老いた母 秋の寺院で 文化嗣ぐ
2004.10.02

 午前六時、白い壁が輝き始める。緑に中に赤いハゴロモルリコウソウが二つ咲く。
きれいな夜明けだ。母のお茶会。良いお天気で良かった。

 例年は11月の最後に本土寺で行われていた茶会は、6年前に叔母がなくなり、お仲間がすくなくなり。
しかし母にお弟子さんは減ることなく日本文化の継承者をそだてている。

 今年は久しぶりに東京の護国寺でひらかれた。護国寺は,,,つづく

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# by pretty-bacchus | 2004-10-02 12:19 | ♥Person父母,師友人,人生の宝物 | Trackback | Comments(0)

夏去りて懐かしき花愛おしき
2004.10.01

 九月も去りはや神無月、、、、。
ことのほか暑い夏が過ぎました。

 ベランダの銀木犀が宵香をはなち、今年は夕顔とハゴロモルリコウソウとハイビスカスが沢山の花を付けた一夏でした。いずれも小さい鉢でしたが精一杯命を燃やしてくれたようです。
 でも残念なのは、毎年花をつけてくれていた時計草が咲かなかったのです。春にベランダの工事がありその間に枯れてしまったようです。

 いつの頃からかベランダに群生して可憐な五本指のような葉のツルがあちこちに伸びて小さな小さな蕾が沢山つき毎年花を咲かせていました。三角形に近い細丸い直径1.5センチ、高さ2センチくらいの蕾は、花を咲かせると直径5センチほどの時計のような形になります。

 誰がつけたのでしょう、、、、時計草!
ほんとに、花時計のようなのです!
一番外の三枚の深い白緑のがく、その上に五枚の白いガク、更に五枚の白いガクと三層のガクに守られた中には、えんじ色から白、紫とすっとのびる五十数本の細い針の林が優しく勢いよく揺れている、、、、、、なんとその中心に高さ一センチ五ミリほどの小さなネギ坊主が、、、頭の首のところから5本の黄色い小さな竹とんぼが手を拡げ、頭のてっぺんの黄色い丸粒から伸びる三本の紫のヒゲ、、、、、、。
 45億年の宇宙の営みのいつごろに生まれた花なのでしょう??
自然んてなんと素晴らしいのでしょう、、、、!
本当に不思議な麗花です!
ありがとう〜〜神様、こんな素敵な花を地球におくってくれて、、、。
 伸びた枝は健在のようですから来年はきっと花をつけてくれるでしょう。

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 都会のベランダに咲く時計草:2003年9月30日
# by pretty-bacchus | 2004-10-01 23:57 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)

雨上がり立ち待ち月は天高く
2004.09.30

 中秋の名月が近づくと、おばあちゃんは縁側の掃除を丹念にしなおす。
昔々の黒くなった文机をお蔵から出し、その上に白磁のまあるい花入れが置かれる。「さ〜〜あとはお団子とお花だね〜〜」とお団子つくりが始まる。
五穀豊穣の果物と野菜は、田舎の小作人のあちこちから届く。野の花は母のお弟子さんが届けてくれる。
 遠い昔の記憶である。

 当時のラジオの天気予報は「北北西の風力三、、、」などの報道で、
学校で覚えた天気図に書き込んでいき天気を予想するのが私の役目。神様どうをお月様を下さ〜〜〜い。
ウサギの姿を見せてくださ〜〜い、、と祈りながら、白い天気図は少しずつうめられていく、、、。

 父は、お酒をのみながら「十五夜がだめなら明日がある、十六夜だ。その次はなんというか知っているか?
 ケイコ、、、」「立ち待ち月〜、、、」
 それも雨なら居待月。「もうその辺で床に入るぞ!」と父。臥待ち月だ。
な〜るほど!五日目には深夜まで更け待ち月。平安のころには人々は辛抱強く月と遊んだのだという。
昔の人はなんと風流であったことか、、、。
 この月の趣を外国人に説明するのは難しい。しとしと、パラパラなどの雨のふりようを話すのと
同じくらいにむずかしい。

 かすかにおぼろ月をみせてくれた中秋から3日目の今日は、きれいな立ち待ち月を愉しむことが出来た。
都会の夜の一時も、今は亡き祖母と父の昔の思い出とともに暮れてゆく。

 明日からは神無月。月なき月とはいかな月?
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見付け橋からの立ち待ち月


# by pretty-bacchus | 2004-09-30 23:27 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)

十六夜に 月を探して 空仰ぐ
 
雨がふります 雨がふる 遊びにゆきたし 傘はなし
紅緒の木履も 緒が切れた

雨がふります 雨がふる いやでもお家で 遊びましょう
千代紙おりましょう たたみましょう

雨がふります 雨がふる けんけん小雉子が 今啼いた
小雉子も寒かろ 寂しかろ

雨がふります 雨がふる お人形寝かせど まだ止まぬ
お線香花火も みな焚いた

雨がふります 雨がふる 昼もふるふる 夜もふる
雨がふります 雨がふる
________
子供の頃によく歌った北原白秋の雨の詩を口ずさんでしまう一日。
本当によくふる、、、。十六夜の月も拝めず暗い夜。

 一山こえて力がぬけて疲れ切っている。
それにしてもどうしてこう疲れるのだろう、、、。
 今夜は、昨日いただいたキノコ鍋と松茸ご飯。豊穣の神に感謝していただこう、、、きっと元気になるぞ!

