<   2013年 07月 ( 34 )   > この月の画像一覧

<アルスシムラ十五週目>最後は嵯峨の都機工房で卒業式
2013年7月31日 水曜日 雨のち曇り

(遡っての記録。写真も沢山あるので貴重な記録として少しアップしておこう。
もちろん秘事の諸々は無しですが。
人物が写っているのはお仲間の了解をいただいている方だけです)

 とうとう最後の週になってしまった。
四月十六日の<アルスシムラ>開校式入学式につづいて翌日の十七日からはじまった
第一期予科水曜日クラスは十三人。
その半分以上が遠方からだった、、、愛知県、島根県、福岡県、大坂、名古屋、そして東京、、、。
年齢は三十代から七十代までの女性と男性が一人。
悲喜こもごもの人生経験を経た方々は、皆さん人間味あふれたモデスティーで優しい方で、
最後まで和気あいあいと素敵なお仲間だった。

 ほとんどの方が、嵯峨の志村ふくみ先生のお宅の兼都機工房は初めてで、今日は十時半前には全員集合!
私は数年ぶりになるので、とっても懐かしい〜〜〜。

a0031363_16214597.jpg

(雨があがって、大きくなった木々の緑が光ってきれいだった)

 控え室で支度のあと、奥の和室でふくみ先生のお話から始まった。
床の間には<指スヤ都 見シヤ茲ヲ>のお軸と酒器のセットが。
お軸は先生の個展にはいつも掛けられる<しむらのルーツ>の一つで「民藝運動の父」と呼ばれる柳宗悦氏の書。
机は黒田辰秋氏、右の鴨居には富本憲吉氏の陶額、と先生のお若い頃からのご交流を物語っているよう。

a0031363_16404195.jpg

 先生のお話もこのあたりから始まった。
五十〜六十年前に民芸運動が起こった頃のお母上の小野豊さんのこと、
早逝した画家の兄上小野元衛さんのこと。
一人一人が持っている美意識、魂、美しいものを作れる魂など。

そして志のある場所へ歩き、目の前の足下をしっかりみて歩くということは時代の要請でもあったと。
その頃に生活の為に、お母上の影響で始めたくず糸からの紬織は、その後のふくみ先生の<命>となったのだ。

母上のご指導があったとはいえ手探りで始めた染めと織り。
当時は、麻、木綿、銘仙などが地方の日本人の着物であったが、先生は蚕から糸を紡ぎ、
化学を使わないで、植物からいただいた色、生きている色で染め、色を織りなしていく作業が
長いあいだ続けられたのだ。
植物染料からの平織りの新しい時代の幕開けを導かれたのだ。
平織りの魅力は、蚕からの糸の命と植物からの色の命という命の時間がかかわっていて、
それは内面が反応することでもある、と。
 
美しいモノ、美の共同体がここにあり、心、精神、情熱の全ての萌芽があり、
今この時が民芸の再生なのです、と。
“糸に命あり、色に命あり、、、日本人の魂のよりどころなのです”
普段着であった民芸の紬織りを、今や織りの芸術としてのジャンルにまで育て上げられたのだ。
重要無形文化財(人間国宝)の原点はここにあるのだ。

何十年も何十回も嵯峨で旅先で、そして今回はアルスシムラという芸術学園でお話しをうかがっているのに、
その軸は常に一定であり、そして常に新しいパワーを生み出されている八十八歳のふくみ先生はまさに
<染めと織りの聖女>であり<怪女>である!

a0031363_162681.jpg

a0031363_1642426.jpg

お話しのあと先生方の今までのお作品と、ごく最近のお作品を何点も見せてくださり生徒を魅了!

紅の着物は、何週間か前のアルスでお話しなさっていた、
ふわっと飛んでしまいそうな細い細い糸で織られた作品 − すずしですね。
それはそれは大変な織りの課程だったよう。
a0031363_16424634.jpg

a0031363_16435654.jpg (HkさんとNKさんはじめ全員にまわしてくださり、そのふわ〜とした手触りを堪能した)


 その後は染めのお部屋に移って藍染めの極みをみせていただいた。
NHKの<プロフェッショナル>で撮られていたあの藍瓶。
昔々見せていただいた頃はまだ廻りは木組みの壁と屋根だったが、今は白い壁と天井。

a0031363_19372136.jpg
(土間に降りて、誰からともなく藍の神様に手をあわせる生徒達)

 藍を建て始めてから二十二日目の瓶にはちょうど藍の華がふつふつと沸いていた。

a0031363_19382020.jpg
 (後ろの方でノーファインダーでシャッターを押したのでようやくこれだけ撮れた)

a0031363_19435818.jpg

a0031363_19403810.jpg工房の内弟子のTさんが白い糸を構えて、そ〜と藍瓶に糸を入れ始めた。

静かに数回中で廻してそっとあげた。
“あ〜〜! 緑が、、”誰かが声をあげた。
でも、ほんの数秒でそれは消えてなくなり、藍になる。
そう、いつも先生がおっしゃり書いてらっしゃるように、緑という色は決してそれだけでは
この世に生まれないのだ。
(先生がその感じを深められたのもゲーテの色彩論をお読みになられた頃からだったという)
一度あげて空気と交流した糸を、更にもう一度藍瓶に入れる。
さらに濃い緑となった糸は数秒後には藍色に変わってしまう。

a0031363_2041017.jpg

a0031363_2013660.jpg

a0031363_2054443.jpg

a0031363_2063658.jpg

a0031363_20793.jpg

a0031363_2074686.jpg

a0031363_20135364.jpg

a0031363_20143491.jpg

(さらに濃い緑となった糸は数秒後には藍色に変わってしまう)

a0031363_20253967.jpg

a0031363_20278100.jpg

a0031363_2029691.jpg  (二染めのはじめ、、、、)

a0031363_2127650.jpg

a0031363_21314386.jpg

a0031363_2132329.jpg  (第二染目をあげて、、、、)

a0031363_21332690.jpg  (ぱんぱんと、、、)

a0031363_21342121.jpg

 これが藍の秘事なのだろう。
洋子さんが説明なさっている。
“藍は人類が見つけた最高のものです。
自然と人間との交換は瓶の中にあり、それは月の光で命が生まれるのです。
あちらの世界から引き上げられるようです。

