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空青く真っ赤な林檎に口づけし
2010年12月5日 日曜日 晴

 とってもきれいな青い空の朝だった。
木々の葉が落ちてしまったから、遠方の空がよく見えるようになった。

 ワインのご縁で福島県の果樹園から林檎がつきました。
Kさんは以前からの、シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーのファンで、
数日前にメールをいただいていた。

<天の恵み 人々の愛に育まれた 
2010年 chateau de Pizay Beaujolais Nouveau
今年も、無事私どもの元にもお届けくださり、ありがとうございました。
心より感謝して、大切に頂戴しています・・・>
なんと嬉しいメールでしょう、、、と感激!

そしてめずらしいリンゴの実った写真を添付してくださっていた。
いろいろの果実の実った樹は見たことがあるが、そういえばりんご園にはいったことがない、、、。

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空青く真っ赤な林檎に口づけし _a0031363_17593995.jpg ちょうど函館のYさんのブログで雪の写真をみていたので、リンゴの木の下の白は雪だと思ってしまって、
<まあ~~雪の果樹園! 美味しそう~~! >なんてとんちんかんなメールのお返事をうってしまった。
<雪景色に見えましたか?
伊達地方では、山には雪が降りましたが、里には未だ降っておりません。リンゴをお送りしました。>

空青く真っ赤な林檎に口づけし _a0031363_1814561.jpg  


(林檎には青空がよく似合う)


 そんなわけで、彼女のお家が果樹園であることがわかって、なんだかとってもリンゴが身近になった。
昨日お送りいただいたのは、ふじ、という品種の、世界リンゴ品評会でグランプリをとった名品種なのだそうで、
11月に22日に収穫をはじめたのだという。
10月収穫の黄色のシナノゴールドもいれてくださっていて、その色つやの見事さに、
すぐにスナップを撮ってお礼のメールに添付した。

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 果樹園かねよさんの<りんご畑から、こんにちは!>の素朴なA4の説明には、
4月の薄紅色の花から、5月の遅霜、夏の猛暑、9月の寒暖差などの季節をへて、
10月に雨に恵まれて順調の成長して密も入り始め、11月22日にいよいよ収穫、、、、
とリンゴの一生が書かれていた。
最後は<千変万化の天候の中、たくましく、そして優しく育まれた天から授かった
「サンふじ(無袋)」感謝を込めて皆様にお届けいたします>とあって、
りんご作りへの愛情がじんじんと伝わってきてなんだか涙ぐんでしまった。

フランスのモルゴンでシャトー・ドゥ・ピゼイの醸造家パスカルデュフェートルが、
葡萄の樹を優しく育てているのとおなじなのだ〜〜〜って、とっても嬉しくなった。
国は変われど果実に対する思いは同じなのですね〜〜〜

 夕方のメールで、樹の下に敷いてあるのは反射シートのシルバーシートだとわかった。
日光が、まんべんなくりんごにあたるようにするためで、色づきの手助けをしているのだという。
果樹園かねよさんは無袋栽培で、果樹の表面がざさついていて、
色づきもばらつきがあるがお味は濃厚なだそう。
祖母と父の写真の前にひとつお供えして、私はがぶりとリンゴにかみつきました。
リンゴってこれが一番おいしいのです〜〜〜〜〜。
ほんとに美味しいリンゴでした。ありがとうございました。

 4月からフランス語の勉強を始めたという彼女のメールの最後には、
Bonne Soiree! とあった。
メルシーボークー! 令子さん。

 葡萄酒のご縁が、美味しい林檎となって秋を彩るこのご縁に感の日曜日でした!

~~~~~~~~~~~~~~~~~

追記;贈答用と自家用のお値段が入っていて、自家用は贈答用の半値以下なのです。
とっても良心的で、早速に注文しましょう、、、と。

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りんごといえば、島崎藤村のあの詩ですね〜〜〜

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

そして、サトウハチロー作、並木路子のりんごの唄 
美空ひばりのリンゴ追分

年がわかりますね〜〜〜。
by pretty-bacchus | 2010-12-05 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(2)
Commented at 2010-12-06 22:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2010-12-07 02:48
鍵こめんとのSさま、これで正解でした。
ありがとうございました。

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