅がなんとも情緒ある街並み! 右前方の桜並木が見えていて、、、、
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〝右前方、、、神田川の桜並木です〜〜〟
〝降りてみたい〜〜〜〟

 突然に次の信号を右折したら、まあ〜〜折からの風に桜吹雪の一時、、、、。
それは「あけぼの橋」という、この区の神田川での明治通り手前の最後の橋。
橋はほんの数メートルで車一台が通れるくらいの小さな橋で、同じ神田川でも聖橋や江戸川橋、水道橋とは大違い。

 その小さな狭い橋の右にも左にも大木の桜の木!
車を止めて、しばし桜酔い!
車の通りの人通りもほとんどなくて桜吹雪に酔って感涙!

 橋の下には、大きな大きな一枚岩があって、その襞の上に散った桜が積もっていて、
大きなアートのオブジェを鑑賞しているよう、、、、。
一枚板の岩に散った桜が積もって、その両脇を花筏が流れていき、、、それはそれは見事。

一枚岩によって左右に水が振り分けられて勢いが増し、水が渦巻いて落下した桜の花びらが渦を巻いて流れていく。
一日早くとも遅くとも違った景観だったかもしれないと思うと感無量。
まさに、今日がこの橋の桜の観賞に適した年に一度の感!
(<おもかげばし>から上流部は、一枚岩と称する巨岩があることでも知られていて、
かつては面影橋上流付近から落合い方面にかけて、川底から大亀の甲羅のような岩の露出が数箇所見られたとのこと)

 神田川は東京都を流れる一級河川で流路延長24.6kmととても長い川で、都内における中小河川としては
最大規模だが自然河川なのだそう。
東京都の二十三区の内、杉並区、中野区、新宿区、豊島区、文京区、千代田区、台東区、中央区を流れていて、
その間になんと140もの橋が架かっているという。そして都心を流れているにも拘らず全区間で開渠であるのだという。

三鷹の頭恩賜公園内にある井の頭池に源を発し東へ流れ、台東区、中央区と墨田区の境界にある
両国橋脇で隅田川に合流し、かつては「神田上水」を取水し、江戸の水道として利用されていて、
二代将軍徳川秀忠の頃にその改修が始められたというのだから、水の歴史もまた素晴らしいものだが、
今の姿になるまでには紆余曲折があったという。

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神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_15222299.jpg (このまま壁にかけたら一枚の大きなアート作品となるような、、、、、)

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神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_15271925.jpg   (三人の子供が桜吹雪に歓声を上げて、ママは一生懸命自転車を、、、、)

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神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_1539122.jpg (欄干から体を傾けると、この大岩が全部見える、、、)


 後ろ髪を引かれながら、神田川沿いの桜を後にして、その後目白の高台に出て目白通りを右折、
少し行って左折して1kmほど直進で護国寺を通過。
〝母が数年前にお茶のお席を持ったの、、、
と、Aさんのお母様もお茶をなさったので、思い出話し、、、。
そのまま2kmほど直進して左折してすぐ左側が六義園!

なんだか胸が熱くなって、、、私だけ車を飛び降りてエントランスへ走った。
4時28分なのに、〝5時までですがよろしかったらどうぞと、とても親切な対応でありがとう!
何十年ぶりだろう、この地に立ったのは!
六義園は、赤ちゃんの頃に遊んだ公園で、綺麗なおべべを着て、祖母や母に抱かれた写真がアルバムに沢山ある。
あの頃に父が何のカメラで撮ってくれたのだろうか、、、覚えているはずもない記憶を辿って、
小さな丘や峠の名前が付く小径や細い橋を渡って池のほとりまで数分。
しだれ桜の時期は終わってしまっていたが、池の近くの大きな桜の木は満開!
待っていてくれたのね、ありがとう、と木肌をしっかりとなでて桜の精をお話、、、
きっと子供の頃に私が観た桜に違いない。

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 (ぐるっと回って、、、)

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 閉園のチャイムがなって、別の小径をたどり小川の橋を渡って出口へ。
半時の陶酔に酔ったまま、、、、車はやがて東大の赤門を通り、お茶の水を左に見て右折。
この間にも桜の街路樹は続き、やがて飯田橋から市ヶ谷へかけての外堀の桜並木に驚喜の声!
少しだけ散り始めたまさに満開最後の今日の桜だったでしょう。
(ここは走る車からの動画を撮ったのですが、まだ未整理です)

神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_16154299.jpg (車窓を桜のカーテンが揺れている、、、、)


 市ヶ谷の駅を左折して、堀沿いの細い道へ入って、飯田橋方面まで続く桜並木を車掌から鑑賞。
途中を右折して靖国神社の桜を横目で見ながらまた市ヶ谷の駅へ。
今日の最後の桜は上智の土手の桜のトンネルを通過して、、、、。
神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜_a0031363_16165975.jpg (やまぶきの花と桜並木、、、、)