 次に緑を染める実演をみせていただくことができた。
緑は、刈安で染めた薄黄色の糸を藍瓶の中にいれる。
同じようになんどか瓶の中で廻してあげるとそれは緑!
色の神秘な世界だ。

a0031363_21392610.jpg

a0031363_21404054.jpg  (ぎゅっと絞って、、、)

a0031363_21421511.jpg

a0031363_2143847.jpg

 藍と緑と刈安の糸を外の空気のなかでぱんぱん!
外の洗濯棒に干されて乾くのを待つ。
その後は瓶の中の藍を静かに何度か廻して落ち着かせるお弟子さん。

a0031363_21481166.jpg

“夕立が去った後の空の色”
と先生がおっしゃる瓶のぞきの藍色までは、まだまだ何日も時を要するのだろう。

a0031363_21505846.jpg  (藍瓶の中の藍はしずかになって、、、)

 お昼は大きなリビングルームでお仲間一緒にいただいた。
午後一は二階の先生方の織りの現場へ。
一つの複雑な作品を織り上げるには難しい計算をして糸を何十個所も縛ってから染め上げる、
その課程の経糸をいろいろ見せていただいた。

a0031363_22194842.jpg (プロフェッショナルの中で先生が<絵の具箱>とおっしゃてらした染めあがった色糸が沢山入っている)

#IMAGE|a0031363_22254143.jpg|201308/11/63/|right|864|577#] (むずかしい計算をして準備がされるのだ)

#IMAGE|a0031363_22261570.jpg|201308/11/63/|left|864|577#] (そして染め上げられ整経された糸がまかれている。
これを織機にかけて綜尻通しがおこなわれるのだ、、、)

 先生方と内弟子さん達の織機がならび、一番奥には、ちょうど先ほどみせていただいたお作品を
織りおわったばかりのふくみ先生の織機には次の準備が始められていた。

a0031363_2227411.jpg
(向こうへ廻り説明してくださるふくみ先生)

#IMAGE|a0031363_22273610.jpg|201308/11/63/|left|864|577#]

a0031363_22281211.jpg
(全員で記念撮影)

#IMAGE|a0031363_2228465.jpg|201308/11/63/|right|864|577#] (物干しのはるか向こうには愛宕山がみえている)

 その後は、和室に戻って各々がこの四ヶ月の間に織り上げた作品を一人一人先生方に見ていただいた。
先生のお言葉はそれぞれお優しい。
私のときは、フランス的ね、とおっしゃってくださりふむふむ、、、。
皆さんの写真を結局私が撮り始めて、これなら一眼レフを持ってくれば良かったな、、、。
後々の記録のために全員のを見られるようにしておきたいが最初からブログに了解をいただいている方以外は
十月にお目にかかってからオープンにする。

a0031363_22394686.jpg (SHさんとAAさんの作品。お二人とも初心者とは思えないむずかしい織りの技法を試みられて驚嘆!)

次はSAさんとKKさんこと私!

a0031363_22451586.jpg

a0031363_2250263.jpg (NkさんとNkさん)

#IMAGE|a0031363_2251258.jpg|201308/11/63/|left|864|577#]  (SDさんは予科クラス水曜日と土曜日の両方におでになっていたので、二本織られた)

a0031363_22531925.jpg (Tさんは嵯峨の近くにお住まい、、、)

a0031363_23203027.jpg

a0031363_23213085.jpg (ただ一人の男性KTさんとMHさん、MHさんは福岡から毎日通われていらした))
#IMAGE|a0031363_23233297.jpg|201308/11/63/|left|864|543#] (YHさんと
YMさん)

#IMAGE|a0031363_23301324.jpg|201308/11/63/|right|864|577#]  (TYさん)

この後は、各自がなにを創るかを先生に相談、、、

a0031363_23314232.jpg (ATさんは春夏秋冬のテーブルセンターと、袱紗袋をと先生に相談なさっている)

a0031363_23413934.jpg
(染織家の古澤万千子さんの手書きのうちわを見せてくださった。古澤万千子さんは、ふくみ先生のお友達)

http://keico.exblog.jp/5160815/
2007.02.23 金曜日 雨のち晴れ
色に生き彩を織りなす女路(志村ふくみさん、井上靖文化賞の授賞式)

 再度一階のリビングに集まった私たち<アルスシムラ>の予科水曜日の第一期生十三人は、
お茶をいただき甘みは葛桜!

a0031363_2343129.jpg

a0031363_23471423.jpg
(画家の兄上小野元衛の作品が)

 一人一人が四ヶ月の感想とお礼を述べたが、涙ぐむ人、これからの抱負などを語っている方もいた。
このクラスはアルス志村としても最初のクラスで、先生も講師の方々も試行錯誤のくりかえしだったようだが、
全員こうして染め織終わることが出来て卒業することができた。
このクラス全員は次の<アカデミークラス>へと進むことになるようだ。
これもまたどんな形で行われるかは未定のようだが、
十月のギャルリー志村での個展の折りに再会することを約束。
会の名前は、水曜日の予科で最初に染めたのが桜なので、
<志村ふくみの桜>ということで<水桜会>と名づけられた。

