2008年 11月 15日 ( 1 )

ボージョレヌーヴォーが着いた。Beaujolais Nouveau est arrive!
2008年11月15日 土曜日 曇り後雨

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 成田空港に着いて緊急通関が終わった航空貨物が、近郊の発送業者のセンターに届いた。
シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーは無事日本に到着した。
パスカル・デュフェートルが、このシャトーの醸造家としてやってきてからのご縁で、
日本への輸入に関わって27年がたった。

紆余曲折を重ねながらも、またこうして彼の造る晩秋の実りの結集の一つの作品ともいえる新酒に、
また関われることに大きな生きる歓びに感謝。

 ボージョレ地方で最高の南東向きの立地と、最良の土壌に恵まれたモルゴンで有機栽培で生育された
樹齢45年のガメイ種の葡萄は、手摘みされ、昔ながらのマセラシオンボージョレーズの方法で醸造される、
シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーは、大量生産された他社のそれとは段違いの味の違いで
この世に送り出される。

 今年ほど心配になったことは無い。
“ボージョレヌーヴォーの星、といってくださるFさん、
“世界一のボージョレヌーヴォーとシャトー・ドゥ・ピゼイの輪を広げてくれているYさん、
“日仏文化交流に貢献していてご苦労様、とMさん、

“あの27年前のJATA会議のときのホスピタリティースイートの盛況はよく覚えていますよ、とYさん
“今年もあの樽を味わいながら、歳を重ねることが出来て幸せだよボクは、、、
あと何年飲めるかな、、、、とAさん。
私の生き様をず〜〜と見守ってくれている人が沢山いてくださる。
ありがたいことと涙することしきり、、、、、。

 造り手からの晩秋の便りを、ピゼイファンの方々にお送りし、友人達への手紙もやっと送り終わって
ほっとしていたら、
先週あたりから問い合わせがきはじまった。

“仕事の一線を退いて、次世代に譲ったのにどうしたの、大丈夫?、、、、
“着かなかったらボージョレパーティーはおじゃんだよ、、、
“ちゃんと着くのでしょうね〜〜〜
などとの問い合わせのお電話が続いた。
“樽、大丈夫ですよね〜〜〜、とディナーショーの八重子さんまで、、、、

こんなことは初めてだった。
もう、とっても心配になり始めた。胃がきりきり痛み始めた。

そう、、、、飛行機が着かないことだってあるだろう。
この時期はフランスはいつもストライキが多いからフライトキャンセルだってあり得る。
何しろストライキが多いエールフランスだから、、、。
(トラック会社のストライキのことも過去にはあった)
霧で飛べないことだってある、いや飛行機事故だって皆無とは言えない、
十数年前にブラジルからある作家の絵画作品の多くを載せた飛行機が墜落したことがあったもの、、、

そんな最悪のことが起こったら、どうしよう、、、、
考え始めるとどんどん悪い方向の方に考えがどんどん進んでしまうものだ。
ペシミストになるなケイコ、と、もう一方で自分自身に語りかけてもダメだった。

シャトーにそ〜〜と、なにげなく話して、万が一の時は、同じように再度送ってもらえるかを確認し、
元の古巣の飛行機会社になんとなく聞いてみたり、、、と、今までに無かった事を進めた。
疲れた〜〜〜〜こんな疲れは今までに無いことだった。


 昨年と同じように、青山さんが車で一緒してくださった。
雨模様の湾岸道路を成田方面に向かいながら、なぜか饒舌な私に苦笑いしながら、、、、

 フォークリフトから降ろされた板の上に、高く広く積まれたあのなつかしいロゴの入った箱を見たときは、
じ〜〜〜んときて胸を押さえた。

フォワーダーの鈴木さんと、ロジスティックの若い方々がすでに、発送の準備にかいがいしく動いていた。
ケース単位でなくて、小分けにする作業は、一本ずつプチプチの緩衝材に巻かれて、
簡単な段ボール箱に入れらる。
ボージョレヌーヴォーの場合は、贈り物でも、熨斗も放送も省かれて、どんどん作業が進む。
“ラベルを上にして入れてね、、、と慣れた男性が若いスタッフに優しく指示している。
7〜8人のスタッフはとっても良いチームワークだった。
ありがとう!

 何百という荷物は、地方ごとに分けられて、どんどん区分けされていく。
九州、北海道は、今日にでも発送が始まる。
あとは来週の月曜日となるようだ。

ほとんどの作業を終えて、あとは彼らに任せることにした。
最後に彼らに1本ずつのボトルを贈った。
だって、彼らはボージョレヌーヴォーを飲んだことが無いっていうのですもの、、、、
一生懸命に丁寧に仕事をしてくれる若者に感謝を込めて、、、

 ラッシュに巻き込まれないうちに東京に向かいましょうね、と暮れる前に出たのが、
雨が降り始めた湾岸道路は混んでいて霧が出始めた。

ほっとして帰りは無口になった。
青山さんとはフランスの取材を何度も一緒しているので、気心がしれているから、
身内のようで安心して甘えられるので、無理に会話をすることもない。
ありがとう!

 オープン以来13年、オープン記念日に、シャトー・ドゥ・ピゼイのおボージョレヌーヴォーを
お客様をもてなしている秀さんのお店には、宅急便でなく、私自身でお届けしている。
お祝いと感謝の気持ちを込めて、、、、

http://keico.exblog.jp/4689152
すし秀さんでボージョレの樽を割る、2006/11/15

http://keico.exblog.jp/6452485
ボージョレの 樽を割って 記念日を祝う、2007.11.16

 これで今日の役目は終わった!
ほっとしての食事は、酔いが早かった。
感謝の気持ち一杯で一日が終わった。

 解禁日の20日、いや19日の24時が待ち遠しい、、、
なにわともあれ、友が集まって五穀豊穣を祝って乾杯の宵が嬉しい!

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  (今年は、ハーフ、フルサイズ、マグナムボトル、と樽が着いた)

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 (小分けのものは、一本一本プチプチの袋に包まれる)

a0031363_11285246.jpg  (小雨の中に霧に包まれた夕闇に光り始めた、、
ワイパーが動く、、、、)

a0031363_11292149.jpg (昨日一日だけ東京タワーがブルーになっのだと、青山さんが話していた)

a0031363_11303100.jpg (事故現場で思わずシャッターをきった。ISO1600)

a0031363_11304049.jpg (事故車の側を車が疾走する真夜中の都会)(

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 (カメラを首からさげて歩いていた素敵なカップルが、やはり事故現場を撮っていた。
感じの良い方々だった)

by pretty-bacchus | 2008-11-15 23:59 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Trackback(1) | Comments(11)