 アトレ内にオープンしたスタバでしばらくおしゃべり。
カメラのことマックのこと写真の事など、プロの方のお話を聞くのはなんとも素敵な時間で、、、、

感動と感謝の半日でした。
自然界の営みと巡り来る季節の遷いにしばし身をおいて、桜花満ちた都会の春は、この上もないひとときでした。
あと何年このような春を愛でることが出来るのだろうかと、、、ふと不安を覚えてもしまったのですが、、、、。

〜〜〜〜〜

神田川の詳しくは下記のウィキペディアへ
http://ja.wikipedia.org/wiki/神田川_(東京都)
神田川

<神田川逍遙>というすばらしいホームページをみつけました。
http://www.kanda-gawa.com/guide/top.html
<神田川逍遙>

六義園
http://ja.wikipedia.org/wiki/六義園
六義園
by pretty-bacchus | 2012-04-11 23:59 | ✿ฺCherryBlossomさくら桜サク | Trackback(1) | Comments(8)
Tracked from personal loa.. at 2014-10-30 02:08
タイトル : personal loans for people wi..
神田川桜逍遙と六義園、そして市ヶ谷の桜 : 生きる歓び Plaisir de Vivre。人生はつらし、されど愉しく美しく... more
Commented by galleryF at 2012-04-14 22:25
こんばんは、pbさん。
素晴らしいロケーションですね。
両側がコンクリートなのが残念ですが…
何枚も何枚も撮られた心情、よく分かります。
ぼくも同じことをしたでしょう。
それにしても川とも言えないようなコンクリートに囲まれた運河のようなところなのに
桜というエッセンスが加わっただけで本当に一幅の絵の如くになるのですね。
ぼくは常々桜には意思があると感じていますが
こういうところに生える桜はコンクリの上に花びらを落として
味気ないところに色つやを加えさせているのですから、侮れません。
Commented by bernardbuffet at 2012-04-14 23:09
>感動と感謝の半日でした。
スピード感のある文章と、畳み掛けるような桜と神田川の写真のリズム。感動が伝わってきました。
神田川沿いは桜が多いですね。ほとんど神田川沿いと言ってよいほどのところに住んでいますが、家の近所にも毎年撮影するポイントがあります。(先週撮影してupしています)
Commented by taketyh1040 at 2012-04-14 23:16
こんばんは。初めまして take1040 と申します。
お気に入りに登録して、時々(かなり)楽しみに拝見させて頂いています。
桜の感激が拝見する者にも伝わって参ります。素晴らしい中継のようですよ。
同じ頃、千鳥ヶ淵〜北の丸公園、新宿御苑と桜を訪ねてカメラ道中をしていましたので、余計に実感が解りました。
有り難うございました。
Commented by 郁子 at 2012-04-14 23:28 x
あの一枚岩は上流の曙橋からの景観だったのですね。そう、思い出しましたよ。もう何年も前の事でしたので、自分のアルバムで確認しようとしたら、パソコンからはすでに取り外されていました。ウィンの時重くならないように、2年経つとCD.Rに保存して削除していたので。
でも記憶が蘇り嬉しいです。今年は精力的に桜に打ち込めましたね。お陰で私も居ながらにして花見を楽しめて幸せです。
色々回ってみると東京の自然は、庭園を含めて結構豊かだと痛感いたします。
六義園も懐かしい。若い頃千石に住んでいたので、六義園はよく訪れたのです。もうかなりご無沙汰しているので、樹々がすっかり大きくなっている感じがします。
下から3枚目のは落椿ですか?落葉と散り桜と落ちてなお妖艶さを留めている椿と、これまた心に残る一枚です。
車で効率的に回られて、持つべきは良き友、敬子さんはお友達に恵まれてやはりお人柄なんですね。私もその一端に座して?幸せです。
Commented by pretty-bacchus at 2012-04-16 00:02
galleryFさん、いつもコメントをありがとうございます。
ほんとうに細い川で、コンクリートに挟まれていました。そんななかで
サクラの精の命をはなっていました、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2012-04-16 00:07
bernardbuffetさん、こんばんは、サクラもサザンカの季節の去らんとしています。
これからは緑に絨毯が美しくなる頃ですね。

Commented by pretty-bacchus at 2012-04-16 00:13
taketyh1040さん、おいでいただきコメントをありがとうございました。
このあたりの老木の桜はなんだか人の心をもっているように思えることがよくあります、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2012-04-16 00:16
郁子様、続いてありがとうございます。
東京の自然は庭園を含めてとても豊かだと思ったこの春でした。

閉園せまる細い道に、落ち椿が横たわっていましたのです。
桜の花びらと相和して、朽ちゆくまえの最後の姿は感無量でした。

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