 講師の方お二人と先生方のご挨拶。
手仕事の素晴らしさ、織りだけではない生き方をお話しなさり、
“色の声が聞こえるのです”
“それはこの世に於ける精な場所で、内界と外との境なのです”
と最後までふくみ先生の魔法は続いたのでした。

 最後は一人一人名前が呼ばれて<修了証書>の授与のあと、
廊下を通ってお玄関脇の待合へというセレモニー。
何とも見事な卒業式でした。

a0031363_19424831.jpg

(修了証書は、開校式入学式の写真と一緒にいただいた)

#IMAGE|a0031363_23501330.jpg|201308/11/63/|left|864|577#] (まずAAさんが修了証書をいただく図!)

#IMAGE|a0031363_001348.jpg|201308/11/63/|mid|864|577#]

a0031363_01766.jpg
  (SIさん)

#IMAGE|a0031363_024715.jpg|201308/12/63/|mid|864|577#]  (NKさん)

#IMAGE|a0031363_05278.jpg|201308/12/63/|mid|860|573#]  (KK)

#IMAGE|a0031363_065940.jpg|201308/12/63/|mid|864|577#]  (HKさん)

a0031363_09492.jpg  (KTさんは着物姿で、、)

a0031363_0113445.jpg (ATさん)

#IMAGE|a0031363_013145.jpg|201308/12/63/|mid|864|577#] (MHさん)

(SDさん)(YFさん) (YMさん) (TMさん)

