陽がなくも 月下美人は 時を知り
2007.05.29 火曜日 曇

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 月下美人が二日の命を終えた。
この花の最後の凄さをみたような気がしたのは、昨年のこと、、、。
二日目の最後になると、めしべとおしべの花粉が輝き始め、その細い何十本もの長い束は
いきおいよく上に向かいはじめる。
まもなく命を終える自分を誇示するような感じである。
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  去年の6月6日の月下美人、一夜花の雄叫びのようだ。

 そしてその命は一年後にはまた甦るのだ。
今年はまだ一輪しか咲かないが、去年は次々に蕾をつけて花開いた。
ことしはどんなだろう、、、、

「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」
花は、来年もまた蕾をつけるだろうが、人間は一度命をうしなうと、二度と同じすがたでは、
この世には現れない、、、、。
それなのに、このところ、命の尊さがどこにいってしまったのだろう、、、。
子供殺し、夫殺し、妻ごろし、はたまた無差別殺人にいたっては、目を覆いたくなるニュースばかりで、
テレビのニュースを見る眼がにじむことばかりだ。

 昨日の農林大臣の自殺につづいて、今度は理事の自殺、、、なんともはがゆくも悲しい。
手を引かれて葬儀にむかう松岡前農相のお母上の映像をみていると、たまらない、、、、。
人の死は、いつの世でも深く悲しいものだ、、、、。
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   二日目の午前五時、、、そろそろ夜が明けてきた頃、部屋の中からカーテンが揺れて、、、、
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  午前七時にはもうしぼみはじめてた、、、、曇で太陽はみえないが、宇宙の動きを察しているのだろう、、、。
   なんともいわれぬ寂しきすがただ、、、
by pretty-bacchus | 2007-05-29 23:57 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)
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