 朝には蕾だった夕顔が夜開いた。季節はずれで全開せず可愛そう、、、。
三つも一緒に咲いたハイビスカスが華をそえていた。
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# by pretty-bacchus | 2004-09-29 21:39 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)

中秋は 異国の友と旬を愛で
  暑い一日を殺人的にすごす。6時45分東の空の雲間におぼろ月夜が昇る。中秋の名月をかろじて拝することが出来た。
 パリからの友人をつれイタリアンへ。
出雲の舞茸、香茸、白舞茸が見事、アルバからのフンギポルチーニも大きさといい味といい最高で、疲れた心身をなぐさめてくれた。シェフありがとう! 
 メインは赤ワインのリゾット頬肉添え。
ワインはイタリアのソーヴィニオンとサンテミリオンのグランクリュクラッセ。
 幸せな一時である。
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# by pretty-bacchus | 2004-09-29 02:26 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Trackback | Comments(0)

中秋に 未だ咲きほこる 赤き花
 昨夜の雨はあがり日が差し込む。
中秋の名月にハイビスカスが2つも咲き、夕顔がまたいくつも蕾をつけている。
 出がけに朝一の秋の便りが長野から届く。松茸、舞茸、シメジ茸、エリンギに、野の花とススキとコスモスが添えられて送り手の心がじん〜と伝わり嬉しい!!
 28日午前に
   
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# by pretty-bacchus | 2004-09-29 02:16 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)

月なくも ワインで祝う 十三夜
 ちょっとしたアクシデントで帰宅がおくれた。すぐにマックに飛びつくが、すでに30分をすぎて24:30分。書いた時間が正確に出るのがブログの良さだが、毎日必ずとおもって頑張っているのに、27日の記録が出ないのは残念である。

 疲れたので、今日は寝よう、、、、。
# by pretty-bacchus | 2004-09-28 00:31 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(0)

秋の夜は 阿川佐和子の 虜なり
2004.9.26

 今週末の読書は「オドオドの頃を過ぎても」であった。作家阿川佐和子さんから今回いただいた著書の一冊である。

 ワインのご縁で佐和子さんと何度かお話をさせていただく機会があった。
 彼女の活躍は、目を見張るものがあり、以前から陰ながらのファンであったが、
期待に違わずさわやかな嫌みのない才女ぶりに、少々年上の私はすっかりファンになってしまったのだ。

  作家阿川弘之氏の長女。十数年前からエッセイを書き、既に三十数冊の著書があり、なんと初の小説「ウメ子で坪田穣治文学賞」を受賞してしまった才女。佐和子さんも今や押しも押されぬ文筆家である。

 阿川佐和子さんの名前を初めて知ったのは、80年代のキャスターであったと思う。さわやかな風貌とその少し素人らしい話し方にとても共感を覚えたものだ。その後突然引退し渡米し、スミソニアン美術館で仕事をしたり、、、、と、その活躍は見事である。テレビ、雑誌で活躍し、週刊文春の対談「阿川佐和子のこの人に会いたい」では見事なインタビュアーを演じている。
 一昨年あたりからワインの楽しさを学んでいるようで、ワインの雑誌によく登場している。

 本や文庫の書評、雑誌社の広報誌「波」とか、新聞とかに書かれた記事をまとめた形の「オドオドの頃を過ぎても」を読み進むにつけ、その生まれ育った環境をまざまざと一堂にかいま見ることになり、一つ一つ読んでいたのとは違った迫力となって今の存在となって迫ってくる。
 きら星のごとく輝く作家達や文化人に囲まれて育ったその環境と、彼女自身の精進と謙虚なオドオドしさとドウドウしさが、1953年生まれの日本女性の一人を形造っている。同年輩の私としては、素直に乾杯の杯をあげたい。

 少しばかり重なる私の父親像に喜んだり同感したり、、、この本を今夜は父の遺影の前において休むことにしよう。
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# by pretty-bacchus | 2004-09-26 20:47 | ☆Books本の虫,講演,講習会など | Trackback | Comments(0)

秋暁に エミールガレの 夢を追う
 エミールガレは、 1846年5月4日で生まれ 1904年9月23日白血病で58歳の生涯を閉じている。フランス北東部ロレーヌ地方ナンシーで、鏡ガラス工場を経営する事業家の家に生まれ、リセでは優秀な成績をおさめ特に詩には深い造詣をよせていた。      ヴァイマールに留学し、文学、哲学、詩、植物学、鉱物学、建築学、装飾美術をおさめ、特に 植物学、鉱物学はその後の彼のガラス制作に大きな影響を与えたといわれている。

 日本から当地にわたっていた高島なにがしに影響をうけたジャポニズムは、その作品に多々あらわれえいる。 画家ギュスターヴ・モローとともに19世紀末フランスの代表的芸術家として名を遺している。 当時の万博や、知識階級のサロンでの活躍も華々しいものであった。 残された作品の芸術性の高さは、今世紀更に世界的に再評価されている。

 ガラス工芸作家としてのガレは家具の世界でも至宝の作品を遺しており、ナンシーのナンシー派美術館には多くの作品が所蔵されている。

 西欧の美術にあこがれていた父の影響を受け、私も人並みに美術の世界に興味をもった。四半世紀以上前に初めて訪れた巴里でルーブルに通い、蚤の市でただ一つ買った鶴首のガレの花入れがガレへの旅の始まりとなったのである。
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ナンシー派美術館のガレの寝室セット、名前はたしか、「暁」

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  パリのルーブルの装飾美術館にあるガレの見事な家具、「収穫」
# by pretty-bacchus | 2004-09-25 19:52 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(0)