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お初つのフンギポルチーニはお寿司屋で、、、
2009年9月18日 金曜日 晴れ

 うとうととしただけで早くに目が覚めてしまった。
連休前の金曜日でちょっと気になる仕事があったからかな、、、

 めいっぱい仕事をして、6時半に待ち合わせの街角についた。
今夜は連れ合いの仕事関係の方からご招待をいただいていて、それも一軒家のお寿司屋さんと言うことで、
数日前から楽しみにしていた。
“フンギポルチーニがイタリアから毎日着きはじめたから、お寿司屋さんでフンギにしましょう〜〜”と
いうしこうのようで、おすしは大好物だし、フレッシュフンギポルティーのとっても好きなので、もう喜んででかけた。

 少し降り出した雨を手で除けながら、大きな通りから左に入って、また左に曲がって数件目の一軒家。
がらりと玄関をあけると小さな料亭さんよろしく靴をぬいで二階にあがる。
途中に小さなお部屋がみえてこたつ式で足が入るみたい、、、
二階の席は12席でゆったりとしている。
お招き下さったSさんのお店で、以前ずっと前に寿司職人だった方のようで、数年前にこの地にこしてきたという。

 腰の低い小柄な親方で、初めてのお店でまずほっとして、、、
次々にに出される珍味系のおツマミに舌鼓をうちながら、イタリーからのフレッシュキノコを待つって、
ちょっとおもしろい。その日にとれたキノコを航空便で運んで成田空港で通関して、
すぐにイタリア料理屋さんというのは数年前から東京ではやっていたが、
お寿司屋さんもそんな一寸キザなことをするようになったのだ。
行きつけのお寿司屋さんではいただかない珍しいおつまみにワインもはずみ、
まずはシャブリのレクロ1997年、しっかりとした味が熟成の最高にたっしていて、こくのあるおつまみにぴったり。
昨日のうちにパリのピエールさんに電話できいたら、どうやらムルソーとかの方があうということなのだが、あいにく手元になかった。

 やがて、空港からの便がついたようで、大きなポルチーニ茸と、黒トリュフがカウンターにならんだ。
フンギはどんなふうにするのかと興味津々だったが、結局グリルにして、
オリーブオイルに塩でおつまみとしてだされて、ほっと納得。
寿司のしゃり飯とあうのかな、、、って考えていたので、これでよかったと、、、。

鯛の薄切りに黒トリュフが薄くかけられて、なんともいわれぬ風味、口の中でふわ〜と両者がまじって幸せ一杯。
二本目の白は持ち込みのエドアルドヴァレンティーニのトレビーノダブルッツオ2001.
彼ら二人はその独特の香りと味の美味しさに感嘆の声を何度も放って、私は彼の思い出話をしなが時が流れた。
(moreに、ヴァレンティーニさんのこと、、、)

 後半のにぎり鮨は小ぶりで、飲みながらつまむのが好きな私としては最高。
でも一つ隣の席の連れ合いは、あまり飲まないので、楽しそうに黙々とだされる寿司を食べている。
“ほんと、うちって男と女が反対で、、、と、ちょっと言いわけをしながら、SさんとUさんと同じペースで
酒も肴もいただいている私。
今日のお二人は年が20以上も違う若い方々なのに、一緒にいってるって、私はやっぱり食いしん坊だ!
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 (着いてすぐカウンターをカシャッ)

お初つのフンギポルチーニはお寿司屋で、、、_a0031363_5162269.jpg   (どんことフンギポルチーニ)

お初つのフンギポルチーニはお寿司屋で、、、_a0031363_5165722.jpg  (なんとこれは世界三大珍味の黒トリュフで、これも空輸でフランスから着いたのだという)


 小一時間は4人の借り切りみたいに自由にいただいていたが、後半から男性5人の組みと三人の組みがいらして満席。
どうやらお医者様のようで、、、そして、どうやら次を待っているお客様が下のお部屋にいるようで、
ちょっと気を利かせて九時半に外へ。
近くの彼らの行きつけのお店で、モルトウイスキーのラフロイをストレートでいただいてお話しに華が咲き、、、、。
彼らは最近、葉巻の嗜好があるようで、そのあとは結局いつもの高田さんのお店の
ザ・クォーターハウスTHE QUARTER HOUSEへ。 

お初つのフンギポルチーニはお寿司屋で、、、_a0031363_518473.jpg



金曜日でいっぱいで、ちょっとうるさかったが、カウンターでシンデレラタイムまで、
バーアルマニャックのフランシスダローズ1974年で〆、と思ったら、高田さんが久しぶりに
ダローズケイコスペシャルのアレキサンダーダローズを作って下さった。
とっても甘くて強いお酒なのに、三人はしっかり最後までいただいてしまいました。

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お初つのフンギポルチーニはお寿司屋で、、、_a0031363_5185819.jpg (生チョコレートはシャンパン風とビターー系の二種類ある)

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(ラベル下のハートの顔のマークは、プリティーバッカスのボトルキープの印)

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 男二人はカウンターで少し仕事関係の話をしていたよう、、、。
彼は本気で貧しい子供達や学校にコンピューターや顕微鏡や教育資材を提供する財団を設立途中。
若い頃から少しでもお金が出来ると沖縄の田舎の学校をおとずれていたという。
その後お仕事に成功して、今はこうして東京で次のステップを過ごしている。

http://keico.exblog.jp/8910544/
若い方からパワーをいただいて、、、2009年9月2日 水曜日 晴れ

 若い方々からパワーと美味をいただいて、時には89才の男性方の人生のお話しをうかがって、
私たちもこれからの残された人生を考えた夜だった。
“それにしても強いね、、、、まだ衰えてないね〜〜” と、連れ合いの驚く顔が揺れていた。
こんな夢みたいな日がたまにはあっていいのですよね、、、と、ホッペタを叩きながらの帰宅でした。






ヴァレンティーニさんいろいろは





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アレキサンダーの手持ちの撮影データ

#IMAGE|a0031363_5404368.jpg|200909/20/63/|mid|290|486#]  (ISO3200で数分の一のシャッタースピードだが、手ぶれ防止のレンズはすごい!)
by pretty-bacchus | 2009-09-18 23:59 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Trackback | Comments(0)
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