 感動の入学式から最終の<修了証書>授与までの十五週間はなにものにも換えがたい
珠玉の<さくら色の時>でした。
沢山のたくさんの心よりの感謝を込めて、、、


~~~~~
More>>>先週までのは下記に

http://keico.exblog.jp/17463363/
2013年3月15日 金曜日 晴れ 京都にて
「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その一
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17488692/
2013年3月19日 火曜日 曇
「細見美術館特別展 志村ふくみ・志村洋子 作品展 しむらの色 KYOTO」その二
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17620941/
平成25年4月15日(月) 晴れ 2013年4月15日 月
志村ふくみ・洋子の染織の世界 <アルスシムラ>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17654086/
2013年4月16日 火曜日 晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>開校式&入学式とレセプション
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17660953/
2013年4月17日 水曜日 曇のち晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>第一日目の授業
〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17700781/
志村ふくみの<アルスシムラ>2013年4月24日 水曜日 雨
志村ふくみの<アルスシムラ>第二日目の授業
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17706131/
2013年4月25日 木曜日 晴れ
<アルスシムラの本科必須の美術の実習講義>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17768413/
2013年5月8日 水曜日 晴れ
志村ふくみの<アルスシムラ>第三回目の授業
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17811628/
2013年5月15日 水曜日 晴れ 京都
さかのぼって、志村ふくみの<アルスシムラ>第四回目の授業
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17850420/
2013年5月22日 水曜日 晴れ 真夏日か?
志村ふくみの<アルスシムラ>第五回目の授業。
〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17869799
2013年5月29日 水曜日 雨 京都にて
NHKのプロフェッショナル <いのちの色で、糸を染める 染織家・志村ふくみ >
〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17915687
2013年6月5日 水曜日 晴れ
<アルスシムラ>第七回目、京都通いも慣れてきましたが、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17949306
2013年6月12日 水曜日 京都にて 雨の予報が快晴
<アルスシムラ第八回目の授業の日>の京都は猛暑日
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/17985541
2013年6月19日 水曜日 京都は雨
<アルスシムラ第九回目>本織りがはじまりました

http://keico.exblog.jp/18015715
2013年6月26日 水曜日 雨
<アルスシムラ>第十回目の授業で織りの様子がわかってきました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18015715
2013年6月26日 水曜日 雨
<アルスシムラ>第十回目の授業で織りの様子がわかってきました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18046676/
2013年7月3日 水曜日 京都にて雨
<アルスシムラ>の十一回目の織りの様子
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18047007
2013年7月4日 木曜日 京都は今日も一日雨
アルスシムラの補習で織りを進める
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18078487
2013年7月10日 水曜日 晴れ 猛暑日
猛暑の京都でダウン、アルスシムラは午後からに
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18080076
2013年7月11日 木曜日 晴れ 猛暑
アルスシムラの補習で織りは大分慣れてきました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18130202
2013年7月17日 水曜日 晴れ その一
<アルスシムラ>十三週目になりました
〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/18207427/
2013年7月24日 水曜日 晴れたり曇ったり
<アルスシムラ十四週目>織りの最後となりました

私の宝物
http://keico.exblog.jp/8334271/
2009年5月30日 土曜日 雨
志村ふくみ先生 限定版「白夜に紡ぐ」



More>>>週までの記録は下記に
by pretty-bacchus | 2013-07-31 23:59 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(22)

初試みの<ふくみジレー>で京都へ
2013年7月30日 火曜日 曇り その二

 Mさんからジレーが届いた。
志村ふくみ先生の二十数年前の黒と赤の縞のお作品をほどいて
洋装にしていただいた第一号。

 一枚の着物を上手にデザインされて上下のアンサンブル(ジャケットとスカート)とジレーの三点を
とってくださって、まずジレーが届いた。
布が格調高くハサミを入れるのも裁つのもとても緊張されたようだが、出来上がりは見事にプロの仕事!
細かいところにまで丁寧に気持ちがこめられている。
羽織ってみてその軽さと着心地の良さにまず驚いた。袖ぐりが大きくとってくださっていて、
これならばドルーマン袖のブラウスや、ことによったら着物の上にでも羽織れるかもしれない。
