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大統領日本で寿司か四月馬鹿
2011年4月1日 金曜日 晴

 あちこちで桜の便りが聞こえているが、なんだかいつもの年のように華やかな気分にはなれない。
結局今日も一日桜を撮りにでかけることはなかった。

 お昼前に計理士のFさんがいらした。
もう何十年来のおつきあいの、ぼくとつな感じのまじめな方。
母の昔のお弟子さんのご主人で、長い間だ国のお仕事をしてらして十年ほど前にやめて、
個人事務所を開かれた。
昨年奥様が急逝されて、とてもお寂しそうなのだが、“今回のニュースの見るのがつらくてね、、、、”と。
そう、彼は岩手のご出身だったのだ。
東北のことなどもお話になられて、、、、月末には訪れるとおっしゃってらした。

 夕方にMさんと久しぶりにお話しをした。
某建設会社を数年前に勇退した方で、東北地方の多くの事業にもかかわっていらしたとのことで、
今回の原発の事故処理の根源の悪い面をいろいろ話してくださった。
東電も下請けも、もちろん国も、原発について、特に事故が起きたときの対応のノウハウなどはは
ほとんど皆無で無知なのだそうだ、、、。
“そんなバカな、と言ったが、どうやら本当らしい。

その上、Cさんもブログで書いていらしたように、日本の原発の建設費は他の国よりも異常に高く、
それは造った会社と政治家と現地の某氏達に流れているのがその理由なのだという。
その関連のなかにはM建設もあり、あの岩手県の問題になっている政治家Oもいるのだという。
“それならなぜメディアはもっと伝えないの? “どうして検察はだまっているの?”と、
思わず大きな声をだしたら、、、、“耳がこわれるよ、、、って言われてしまった。
そういう事も含めて、早く正常にもどってほしいものだ、、、、。

 そして、そんな日本を今や、虎視眈々と狙っているのはアメリカとフランスなのだそうで、
両国とも原子力の国であり、そのノウハウの蓄積はとても高く、どんなことでも援助を惜しまないと
言っているのだそうが、それもまたこわいこわい、、、、なのだそうだ。
広島長崎での非情な事態のデータをすべて持ち帰ってからの研究なのだそうだから、
なにがなんだかわからなくなってしまう、、、、。

奇しくもこの時期に大勢の専門家を引き連れて来日したサルコジ大統領は、
今日の<四月馬鹿>の日に、日本で好物の魚や鮨を食べているのだろうか!
エイプリルフール(フランス語ではポワソンダブリルPoisson d'Avri、「プワソン・ダヴリル」 四月の魚)
日本語では「四月馬鹿」、漢語的表現では「万愚節」、子供の頃には、
4月1日には嘘をついてもよいという風習で、どんなふうにして父や母をだまそうかと楽しんだ記憶もあるが、
今は、今年は、そんな気にはとうていなれない、、、、。

陽が落ちた頃に母と電話で少し話した、、、なんだか少し忘れっぽくなっているようで心配だ、、、、。

 七時のニュースの終わり頃に、緊急地震速報で秋田と青森、、、、え、今度は向こう側なの? 
震度五だった。まだまだ余震は続くのだろう、、、、。

 夜にフランスの友人からメール。
“ケイコ サヴァ? フランスの大統領は、プワゾンダブリルに、日本で魚を食べているの?
お寿司が大好きな彼女の<うらやましジョーク>なのだろう。

 昨日の続きで、旅の写真の整理を少しだけ、、、、去年のイタリアの旅では初めて鑑賞したフレスコ画は
たくさんあった。
その中でやはり一番印象に残っているのは、モンテルキの小さな小さな修道院にひっそりと残されいる
ピエロ・デッラ・フランチェスカの名フレスコ画<出産の聖母>と、
プラートのドゥオーモのフィリッポ・リッピのフレスコがの一軍だった。
少し焼き直してみた。

大統領日本で寿司か四月馬鹿_a0031363_1242169.jpg

(D5000のヴァリアングルフリーを上からのぞいて、手持ちでそっとシャッターをきりました。
1/30で落ちていました、)

大統領日本で寿司か四月馬鹿_a0031363_1235794.jpg

 (左右からカーテンを持ち上げる天使たちの真ん中に立つ聖母。深い憂いを秘めたその表情、
硬く結ばれた唇、わずかに下を向く視線、、、、。
この場所から数キロ登った場所にあった修道院の壁からそっとはがされて移されたのだそうです。
その部屋は薄暗いほんの十畳ほどで、黒縁の枠に入れられてじっと佇んでいるのです、、、、この聖母は。
ボッティチェッリなどより一世代前のイタリア初期ルネサンスを代表するこの画家は、
母なる聖母を描いたのです)

大統領日本で寿司か四月馬鹿_a0031363_1252581.jpg
(十数面ある聖書の物語、、、、ワタシはこのサロメの場面が一番気に入りました)
大統領日本で寿司か四月馬鹿_a0031363_1255889.jpg


http://keico.exblog.jp/10959459
「出産の聖母」
ピエロ・デッラ・フランチェスカの名画「出産の聖母」
平成22年6月30日(水) 晴れ

http://keico.exblog.jp/10951108
<出産の聖母>を鑑賞
2010年7月9日 金曜日 晴れ?
(2010.06.30 モンテルキの小さなミュゼで巨匠ピエロ・デッラ・フランチェスカの名フレスコ画<出産の聖母>を鑑賞
by pretty-bacchus | 2011-04-01 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(2)
Commented by おばさま@札幌 at 2011-04-02 06:02 x
四月ばかの日に北極圏から戻りました。
ツンドラ地帯まで足を踏み入れ、野外で炊事をしたサバイバル撮影でした。
往路のシアトル入りではどうも火薬反応を調べられました。
検査レベルは一番高いレベルに引き上げられていました。
復路のシアトル便で到着地成田の気温その他の情報に添えて放射能の危険度情報も含まれていました。
ちょっと微妙な心理になりました。
Commented by pretty-bacchus at 2011-04-03 00:49
おばさま@札幌さま、お帰りなさい!
ツンドラでのサバイバル撮影ですか、、、ブログで拝見するのが楽しみです、、、。

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