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秋の雨 ただだらだらと 日曜日
2007.09.30 日曜日 雨雨、、、

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 雨の朝にブルーの朝顔が二輪咲いていた
ひっそり寄り添うように肩を寄せあうように、、、、
寒そうに震えていた

 枯れ始めた大きな朝顔の葉っぱが、側でじっとしていた
一日で散ってしまうカップルの朝顔は、そんな茶色の朽ちた葉に背をむけて、、、、
じっと雨に耐えていた

 二輪の朝顔は、その先にある蕾をじっとみまもるように
陽のない一日を咲ききった
その先には明日への希望のうす紅色の小さい蕾がゆれていた

 メランコリックな日曜日
雨、あめ、アメの日曜日、、、、、
 
 私はただだらだらと力なく
マックの画面と外の緑を楽しんでいた
明日は天気になるかしら、、、、、
 
 

     北原白秋 雨

雨が降ります 雨が降る
あそびにゆきたし かさはなし   
紅緒のかっこ(下駄)も 緒がきれた 

雨が降ります 雨が降る
いやでもおうちで あそびましょう
千代紙折りましょ たたみましょう

雨が降ります 雨が降る
けんけんこきじ(子雉)が 今鳴いた
こきじもさむかろ さみしかろ

雨が降ります 雨が降る
お人形寝かせど まだやまぬ
おせんこ花火も みなたいた

雨が降ります 雨が降る
ひるも降る降る 夜も降る
雨が降ります 雨が降る

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ニコン D200 と オリンパス E300で
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by pretty-bacchus | 2007-09-30 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(5)

秋雨に 異国の街の メモワール
2007.09.29 土曜日 雨っm

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 雨空に蒼い朝顔は二輪、、、、葉は枯れ始めて雨に打たれている。
この様を写真におさめたら、どんな風になるだろう、、、と、思うのに体がうごかない。

 やたらと眠いのだ、、、なにかを初めても、眠くなってソファーにこしかけてしまい、一休み。
春眠暁を覚えず、、、、ではなく秋眠になってしまう。

 結局だらだらと一日をすごして、だらしなく早々にバタンキュウ、、、。
充実して仕事や趣味をしたあとの、バタンキュウは、許せるし、納得だが、
こんなふうな一日の後のバタンキューは、なにやら虚しい、、、、

 真夜中に起きてきて反省のブログを書いている、、、、。
ブログ友の皆さんは、見事に雨を撮ってらして、、、、私はコウベヲタレテ反省だ、、、。
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   Jeu du Parapluie パリのサンジェルマン通りの傘やさん(Pcの中で眠っていた昔の一枚)
    この数件手前に、イヴモンタンが住んでいた館があって、彼は、
   枯れ葉の舞う秋雨のそぼふる日に彼岸に旅立った、、、、。


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    2005年10月の巴里にて、タクシーの中から枯れ葉舞う秋をスナップ、、、、、
     シャンゼリゼ通りから、左岸に渡るコーナーで、、、、
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   サンジェルマン通りで、雨上がりに家路に急ぐ人を走るタクシーの中からカシャッ、、、、
by pretty-bacchus | 2007-09-29 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(6)

バタンキュウ〜〜〜の階級
2007.09.28 金曜日 晴れ

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 暑い、、、
午後から一日出かけていた、月末なので郵便局、銀行を三軒、文具屋など、、、など、
以前は総務経理のスタッフがしてくれていたことを、今は自分でしているから、慣れない上に、
昔といろいろ違っていて、もう〜〜それはそれは大変で、毎回、か〜〜ときて口論寸前となり、
こらえてこらえて、かろうじて用事をすませて次ぎに移る、、、、。