襟はヘチマカラーでボタンのあたりまで自然になだらかに。
一重仕立てなので、夏でも羽織れるかもしれない。
ボタンは手持ちの沢山のコレクションから一つを選んで二十年ほど前の黒のセラミック。

 ここ十年ほどは洋服は何も買っていないで昔のものをとっかえひっかえ、、、
それも太ってしまったから前が会わずにガマンをしていたので久しぶりにお仕立ての洋服はなんとも嬉しい!
 But
明日はふくみ先生にお目にかかるので見ていただこうと思い、これにあうインナーブラウスを探したが、
これがとても難しい。
白でも黒でもあわない。茶もダメ。白地に黒とグレーの模様のイッセイさんのプリーツプリーズもいまひとつ。
濃いベージュか銀ねずくらいの五分だけのブラウスがあうかもしれないが手持ちにはない。
白に近い又はベージュのジョーゼットとかでドルーマン袖の五分袖のブラウスもいいだろう。
それにしてもむずかしいですね〜〜! 
布の持つ威厳が、一緒に着るブラウスの素材にも色にもこんなにも影響するということをしみじみ感じている。
蚕の絹糸と、自然から命をいただいた純な色とは化学繊維の色があわないのかもしれない。

結局手元にあるイッセイさんのブルーの五分丈ブラウスにして、インナーは朱に緑と茶の蝉がとまっている
いずれもプリーツプリーズにした。
絹の下だから絹のブラウスにしたかったが、夏だと汗かきなので、旅先でザブザブ洗える
イッセイさんのブラウスはとても便利なのだ。
こんなヴィヴィッドな反対色のような色を何色かもってきてもこの赤と黒の<ふくみ縞>

ビクともしないとはさすがだ。

 出がけに針金ハンガーを袋に入れて、また夜汽車で京都入り。
車内でMacと写真で遊んで心身共に少し回復したようだ。
夜半にホテルにチェックイン。十階のいつものお部屋の前の廊下が工事中で、
今夜は八階の特別室!ありがたいことだ。

 涙が出尽くしたらなんだかお腹がすいてきた。
先週からお世話になっている、ホテルの裏の通りのイタリアンバールで友人と
軽くカルパッチョ&パスタ&ワイン。
疲れたときは悲しいときはオロオロした時には、こうして美味しいものをいただいて
元気を取り戻すのが私の若いときからの生命力!

 明日は、ふくみ先生のご自宅に久しぶりでうかがうことになる。
少しだけ早寝をしよう、、、。
(でも道路沿いでうるさくて結局一睡もできずで、、、)

a0031363_15174091.jpg

a0031363_15175913.jpg

(新幹線の中ではらりとかけてカシャカシャ、、、)


a0031363_127314.jpg
 (ホテルに着いてセルフポートレート。
ブルーのブラウスと朱色に緑の蝉のインナーはイッセイさんのプリーツプリーズ。
黄色の細いショールはアルスシムラの十四週に染めた刈安)



by pretty-bacchus | 2013-07-30 23:59 | ♢Journey inJapan国内旅の記録 | Trackback | Comments(0)

泣けて泣けて、、、最後は感涙で!
2013年7月30日 火曜日 曇り その一

 泣けて泣けてしようがないことがある。
一つの思いが別の悲しい思いをも呼びこんで、さらにおろおろと泣き続けることがある。時には歓びの涙だってある!

 またまたいろいろ起こっていて、もうどうして良いかわからない、、、。
一人になるとおろおろと泣き、目をはらしているここ数日。
ともかく明日の京都はどうしても行かなければと思うもいささか心神喪失・身体衰弱の感じ。
 少し落ち着いてきて、泣きながらメルマガをチェック。
五十五番松井の引退式のニュースをみて涙がますます止まらない。
ヤンキーズはなんと粋な事をしてくれたのだろう。
彼が引退声明したときも仲間の皆の声をテレヴィでみていて泣けてしようがなかったが、
今回は一日限定のマイナー契約を結んで、野球場にはいれてチームの一員としてヤンキースタジアムでの
引退式に臨んだのだ。

日本球界が世界に誇る二人のスーパースターが同じユニホームに袖を通したのだ。
最初で最後の松井秀喜・イチローの共演の饗宴が実現したのだ。
その折りに二人はそっとベンチの隅で記念写真を撮ったのだという。
松井をたててイチローはその後グランドには出ずにバックでテレビでみていたという、、、
泣けてくるではありませんか。
松井への配慮と自身のプライド。
そして始まったのレイズ戦の試合でなんと四安打を打って勝利に貢献しイチロー流に松井を祝福したのだ。
見事に憎いことをするではありませんか!
セレモニー後にテレビの中継にゲスト出演した松井は、
「個人的には、イチローさんの背中を追いかけながら来たと思います。僕にとっては大きな存在でしたね」と
語ったという。

偉大な二人の日本男児に大きな力をいただいたようで、少し元気が出てきたようだ。
さあ旅の支度をして京都についたら野球好きな友人と松井&イチローに杯をあげたいものだ。

以下、xxのニュースから;
http://news.livedoor.com/article/detail/7905562/
a0031363_39532.jpg



〜〜〜〜〜〜〜〜

http://keico.exblog.jp/17745170/
長嶋茂雄氏及び松井秀喜氏の国民栄誉賞の表彰式
2013年5月5日 日曜日 晴れ こどもの日 そして母の誕生日

http://keico.exblog.jp/9435668/
2009年12月14日 月曜日 曇り後晴れ
エッフェル塔は御年120才

http://keico.exblog.jp/14176742/
2011年12月16日 金曜日 雨 その二
☆回想のわが巴里の街1980~1990 エッフェル塔100年記念

 松井さんのことは、

http://keico.exblog.jp/8102745/
2009年3月24日 火曜日 曇り
侍ジャパン、WBC二連覇おめでとう! 

http://keico.exblog.jp/10440926/
2010年4月17日 土曜日 朝は雪、その後晴れ
しんしんとしんしんと降る春の雪

http://keico.exblog.jp/17072584/
2012年12月28日 金曜日 曇り後小雨
松井秀喜選手が現役引退を表明した。

   〜〜〜〜〜
王さんにも数回おあいしたことがあります。
一度などはトニーザイラーを連れて後楽園の控え室に訪ねたことがありました。
(このことはまだブログに書いていませんね)

http://keico.exblog.jp/7513482/
2008年9月23日 晴れ 
昼と夜 同じ長さの 日を愛でて, 王貞治監督お疲れさまでした




by pretty-bacchus | 2013-07-30 23:58 | ♬Theaterオペラ演劇スポーツ | Trackback | Comments(0)

雨のち晴れ、夕焼け、そして岩牡蠣
2013年7月29日 月曜日 雨のち晴れ

 午後遅くまでは暗い雨の一日だった。
音痴の蝉が一日中不規則に元気なく鳴いていた。
西日本では未曾有の豪雨で記録を更新しているようで本当に心が痛む、、、。

a0031363_16303031.jpg

