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70日間生き延びた男達に杯をあげよう!
2010年10月13日 水曜日 晴れのち曇り

 今朝もベランダの朝顔、天上の藍がいくつも花開いた。
その朝顔にむかって、空のワイングラスを上げて乾杯している朝、、、、。

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 チリのサンホセ鉱山の落盤事故で地下に閉じ込められている作業員33人の
救出作業をニュースで見ながら感涙!
フェニックス(不死鳥)と名付けられた、あの細い救出カプセルがせり上がってくるのは数十センチの穴。
原始的とさえみえる四本の枠の周りを鋼鉄が囲んでいて通信機器や薬や
いろいろ入っているのだろういう。

 もう考えただけでも苦しくなってきてしまう。
8月5日の事故発生から69日にも暗い地下の中に閉じ込められたのだ。
事故後の17日間、地上と連絡が取れない状況下の不安はどんなだっただろう、、、、。
ほんとうによかったよかったと、一人が二人になり、どんどんその人数が増える度に、
テレビを見ながら大きなため息をついてしまっている。
全員発狂してしまったっておかしくない状態の中で、ほんとに、
この奇跡はどのようにして可能になったのだろうか?

地上からの応援作業はもちろんのことで、後半には定期的に家族と連絡を取り合えたことも
精神面で大きなプラスとなったのだろうが、、、。 
地下620メートルというと東京タワーが二つ重なったくらいの高さ、
しかも気温約35度、湿度約90%という過酷な閉鎖空間で、ラテン系の33人の作業員は
二ヶ月もの間だ、あの穴蔵で、なぜ精神的に耐えることができたのだろうか?
ここは地獄です、、、という手紙を家族に送っていた人もいたというのに、
次々と地下から甦った男達は、陽気に家族達と抱擁をしているのだ、、、、。

 それは仲間のために意義のある仕事をしているという充実感だった、と解説していた人がいた。
彼らは11人ずつ当直と睡眠、休養の3交代シフトを組んで規律を守って、
わずかな食料で耐えたのだと言うから、ほんとうに凄い!
リーダーシップの素晴らしさも讃えられるべきだろう。
なんだか、今の日本人にかけているのは、このあたりではなかろうか、、、と、考えてしまった。

キャンプ村はエスペランサ(希望)

 なみなみと赤ワインで満ちた大きなグラスで、お祝いの杯をあげよう、、、、。
33人の男達と、多くの支援をした世界中の人と、現代のテクノロジーに!

 (昔旅したチリの写真を探してアップしようと思ったが、でてこない〜〜〜〜〜)
by pretty-bacchus | 2010-10-13 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(2)
Commented by mokonotabibito at 2010-10-15 07:33
本当に感動的な、涙の救出劇でしたね。
閉所恐怖症気味の私には耐えられない環境です。
でも、今後はこのような事故が起こらないような対策が求められますね。
Commented by pretty-bacchus at 2010-10-15 08:43
mokonotabibitoさん、お早うございます。
写真のない日のブログですのに、コメントをのこしてくださってありがとうございました。
新しいレンズを持って旅に出られたのですね、、、、良い写真が沢山あって、楽しませていただいています!!

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