次のナントカ信用金庫では、今度は営業のオトコがどうしようもない、、、
まったくどうなっているのだろう、、、。
でもここではカウンターの小柄な可愛らしい女性が、すまなそうが顔で、
「彼、東大出なのです、、、、と。
「全然関係ないだろう、、、、と、言いたかったのだが、彼女の困ったような表情で
なんだかそれ以上、質問もひかえてしまった。
(こういう東大出が一番社会をおかしくしている例が沢山あるのに、、、、)
きっとこの信金内でも、困っているのだろう、、、?
決して超美人ではないが、愛くるしいカウンターのオンナノコに最期は救われた感じだった。

 時代が変わっても変わらないことってあるはずだから、誰かに聞いて欲しい、、、、。
いつもは、家に帰って連れ合いに話すと、同じような経験をしていて両方とも
自分の場合の方がひどかった〜〜〜となるから、終始が着かない、、、、。

 今日は夕方訪ねた友人弁護士さんに思いのたけをぶちまけた。
「けいこさん、、、、そりゃ〜無理ですよ、、、今の郵便局も銀行も、ダメなカウンターのオンナは、
一昔前の大使館か政府観光局の冷たいオンナと変わりませんよ!
でもイイコもいますけどね、、、

と、あたりまえのことのようにおっしゃる、、、、。
銀行のひどさは、裏も表もひどすぎるのは、充分経験済みだが、まったくもって、
”晴れたら傘を貸して、雨になったら傘をとりあげる、、、というのは、よくわかる。

 暑い中を歩いた上に、態度の悪いカウンターのオンナとオトコに、くったくた〜〜〜。
せんだって、あることに怒って預金の全てを引き上げて、別の銀行に移した知人の話を
聞いたことがあるけれど、私には預金などは全然無いから、うさのはらしようがない、、、、、。

 外で食事をして帰宅。
十六夜の月はどこにいってしまったのだろう〜〜〜〜。





 ここまで書いていて、Macのキーボードにうつぶせて、頭は画面につけたまま、ながい間
うたた寝をしてしまったようだ、

 今日はバタンキュウ〜〜の最上級だ、、、、。
そうだ、ばたんきゅうにはどんな階級があるのだろう、、、、、、、
それはエクサイトの機械翻訳ではどんなふうに違って翻訳されるのだろう、、、と
興味が湧いて書き始めたが、、、、、、、、っmと、、、、、、、、、、
もうダメダ、後はあしたにしよう、、、、
これがホントのウルトラバタンキュウだ、、、
by pretty-bacchus | 2007-09-29 01:12 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(12)

母からの電話の向こうに秋の花
2007.09.27 木曜日 曇り

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 曇りの朝に、朝顔が三輪開いた。 家の中から横着ショット(後ほどアップ)
今夜は十五夜だ。まん丸いお月様がみえるかしら?
中秋の明月は一昨日だったが、満月は今日なのだ。宇宙っておもしろ〜〜〜い!
http://koyomi.vis.ne.jp/mainindex.htm

 今年の夏は酷すぎた、まだ暑い熱い。
9月になっても真夏日が毎日続くのだからたまったものではない。
異変は自然界の洪水とか、台風とか大きなことばかりではなくて、ごく身の回りにも、起きている。
東京が最高の暑さの日に、我が家の車は東京駅の真ん前で黒煙をあげて、だめになってしまったし、
クーラーが壊れて水がぽたぽた落ちてきたり、、、、水やりを一日出来なかったら、
大きな鉢の楓がかれかかってしまったり、、、、と、あげればキリがないような気がする。

 そこにもってきて、また異変が起こって、今日は一日ばたばた、、、、ほんとにどうなってしまうのだろう、、、。
(詳しくはまた記録として書いておこう、、、、)

 くったくったの一日で、今夜もこのままバタンキュ〜〜〜ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜だ。

追伸:
留守録を聞いたら母から電話が入っていた。
「けいこさん、どうしていますか、、、、元気で頑張っているでしょうね、、、、、。
88歳の大正うまれの母は元気でこの夏を乗り越えたのがとっても嬉しい!