 夕方に突然西の空が輝いてきた。雨の神もさすがに疲れをだしたのだろうか。
明日の支度で外に出ることにした。
続いた雨のあとの青空がなんともきれい!
青空ってこんなに爽やかなのだ〜〜ってスキップをしたくなる。
土手のねこじゃらしと遊んで木槿を愛でて、まだ残っている水たまりを避けて美容院へ、、、、、。

a0031363_16312297.jpg

a0031363_16325135.jpg

a0031363_16332175.jpg (マクロにしれ手を伸ばしたがこれで限界でした)

a0031363_16315920.jpg  (だんだん暮れてきて、、)

a0031363_16364143.jpg  (西の空に日が沈み、、、)

a0031363_16375363.jpg  (水たまりを上手にひょいとまたいで、、、)

a0031363_16382168.jpg


 夜はお招きいただいて、久々のお寿司屋さん。
お寿司大好きなので嬉しい〜〜!
四国香川の夏の岩牡蠣が美味。
ごちそうさまと手を合わせて少し酔ってしまって帰宅。

 早いもので明日はまた京都入り。
アルスシムラの最終章の合評の日でとても愉しみ!。

a0031363_16391425.jpg  (大きな岩牡蠣、、、)

a0031363_16394899.jpg (クリーミーでなんとも美味。


日本ではカキを一度洗って切って出すお店もあるが、わたしはそのままが好き!)

a0031363_16421314.jpg (九州のスイカも、、)



by pretty-bacchus | 2013-07-29 23:23 | ♪Walking散歩坂道祭り | Trackback | Comments(0)

音痴の蝉が多い夏です
2013年7月28日 日曜日 曇り

 山形あたりが少し落ち着いたら今度は山口あたりの西日本がひどい豪雨。
東京も毎日のように雷雨で、やっぱり地球は怒っているにちがいない。
現代の学問をもってしても自然の脅威を防ぐことはできないのだろうかと、凡人は思ってしまう。

 今年もっと怖くなるのは音痴の蝉が多いことだ。
数年前から夜明け前に鳴き始める蝉が少なくなってきていたが、今年はさらに少ない。
その上、鳴き方が健康ではないような、、、。
ミ〜ンミンミン、ミ〜ンミンミン、ミ〜ンミンミンと何度か繰り返して最後はミ〜ンミン、、、、
と終わるのに、今年はそのリズムがなんとも不規則でよろよろしている。

何年も真っ暗な地中で生命への誕生準備をしているうちからもう何かが変わってきているかもしれない。
酸性雨もあるかもしれないし放射能の影響もあるかもしれない、、、それがこの世に生まれ出でての
命の声になるのだろう。
昆虫たちは人間よりもっともっと繊細でとっても弱いのだろう。
そういえばここ数年このあたりの蝶々も赤とんぼもすっかり少なくなってしまった。

 あら、アブラゼミが鳴き始めた、、、。
夏の季節もどんどん動いていて、まもなくオーシンツクツク、そしてカナカナになると
もう秋がすぐそこに、、、。

a0031363_16453515.jpg
(遠くに見えたテレビのアンテナの向こうになにやら工事が始まったようだ。
また空が少なくなるのは都心の定め、、、)



by pretty-bacchus | 2013-07-28 23:58 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(2)

雷雨で花火大会は中止となりました
2013年7月27日 土曜日 曇り夕刻雷雨

 少し歩こうかな、、、夕方になってそう思い出かける用意をし始めた。
遠くに花火の音?
“今夜は隅田川花火大会ね、、、”
“いや、、、雷じゃないか、、、”

 そうこうしているうちに突然降り始めた。
凄い勢いの風雨がしばらく続いた。

二つの会場で行われていた隅田川花火大会は開始後まもなく土砂降りの雷雨となり
約30分で中止になったという。始まってからの中止は初めてで再開催はないのだそう。
東京スカイツリーも赤や緑、黄など五輪の色にライトアップされて五輪花火も見事だったそう。
両岸には約78万8000人の見物客が集まっていたという発表だが、
傘無しで見学していたSさんご夫妻はどうなさったろう、、、とっても心配。

 雨の上がった夜道をとぼとぼと、、、それにしても今年は雷雨が多すぎますね。

a0031363_16162513.jpg  (2010年の熱海の花火)
(花火の右上に月が微笑んでいる、、、、)

http://keico.exblog.jp/11186995/
2010年8月22日 (日曜日) 晴れ 
ドッカンと打ち上げ花火月揺らし

こちらは、二十世紀最後の夏に銀塩のコンタックスでの花火
a0031363_215244.jpg
 熱海の花火、左下に見えるのは熱海港の光、、、、。




by pretty-bacchus | 2013-07-27 23:58 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(2)

朝顔のなくなったベランダをながめて
2013年7月26日 金曜日 晴れ

 ベランダに朝顔がなくなってもう何年にもなる。
寂しさは限りない。

 枯れた鉢もそのままにいくつも残っていて
今年の猛暑はまだまだ続くのだろう。

 一日外に出ずに家事と読書と写真の整理。

a0031363_2334840.jpg
by pretty-bacchus | 2013-07-26 13:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(0)

<アルスシムラ十四週目>織りの最後となりました
2013年7月24日 水曜日 晴れたり曇ったり

 <アルスシムラ>の織りの最後の日となってしまった。
開校式翌日の四月十七日から始まった予科水曜日の第一期生十三人は最後まで頑張って
全員四メートル強の自作の織物を織り終わられた。
まとめて地のし、湯のしに出されて、織りや糸の整調が行われて、
来週に嵯峨のふくみ先生のお宅で一同に集まる。

 全十五週の前半はお染めと経糸の整経と綜尻通しなどと緯糸の準備で、
織り始めたのは八週目の終わり頃に織機に架けられて、実際にツートントンと本織りがはじまったのは、
六月十九日水曜日の<アルスシムラ第九回目>で、京都は雨の日からだった。

http://keico.exblog.jp/17985541
2013年6月19日 水曜日 京都は雨
<アルスシムラ第九回目>本織りがはじまりました

織り始めは
http://keico.exblog.jp/17949306
2013年6月12日 水曜日 京都にて 雨の予報が快晴
<アルスシムラ第八回目の授業の日>の京都は猛暑日

 私の織り初めは、ふくみ先生ご自身が私の織機にお座りになり織機の調整をしてくださり、
最初のブルーのテープが入れられた。
小管を樋にかける仕方も教えていただき、最初の織り初めは<志村ふくみ>!
a0031363_6523824.jpg

なんだか遠い昔のような気がしてしまう、、、。

 八回の準備の後に六回の織りとなったわけだ。
