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風止まり未練がましや法師蟬
2010年9月18日 土曜日 晴れ

 今朝もベランダの天井ちかくに朝顔が咲いた。
Am6:50 朝の光でかよわい色だった朝顔は、今日は午後の三時になっても色を変えて元気でいた。
これって夏をおしんでいるのかしら?

風止まり未練がましや法師蟬_a0031363_19452789.jpg (朝の光がきれいい〜〜〜)

風止まり未練がましや法師蟬_a0031363_19473214.jpg (午後の西日を浴びても萎まずに、、、、)


 朝は虫の音だったのに、午後になってつくつくぼうしがひとつ二つ、夏を惜しむようにななきだした、、
いよいよ夏も過ぎ去るのだ、、、と思っていたが、また明日は三〇度なのですって、、、、

 夕方からAさんと二時間ほどお会いした。
若い人の考えは感心したり驚いたり。
しかしこの年代の方がこれからの日本を支えていくのだろうから、私たちの年代は
それを理解しながら、時には我慢しながら、時を過ごさなければいけないのかもしれない。
by pretty-bacchus | 2010-09-18 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(8)
Commented by issyo at 2010-09-20 08:24 x
風止まり未練がましや法師蝉

風が止んで、つくつく法師の声がことさら大きく聞こえ始めた。作者は、それを未練がましいと感じた。
昔から、つくつく法師は、逝く夏を「つくづく惜しい、つくづく惜しい」と日本人は聞き成してきた。
たいがいの虫たちは、オスが鳴く。メスと出会い、子孫を残す為 だ。とすると、鳴いているつくつく法師は、まだメスと出会っていない可能性が高い。
このまま寒さが増すと、交尾もできずに死んでしまうかもしれな い。秋の蝉は、まさにメスを求めて、必死に鳴いているのだ。
蝉が、逝く夏に、メスに出会えないことに、未練を感じている、と 断定する作者に共感する。
さて本題だが、実は、虫たちに未練などない。未練がましいのは、 人間である作者自身だ。それをつくつく法師に託して、表現していると考えるのが適当だろう。
つまり,作者が、未練がましい作者自身を叱咤激励している句と言っていいと思う。
Commented by pretty-bacchus at 2010-09-20 12:13
issyo 先生、おいでいただきありがとうございました。
陶芸の先生でもあり俳句の主幹でもあられる先生に、こうしてコメントをいただけて感激しております。
これを詠むんだときには、ある物を手放そうかどうかと悩んでいたときで、こんな句になったのかもしれませんね。
上5は、風止まり、にしようか、風やんで、にしようかと迷いましたが、いかがなものでしょうか?

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

追伸;先生が始められた俳句のブログ日記は素晴らしいですね。リンクから、この私のブログに入っていただきコメントを書いていただくと、issyo というお名前をクリックすると、どなたでも先生のブログに行けるようになります。
そうしますと、私のブログ友が喜ぶと思いますので、、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2010-09-20 12:26

issyo先生。また追伸です。
このブログの右側のサイドバーの下の方に、先生のブログに飛べるようなリンクを張りました。
赤の文字の<エキサイト以外のブログ>の七番目の
<小坂一韶 の俳句ブログ>をクリックしてみてください。

Commented by 郁子 at 2010-09-20 15:36 x
昨夜遅くタイトル句拝見。「出来ている句」だったし、時間が遅かったのでそのまま閉じたのでした。
唯今開けてみて、小坂氏の初コメント?に接し、P.Bブログの俳句も賑やかになり、楽しさ倍増と拝読したところです。
ところで俳句の詠み方には、モティーフ・季題を正の視点で詠む場合と、負の視点で詠む場合とがあります。
多くの場合は正の視点、つまり感動の視点から詠みます。
本日のタイトル句は、昨夜見た瞬間、珍しく負の視点で詠んでいる、と思いました。勿論これも「あり」なんです。但し共感を呼ぶ詠み方はかなり難しい。
小坂氏の解釈を拝見して、さすがだと感じ入ったのは、負の表現としての中7を作者自身の心境と取られた点です。その解釈によって負は正に転じると言えます。
この事は、俳句は読み手によって一種の完成をみる文学とも言えるのです。従って読み手にもそれなりの感性と力が要求されます。
句会において、選句が作句と同等あるいはそれ以上に重視されるのも納得ですね。
なお上5は原句のままでいいと思います。
Commented by 麹町 at 2010-09-20 19:11 x
いや、益々おもしろくなった。たのしみだ。
Commented by pretty-bacchus at 2010-09-21 22:39
郁子さん、こんばんは。
正の視点で詠む場合と、負の視点で詠む場合のお話し、をありがとうございました。
<俳句は読み手によって一種の完成をみる文学>
俳句のますますの難しさを感じています。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

Commented by pretty-bacchus at 2010-09-21 22:44
婆美以さん、いつも見守っていてくださってありがとうございます。
issyoさんは、八月の陶芸を教えていただいた先生だったのです。寡黙な先生は、その時には俳句の主幹をなさってるとかは、全然おっしゃらなかったのです。
能ある鷹は爪を隠すですね。
素敵なご縁が次のご縁を生んで、人生が豊かになるのだな、、、て!

Commented by pretty-bacchus at 2010-09-21 22:45
麹町おじさん、ありがとうございます。

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