 この暑さに秋のお茶席用の茶花の手入れをしているという、、、、 
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   数年前のお茶会で。
書の名手、千代倉俊子が亡くなってからは、母が茶会の会記を書いているが、叔母にはとうてい及ばない、、
(ままごめんなさい)
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  松戸の本土時で数十年行われていた各千家の茶会は楽しみだった。
席主:八尾三保子、いや八尾宗保とご友人達が何席かもって和気藹々でしかも格式高い秋の茶会であった。

 母の写真をMacのなかに探していたら、夜も更けてしまった、、、、、
今度こそはバタンキュウ〜〜でおやすみなさい。
by pretty-bacchus | 2007-09-27 23:59 | ♥Person父母,師友人,人生の宝物 | Trackback | Comments(6)

ボージョレの 樽を割いて なつかしの宵 by Yoshie & 水谷八重子
2007.09.26 水曜日 晴れ

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 良重さんが懐メロを歌う!〜〜〜〜〜〜〜?
え、、、、?  はい、そうなのです。 本当なのです!

水谷八重子二代目を襲名する少しまえに、水谷良重の名前で最期のディナーショーが行われました。
ジョージ川口さん率いるバンドで歌いに歌いました。
そして大きな行事の二代目襲名の催しがいくつも行われました。

 早いもので、あれから十三年が経ってしまいました。
新派の水谷八重子さんの新派にかける情熱はすごいのです。
先代八重子の芝居を現代の聴衆者に語るだけではなく、新しい息吹を吹き込んでいます。
明治大正昭和の人情を、その美しい日本語を日本を現代の日本人に伝えていきたいという思いも強くて
いつも感激しています。
ももゑさんなどは、「新派の八重子は国の宝、といってファンクラブのホームページを立ち上げています。
http://yaekomizutani.com

 近くでみていて、こんなにけなげに芝居を、文化を思うのは血ゆえかDNAかと思うこともありますが、
(新派女優名跡の第一代水谷八重子さんと、歌舞伎の守田勘弥さんの一人娘なのですから)
現代に生きる八重子はその上に新しい世界を築いているのです。
 
 朗読、おおつごもりの朗読劇、などもそうですが、なんと今度は、良重時代の、
昭和のなつかしのメロディーを、ポップスを、ギター、ピアノ等をバックに歌おうというのですから、、、。
そして制作は、あの越路吹雪さん関係の内藤音楽事務所という豪華版なのです。

 そしてなんと、ボージョレヌーヴォーの解禁後すぐの11月19日に、それも銘城ワインとして名高い
シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーの15リットルの樽を割っての飲み放題というのですから、
もうこの秋の最大のページェントとなることでしょう!
(そしてこの陰にはS氏はじめ沢山の良重後援者の応援がありました)

 私がこのワインを日本にご紹介したのは、昭和五十六年(1981年)でしたから、もう26年前になります。
その間いろいろのボージョレヌーヴォーの樽割りの行事を開催してきましたが、こんな嬉しい日本と
フランスの文化交流の夕べも久々です。
友の愛に涙が止まらない初秋の宵です、、、、、、。

 不景気風がふきとまらない一方でITバブルとかいわれている昨今ですが、なかなかパ〜ト
華やかな気持ちになれないでいますが、せめてこの夜の一時だけでも古き良き時代を、
なつかしく思い出しながら、水谷八重子、いや水谷良重のなつかしのメロディーChaeau de Pizayの
Boeaujolais Nouveau のマリアージュ
を多くの方が満喫し、フランスワイン文化と
日本のアクトレスの演技と歌を愉しんでくださることを心から祈ります。
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  シャトー・ドゥ・ピゼイの 醸造家のMr.Pascal Dufaitreからの2007年ボージョレヌーヴォーのお知らせ。
毎年、ボージョレヌーヴォーなのに、すでに素晴らしい熟成香があり新酒ではないと評判なのです)
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   (その昔エールフランス&ホテルメリディアンチェーン時代には、日経はじめ一般紙には、
私が送ったプレスリリースが参考にされて毎年記事ができていたこともありましたね〜〜)
by pretty-bacchus | 2007-09-27 02:07 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Trackback | Comments(11)