ふくみ先生がおっしゃってらしたように、織りに入るまでの諸々が重要で時間のかかることだったのだ。

 私は先週に目的の75センチを五枚織り終わっていたので、今日は糸が可能な限り織りたいと思っていた。
十時から最後の織りを愉しみ始めた。
千々に心が乱れてどうもどうも織り目が揃わないようだ。
その上、糸の準備の時に綜尻通しが乱れていたので、経糸が不規則に緩んでいて波が出てしまう。
でも最後の織りを少しでも長くしていたい〜〜。

a0031363_20312415.jpg (先週はここで終わっていた、今日の織りの楽しみを残しておいたのだ)

a0031363_20314969.jpg  (今日の織りはじめは、、、、)

a0031363_20323581.jpg  (am10:42  最後の織りは、、、、)

a0031363_20401866.jpg

a0031363_2045526.jpg (Aさんが織りあがりご披露。ふくみ先生もその出来ばえに感心。
どうしてこんな凝ったことができたのだろうと思っていたら、織りは経験者でらしたのだ)


 先週に織り終わられた方々は十一時からお染めの授業がある。
ふくみ先生が最初に少しお話しされて全員参加して始まった。
まずは、ふくみ先生がいつも歩かれいる伊吹山の刈安で黄色、そして次は蘇芳の赤のお染め。
このクラスはとてもなごやかでまとまっていた。
今日も皆で和気あいあいととっても愉しく染めの授業。
四ヶ月お世話になった林・後藤先生が炊き出してくださっていた液が三つの器に入れられた。
今日は織り糸の方、ショールやストールの方がわかれて、
“はい、ご一緒に〜〜”と、一つの器に三〜四人が一斉に白い布を入れる。

刈安はとたんにきれいな黄色が白い布に染まっていく。糸が染め液を待っていたようにどんどん色濃くなる。
むらにならないようにぐるぐると回しながら布に色を入れていく。
一度あげて絞って空気にさらし、また液に入れる。
数回繰り返し、ゆっくりあげて水洗い、そのあとは刈安は椿の灰で媒染。
きれいな黄色の色が湧き上がるようで皆魅入り歓喜の声!
刈安は少し青もかがった黄色に染まり、これに藍をかけると緑になるのだそうだ。
植物には命があるのです、と先生はいつもおっしゃっている。

a0031363_2051358.jpg  (奥のボールは糸を染める方々、、、、なんとも楽しそう〜〜〜にカメラに笑顔を!)

a0031363_20563133.jpg (洋子先生とTさんKさんも!)

 次は蘇芳で、インド南方系のシン材なのだそう。蘇芳も同じように数回繰り返し、
媒染はミョウバンで媒染。
染め液に浸した時間で色の具合が変わってくる。
なんとも清らかな薄いピンクの感じの方、私は濃い蘇芳のスカーフにしたかったので、
最後まで浸けておいて、一度洗って媒染した。

a0031363_20595613.jpg

a0031363_2103475.jpg

a0031363_2124024.jpg  (蘇芳の布を持ってKさんとTさん)

 きれいな蘇芳色! 念願の蘇芳のストールが出来て嬉しい〜〜〜!
赤に染めるには茜、蘇芳、紅花があるが、蘇芳はふくみ先生がいつも書いてらっしゃるように、
妖しげな女の情念があり時には聖女ときには悪女のような、そして純粋な赤は他を寄せ付けないのだそう。
鉄、石灰などで媒染によって変わるのは人間が変わるようなのだと。
“色の神秘さは染めに人生を感じます”
“人生にも色にも性格と運命があり、染めも織りも人生の伴侶なのです”
織りなされる原理は陰と陽、影と光と成就されていく、と先生のお話を思い出す。

 お染はふくみ・洋子両先生もご一緒にご指導くださって小一時間はあっというまに過ぎた。
その後は奥のお部屋で円座になって先生方のお話しをうかがった。
来週は嵯峨の都機工房で合評の一日で、数寄屋袋や信玄袋、付け帯などの裁断も先生方と一緒におこなわれて
仕立屋さんにだすことになるという。

a0031363_2154441.jpg

a0031363_2173514.jpg

 この後は、一同に集まってお教室での最後のお昼。
午後から再び織機に座った。
最後の二十センチほどをツートントンスートントン。
小管に残った糸を樋にかけて最後まで織りきる。
なんだか切ない思いで胸が痛くなってくる。
カマチを少し手間にして、糸のぎりぎりまで織ったがもう無理のようで、午後三時十分に
とうとうジ・エンド! セ・フィニ!

a0031363_2195576.jpg  (pm13:05)


a0031363_2110478.jpg (pm13:26)

a0031363_21145328.jpg  (二十色全てを使ったが、結局最後まで樋は五本しかお借りできなかった。 それぞれの糸の樋が揃っていたら、もう少し違う形がとれたかどうかは未知数だ)

a0031363_21144274.jpg (pm14:50)


(もうこの織機を使うことはないのだろうか、、、感無量!)

a0031363_21152334.jpg (pm15:00
カマチの向こうに糸の最初の結び目が迫ってきた、、、もうお終いなのだろう〜〜)

a0031363_21165414.jpg (pm15:07)

a0031363_2118848.jpg (pm15:23



いよいよ糸が最後になってしまった)

 まず向こう側に回って糸の整理。
しっかり縛った束を十一それぞれほどいて綜尻から抜いて手前側に渡して縛る。
それを芯にして千切りを巻き戻してくるくる、、、。
全部を巻ききってほ〜〜とため息。

a0031363_21201253.jpg


(pm15:36)

基からあげてっさ〜と流したところ、、、、)

a0031363_21221218.jpg


 講師の先生と一緒に織機から抱くように織りあがった布をおろした。
先に織り終わっているお仲間があつまってらしてお手伝いくださりさ〜と床に流した。
“きれい〜〜”“美しい〜〜”いろいろ感想が聞こえて嬉しい!

 二十数センチの試織りの後は、ジレー用なので、七十五センチ丈を前身頃として同じパターンを五枚繰り、
最後は三十センチほどなので、全体で四メートル少しを織ったことになる。
こうして長くしてみると一枚の全体のバランスは少し欠けるがやむをえまい。

 皆さんのお手をお借りして、織り端の糸の始末と、裏に廻して糸を繋いだ個所の整理をして出来上がり。
くるくると折って講師の先生に手渡しして地のしやさんへの箱に。

 無言の感動!
なんだか胸が熱くなり、心臓がどきどき、、、。
立っていられなくなり本科の織機の間の椅子に座り込んでしまった。
長かったのか短かったのか、なんともいわれぬこの四ヶ月の時のうつろいを考えていた。 
 ふくみ先生のお作品を鑑賞し身につけさせていただいていた何十年かの思いを軸に、こうして先生の元で、
この手で染めて織ってみることになろうとは!
ふくみ先生も“よく頑張ってなさったわね!”とおっしゃってくださって、
今こうして私の一つの大きな思いが小さな織物に凝縮されたような気がする。
満足するものではなかったが、これが今の私のワタシ!

 最後の方が終わるまで皆さんなんとなく残って名残惜しそうにしていたが、
