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友と酒雨の週末春を呼び
2009年1月30日 金曜日 雨

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 パリで高熱が出て、三十数時間後に5度も突然に下がってから、早一月以上がたった。
朦朧として一日半ベット上で苦しみ、ただただ日本へ帰らねばとの思いで、
機上の人となって十二時間後に、途中で倒れずに帰国できたのが今でも不思議が気がする。
(友人の中には、気を失って気がついたら病院のベットの上にいたという人もいる)

 熱が下がったすぐは両手の親指が内側にすぐ曲がって痛かった。
別の手でもどすと治る、、、そんなことがつづいたが、これはすぐ治ったが、
頭の左上がずきずきと痛いような状態がず〜と続いていた。
帰国後は、ともかく無理をしないで、主婦を忘れ得て暮れとお正月をゆっくりした。

 どういうわけかわからないが、出発の日に飲んだリレンザを最後に、一切のお薬から遠のいた。
誰に言われたわけでもないが、なぜかそうした。
きっと自分の体が、自分の脳内の指示に従ったのに違いない。
それから三週間がたって、今月の第二週に初めて病院にいって血液検査をした。
惨憺たる数字だったから、来月又検査入院をしなければいけなくなるかもしれないといわれた。

 でも、なんだか数日前から、体に力が出てきたし、頭の痛いのはなおったようだ。
でもどこかが違う、、、のだ。
あの熱の前後の記憶がどうも薄れているのだ、それどころか、
あのパリでの9日の記憶がどうもはっきりしない。
なんだか全てがベールに包まれているような感じだ。

アップできなくてもブログの原稿を書いていたから、過ぎたことをたどることは出来るのだが、
いつもと違う、、、
そういえば、それよりずっと以前のことが突然思い出されたり、
今見ている借景の暗い空と木々はなぜか別の世界なのだ、、、、

まあ、あまり気にしないで、そして無理をしないで過ごしていこう、、、。
神様がくださった人生の節目なのかもしれないと思うことにしよう、、、、

http://keico.exblog.jp/7775435/
2008年12月23日 記憶が切れている一日、汗でぐっしょりのベットでうなって寝ていた

 ちょっと忙しがしかった月末の金曜日、疲れたけれど雨の中を夕食にでかけた。
連れ合いの同窓生の会の事務局のお手伝いをしたり、
食事会にごいっしょさせていただくことはよくあり、男性社会の厳しさを超えた友情とかをいいな、
、、って思っているが、今日は彼の仕事関係の友人とのお食事に招かれた。
かねがねゆっくりとお話しを聞きたいなって思っていた方なので嬉しい。

Iさんは50代後半。数年前に一度お目にかかったことがある。
軽くお蕎麦にしましょう、、、ということだったのに、なんとたっぷりと
大川さんのお料理をいただくことになってしまった。
軽いワインの後は、大川さんお薦めの升酒、その後は、宗玄という石川県のお酒(美味!)
蕗味噌と山芋、白身の昆布締め、いたわさ、ぬかずけのお新香、鴨そばがき、
そして粗挽きの二色そばの時に今夜は蕗やアスパラなどを一品ずつ揚げてくださった。
(大川さんありがとう!)

 美味美酒と同じくに美しかったのは、Iさんのお話しだった。
宮司の長男として育ち、その後は物理学者、その後アメリカで建築とインテリアのお仕事、
その後のコンピュータのプログラミング、エトセトラ。
その上、大きな事件に巻き込まれて大変な思いをなさったお話しなどなど、、、。
一人の人間がこれほどの人生を送っているとは驚異である。
その悲喜こもごもの人生経験全てが、今の彼の魅力となって人生後半に現れているようだ。

また、日本山岳会の会員だったり、今一番興味のあるのは、英仏戦争のころのフランスということで、
一気にまたそのあたりの話に花が咲いた。今の愛読書は佐藤賢一だというから、なるほど。
佐藤賢一は、私は『王妃の離婚』『傭兵ピエール』『カエサルを撃て』しか読んでないが、
ここ数年のもいろいろ面白いらしい。
英仏百年戦争も彼が書いているし、、、、、、

厳しい仕事の話を脇に置いて、人生の経験談や家族のことや本の事などなど、
大人三人がこんな風に話せるのって、なんともほのぼのとしていいではないか、、、、
疲れた週末にどっと脳内に嬉しさが一杯になった。
(彼の脳の話も面白かった〜〜〜)

 ニューヨーク時代はよく、 ジャズクラブのスウィート・ベイジルや
ブルーノートに通っていたという彼。
“次回はジャズを一緒に聴きにいきましょう〜〜〜。
雨がひどくなった表通りでIさんと私はふらふら、、、“春雨じゃ濡れていこう、、、、
いやはや、しらふな人が一人いてくれてよかったですね〜〜〜。

 そんなわけで、幸せな週末の一時だった。
昨日のニュース欄に気になったことがあったので、パリで飲んだ薬のことも思い出して、、、、

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(大川やさんのお酒のメニューが見える)

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(大川さんのお店には何カ所も野の花的がお花は生けてある。

友人のご紹介で銀座にある野の花専門店から来るのだという。

玄関外の縁台には、茶花のような可憐な鉢がおかれている)

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(酔い心地で、イイお顔をなさってますね〜〜)

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  (大川さんは背が高くてナイスガイ! もちろん料理の腕も良い!)


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インフル患者の高2男子転落死 治療薬リレンザ処方、服用は不明
 厚労省は29日、インフルエンザにかかり、治療薬「リレンザ」を処方された長野県松本市の高校2年男子(17)が27日、自宅ベランダから転落して死亡したことを明らかにした。処方されたリレンザを服用したかどうかは不明という。同省は、今後リレンザが処方されることが増えるとみられるとして、服用開始から最低2日間は患者から目を離さないことなど事故防止の注意喚起を徹底するよう、製造販売元に指示した。
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パリで緊急に自分だけの判断で飲んだ薬だったが、やはり副作用はあるのだろう。
数十時間の記憶の減退に自問自答していたが、おかしくなっていたという可能性が出てきて
友人医者がいったように、なんだかほっとしている自分はなんなのだろう、、、
by pretty-bacchus | 2009-01-30 23:59 | ♥Person父母,師友人,人生の宝物 | Comments(2)
Commented by mokonotabibito at 2009-02-01 10:40
佐藤賢一さんの本は面白いですよね。本音がぽろり出たりして・・
私はゴシック建築が好きなので、その背景の歴史に興味があり「英仏百年戦争」などを熟読しました。
人生いろいろな出会いがあるのですね。
こうしてネットで知り合った方が、意外に同じ趣味だったりするのも嬉しいものですね・・・
私も職場でインフルエンザが流行しているので気をつけます。
Commented by pretty-bacchus at 2009-02-01 15:40
mokonotabibitoさん、彼の本は、読み出しが取っつきにくいですが、そのあとはどんどん引き込まれていきますね、、、。
「英仏百年戦争」はまだ読んでいませんが、挑戦してみますね。

ほんとに、ネットでのお知り合いは、新しい時代のあり方なのですね、、、

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