中秋の 名月愛でり ヨイいずこ
2007.09.25 火曜日 晴れ 十五夜

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 事務所>銀行>DoCoMo>永代橋を渡って>青山オフィス>F先生>橋を渡りながら
雲一つない満月を愛でながら>パパトリア>ザ・コーター>ピアノのライブでジャズを鑑賞
お月見にちなんだ曲>フランシスダローズ45年のグランレゼルヴァ>はなれ
>雲に入ったり出たりの満月に手を振って、ふらふらと帰宅>おやすみなさい。


>>〜〜〜〜〜〜〜〜>>>>>>>>いろいろ書きたいけれど>>>>>バタンキュウ〜〜〜

 
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  フランシスダローズ(FRANCIS DARROZE)のヴィンテージ・バーアルマニャックの
年代物が揃っている小粋なお店のザ コーターハウス(THE QUARTERHOUSE)の高田さん


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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(機械翻訳のトライアル)
中秋の 名月愛でり 宵いずこ
中秋の 名月愛でて 酔いずこ
by pretty-bacchus | 2007-09-25 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(7)

ブログを書く時間がなく一日が終わってしまった。
2007.09.24 月曜日 曇り

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 曇り空に朝顔が二輪咲いた。
昨夜の友人からの電話で、今日は少々込み入った書類を作るお手伝いをしなければならなくなった。

 慣れないことは、いろいろと大変だ。
結局終わらずに真夜中になってしまった。

 途中で一休みして、写真の整理、、、、.
左のMacのキーボードの上に読みかけの本をおいて、右のMacで別の画面を読んでいたりして、
これでは目にいいわけ無いな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
若子先生がおくってくれた目薬をさすとしよう、、、

 paranoiaさん達、写真ブログの皆さんは、自然の美や花を美しく撮っている。
私は全然写真を撮る時間もなくてとっても悲観、、、、

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  何年か前に撮ったものを探して、、、、
by pretty-bacchus | 2007-09-24 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Comments(14)

木から樹へ 黒揚羽舞い 季節過ぎ
2007.09.23 日曜日 お彼岸のお中日

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 はっきりしない朝に、今朝もキレイなブルーの朝顔が咲いた。
私に朝の歓びを与えるために必死でさいてくれているようで、うれしい〜〜〜!
そしてありがとう!
 
 ボケット外を見ていたら、今朝は蝶々がたくさん木々を渡って遊んでいる。
大きな鳥もとつぜんばたばたと、、、、

 EOS20Dにマウントアダプター経由で、ツワイス60mマクロをつけて、
いろいろ試行錯誤で撮ってみている。
標準だとどうも真っ黒になってしまうので、設定をいろいろ変えて試してみている。
昨日のも、面白いリングボケができていて、これってなあに、、、?

 日曜日はゆっくりと休みたいと思っていたが、友人から沢山書類が届いた。
うへ〜〜これからそれを見なくてはならない、、、、と、思っても
休みモードに切り換えてしまっている脳はいうことを聞かなかった。

 一日だらだらと休んでしまって、ちょっともったいなかったかな、、、て、思うのは、
やっぱり私って貧乏性だな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昏々と寝たら、かえって疲れがでてきたようで、体がだるくてうごかない〜〜〜
また、横になりたくなったので、おやすみなさい、、、だ。
by pretty-bacchus | 2007-09-23 22:03 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(12)

お彼岸に読みし作品父憶い = 瀬戸内寂聴の『秘花』を読んで
2007.09.22 2007/09/22 晴れ

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 夜明けが遅くなった。
やっと開け始めた空に、ブルーの朝顔が一輪咲いていた。
葉は枯れ始めているのに、最期の命を咲かせているのだ。
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  (ベランダ中にツタを巡らした朝顔が一輪、朝日が反射する借景の緑に向かって咲いている。
  部屋の中からカッシャッと、電気が写ってしまった)