それぞれ置いておいた糸や小物をもってアルスシムラを後にしたのは五時半過ぎ。
来週への思いを抱いてそれぞれの帰途に、、、。

a0031363_2132673.jpg   (定点となっている神宮道からの朱の鳥居を撮ってホテルへ)

a0031363_21225068.jpg (この日の夕陽は忘れないだろう、、、、手を合わせて、、、)

a0031363_22593440.jpg (今日のお染めをかわかすのに窓際に、、、

 
 今夜は三基の神輿が四条御旅所を五時に出発、市中を巡り真夜中に八坂神社に戻り、
その後御供社にて祭典が行われ御神霊を本社へ還す祇園祭のもう一つのハイライト。
少し疲れていたので友人にジョインできずに残念無念。

 ホテルの近くのイタリアンバールで一人で夕食。
トマトとモッツアレーラのカプレーゼ、泉州のみずなすのカルパッチョ、
すずきのカルパッチョなど前菜をいただき、パスタまでいったときに友人から電話。
お神輿の儀式から帰った友人のお店で冷えたシャブリとオブセッションで乾杯!
“おめでと〜〜”“ありがとう〜〜”
 織り終わった深い感動で京都の夜は深けていきました。

a0031363_2304637.jpg

a0031363_232335.jpg

a0031363_2323042.jpg  (すっかり良くなられたNさんも、、、)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  追記

  (最後なのでお仲間の写真も一緒に載せさせていただきました)




by pretty-bacchus | 2013-07-25 23:59 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(4)

イタリアンバールで軽く食事のあと東京へ
2013年7月25日 木曜日 曇り 暑い熱い京都

 カーテンから漏れてくる光で目が覚めた。なんだろう、、、黄色と赤の光がもれている、、、。
あ〜! 昨日のお染めのショールとスカーフだ。
昨日のアルスシムラは、午前中に最後のお染めの授業があった。
伊吹山の刈安と蘇芳。スカーフを刈安で、大きなストールを蘇芳で染めてみた。
なんともきれいな清らかな色に染まって持ち帰って、お部屋に下げて乾かしておいたのだ。
 そのまままた寝付いてしまったようで、お昼まで起きられなかった。
<アルスシムラ>の織りが無事に終わってなんだか気が抜けてしまって疲れが出たのだろう。

a0031363_16425559.jpg

 学校においてあった全ての糸や小物を持ち帰ってきたので、部屋は散らかりきっている。
いろいろ置いてあった本や小物も東京の送りかえさねばならないが、来週にしよう。

 チェックアウトのあとK先生の事務所にお礼にあがり、しばし歓談。
予定は未定は京都ではいつものことで、Yさんと少し歩いて祇園の名店で宇治金時氷を愛でてから帰る予定が、
昨日の<イタリアンバール タックキッチン>で軽く食事をすることになり、
女二人でカウンターでカルパッチョ&ワイン。
このお店のオーナーのチバちゃんもシェフもなかなかおもしろいホスピタリティーあふれる男性で、
野菜やお魚の食材も新鮮で、お味もコストパーフォマンスも最高。
もっと早くから知っていたらいつもきてしまったかもしれないな。

a0031363_16465668.jpg

a0031363_16473939.jpg

a0031363_16493883.jpg 

(このカウンターが禁煙だともっと良いのだが、、、、)

a0031363_171117.jpg  (水茄子のカルパッチョ、左はスズキのカルパッチョ、その左はたいらげてしまったトマトとモッツアレーラのカプレーゼ)

a0031363_16573911.jpg
(オーナーのチバちゃんと店長が京都式に送ってくださった)

 混んだ京都駅で、時間変更をして五分で新幹線の人に。
めずらしくぐっすり寝てしまって夜半に東京に。
長い長い一日でした。

(昨日のアルスシムラは後で、、、)



by pretty-bacchus | 2013-07-25 23:58 | ♢Journey inJapan国内旅の記録 | Trackback | Comments(0)

ゲリラ豪雨の夜に昔の服とバックで京都入り
2013年7月23日 火曜日 曇り

 結局夜の汽車になった。
朝からまた猛暑日の東京。今日は少し早く出かけよう、、、と、支度を終わった午後二時半、
一天にわかにかき曇り、風が吹き、遠くから近づいてくるゴロゴロごろごろ。
昼間だから稲妻は見えないのだろうか、、、。
まもなくぶつぶつぶつと大粒の雨が降り出した。

やがて十分もしないうちにテレビにテロップ<東京二十三区に大雨洪水警報>。
こんな気象は以前ではあまりなかったこと。地球はほんとうに狂いだしているのだ。

 雨の日の東京駅のタクシー降り場は八重洲側も丸の内側も最悪で、
雨にぬれずに屋根の下までいかれないのだ。
夕方になり少し小降りになった頃に家を出た。
いつものように大丸でお弁当をかって新幹線の人となる。
車内の乗客は三人だけ。それぞれが旅をリラックスしているようで、お一人は軽いいびき、
もう一人は飲んだり食べたり本を読んだり、、、、そして私はiPadとMacとカメラで
お楽しみ。
今夜は二十数年前の水色模様のエスカーダの綿ジャケットと、綿キャンバスバックは、
パリのフュルスタンベルグ広場にある有名木地屋さんの(名前は忘れてしまいましたが、
エルメスのカシミアのスカーフなども創っていた時期がありました)これも二十数年前のもの。
なんとなくノスタルジックな夜の一人旅でカシャカシャと、、、。

a0031363_3395356.jpg

 ゲリラ豪雨で遅れていた新幹線も途中でとりもどしたようで時刻通りに京都着。
京都も少し夕立があったようだが、わりと涼しい夜半。

 東京では目黒川が一時氾濫危険水位を超え、流域の住民に警戒を呼びかけとのこと。
目黒区・世田谷区で1時間に100ミリの猛烈な雨が降って、落雷で電車が止まって乗客が車内に
閉じ込められるなど交通も混乱したとのことで、車内はさぞ暑かったことだろう。

 旅の形態も少しづつ変わってくるような気がしている京都の夜。

a0031363_3414318.jpg (チェックイン後すぐに、昔の服とバックで、ノーファインダーで珍しくもセルフポートレート。


インナーはイッセイさんのプリーズプリーツでこれも数年前の朱色に緑の羽根をもった蝉の模様のもの。
水色の素敵なアンサンブルだったのに、太ってしまってスカートは入らなくなって、
今はもっぱら黒のパンツで。パンツはユニクロの1,900円のジャージー)

(この頃の洋服は肩パッドが厚く入っていてそのままになっている)

(ノスタルジックな京都での夜に、アンバランスなお洒落を愉しんでいるセルフを久しぶりに
アップしたくなりました)あとで消してしまうかも、、、、。


by pretty-bacchus | 2013-07-23 23:09 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(8)