 ここ数日、忙しさに紛れながらも、死生観にさいなまされていた。
こんなことは、小さい頃から時々あったことだが、今回は少々長い、、、
平均寿命からまだ四半世紀以上も残されているのに、この無常観は何なのだろうかと、、、、

 昨夜は久しぶりに12時前に床についた。
就眠儀式の読書は、先日出た写真関係とMac関係の雑誌で、今週の読書には手がつかずね寝てしまったようだ。
どんなに忙しくとも疲れていても就寝前の読書は習慣になっているし、週末にはまとまった本が読みたい。
これは父からの遺産に違いない、、、、、。
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 朝顔を愛でてから、もう一眠りしようと思ったが、まだ読んで無い本が枕元に沢山おかれていて気になって、
なかの一冊を読み始めた
瀬戸内寂聴さんが4年がかりで完成したといわれる『秘花』。
能楽の大成者世阿弥の佐渡での晩年を描いた力作だと前評判が高かった一冊。


 まず序章から(jpegで最期に)、もうどんどん惹かれていってしまった。
そして一気に読み上げたときには日はかなり高くなっていた。
最期は、涙にぬれながら何かをじって考えている自分があった。
内容に惹かれたことはもちろんだが、246頁の本が大きめの活字でとても読みやすかったことも、
一気に読みきれたのかもしれない。(最近はそういう本が多くなった)

 発売日が作者瀬戸内寂聴の85歳の誕生日で、
「この小説だけはどうしても書いておきたかった」と晴れやかな笑顔を見せたという。
瀬戸内晴海時代から、何冊かは読んでいたが、仏門に入ってからは、
書かれる範囲は益々広がっていた作者だが、85歳という高齢になって、
これだけの作品を書けると言うことは並大抵のことではない。

 ”海は今日も凪いでいた”から始まる第一章、それは流刑になり佐渡に送られる船の中での
世阿弥の回想から始まる。
最期の第四章は、生涯かけて培い守ってきた能役者としての自信も、栄誉も、人間として尊厳も、
突然に根こそぎ覆えされた主人公が、その佐渡で出会った四十歳年下の女のモノローグで終わる。
それは、死後島を訪れた、流刑後経済的に支えた娘婿・禅竹に、島についてからの世阿弥を語っている。
世阿弥を看取った沙江という四十歳年下の女性の目で見た最晩年の世阿弥の日常が、
目も失い盲目になっても最期まで能の作品を作り続けそして男を失わなず、
その愛を受けた女性の語りで語られ終わっている。秘すれば花の幽玄の世界は、最期まで、、、

 第二章と第三章で、観世元清世阿弥が築き上げた能の世界を、その時代の歴史を交えながら、
人間の内面を追いながら、見事なプロットの運びで描ききっている。
本文中に散りばめられた観阿弥世阿弥の能の作品や、詩あり源氏物語あり古今集あり、
また仏門の世界有りで、作家の人間をみるめが眩しい。

 大和の猿楽の役者、観阿弥清次のことして生を受けたその日からの運命、
12歳の時に大樹とよばれた若き将軍義満に見初められ、知性と教養と雅の世界を二条良基に教えられて、
世の嫉妬と軽蔑の目に耐えながら、父観世元清(観阿弥)の願いだった申楽の芸の世界が、
将軍と世に認められて、美の極限である花ある能へと大成させた世阿弥の苦悩。
(狂言は世阿弥の時代から能と能の間に演じられていたのだそうだ)

 将軍の側女となっていた白拍子の椿を妻にむかえ、長く深い契りを最期までかわした 。
その後義満の死を境として、甥の音阿弥に地位を奪われ、長男は客死、二男は出家。
そして晩年の72歳になって突然表だった理由もわからずに、足利義教に遠島を申し渡された主人公の最晩年。
京の都から一千里以上も離れた佐渡島でおくった最期の数年は、謎とされていた。
それは、比較的自由で人の愛にも恵まれて、とけあった濃密な夜の舞ともなり、
花と幽玄がからみあった晩年であった。

そして最後に力強く書いた能の作品の題名は”秘花だった。

世阿弥の心の闇と申楽への運命ともいえる情熱と、男と女に愛されての男としての生き様を、
むしろ淡々と描き語ることによって、作品を浄化させていっている。
作者の若い頃の女としての道と苦悩、結婚と離婚、不倫、そして後の仏門への帰依での思索、
芸術への傾倒のすべてが血となり肉となって凝縮され注ぎ込まれた作品だと思う。
ここ数年は、能、歌舞伎、狂言、オペラなどの新作台本を次々に手掛けてもいた。
どの一つを欠いてもこの作品は生まれなかっただろうし、85歳という人生の最晩年を迎えた作家であり
仏門の身であるからこそ書けた長編なのだろうと、そして女性だからこそ、、、、と。

瀬戸内寂聴さんは、世阿弥とともに三年過ごすことで、
はじめて「秘花」を描き尽くすことができたと語っている。

 歴史は時にして、後世の歴史家によって創られることがあるが、謎とされていた世阿弥の最晩年は、
この一作の歴史的小説によって、一つの形ができてしまったに違いない。
梅原猛氏の世阿弥感とはまたひとつ違った世界を創ってしまった。

 この、何とはなく人生を模索し、人の死生観を考えていたこの時期に、この小説を読んだことは、
私にとって、この先の人生をどうするかを考える大きな意味があったように思う。

横尾忠則氏装丁の、少しサイケデリックですらある一冊を父の写真に供えて秋分の日としよう。


 父と一緒に読後感を語りたい秋のお彼岸に入りに、、、、、敬子

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「秘花:冒頭文、新潮社のホームページから
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寂聴さんのスピーチの中から、、、。

 「72歳で理由もなく佐渡へ配流された世阿弥が、どのように老いに直面し、死を迎えたのか。
私自身の晩年について考えるようになった70代半ばから、ずっと気に掛かっていました」

「書き出す前は私も、世阿弥の最期は悲惨だと思い込んでいました。
ところが佐渡へ取材に行くうち、考えが変わってきた。佐渡は水が豊富で、米も魚もよくとれる。
余裕があるから、他者を受け入れるおおらかさがある。世阿弥の晩年が暗かったはずはない
と思えてきました」

===============

さあ〜〜て、これからグーグルアースで、日蓮や世阿弥が着いた地でもある佐渡と、
その港の赤泊をみてみようかな、、、、
by pretty-bacchus | 2007-09-22 21:40 | ☆Books本の虫,講演,講習会など | Trackback | Comments(11)

葉黄ばむも朝顔一輪凛と咲き
2007.09.21 金曜日 晴れかな曇りかな

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 暑さがぶり返した。
なんと八十数年ぶりの真夏日の都市もあったという。

 東京も暑い!
いくら水を毎日やっても、黄色く枯れてきている葉っぱも出てきたベランダの朝顔に、
また今朝キレイなブルーが一輪、、、、なんとイトシい姿で咲いているのだろう。
(出がけにカッシャッ、、、アップはこれから)

 一日ばたばたとしてやっと夕食が終わった。
日の入りが早くなっただけではない、、、、秋って一日がホントニ早く過ぎていってしまうのかしら?
昨日は、写真関係の月刊誌がいろいろ出ているから、今週末は楽しみだ。

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 グランドハイアットホテルの宴会用のエレヴェーターは透き通っている。
夕方になると、昼の光とまた違った感じでロビーがキラキラ光っていた。
外はネオンはつき始め、夕陽が差し込んで、ロビー脇の水場が光っている、、、。

上に行ったり下に行ったりを何度か繰り返して、スナップを試みたが、なかなかうまくいかない、、、、
横棒は、エレヴェータータワーの柵で、どうしてもこれが入ってしまう、、、
by pretty-bacchus | 2007-09-21 23:55 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(4)