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ボージョレに杯を重ねていくとしぞ
2006.11.15 水曜日 曇り

English Here

Beaujolais Nouveau de Chateau de Pizay est arrive!
 ボージョレヌーヴォーが今日の24時解禁。
モルゴン村にあるシャトー・ドゥ・ピゼイに26年前から関わっている。

 ピゼイのボージョレは本当にすばらしい!
その質の高さは多くの方に評価されている。
毎年ベスト3に入っていて嬉しい限り。

 25年前の「JATA、社団法人日本旅行業協会(JATA World Tourism Congress & World Travel Fair)で
エールフランスとホテルメリディアンチェーンのブースとホスピタリティースイートでの、
樽でのお披露目がこのボージョレヌーヴォーの日本初上陸。
プリティーバッカス ケイコのこのスイートには、なんと観光会議の為に世界中から集まっていた
内外2000人以上の方々が訪れてくれての大盛況だったのだ。

 日本ではまだボージョレヌーヴォーがあまり知られていない事の事である。
古い昔の自分史の一こまである。

 今年の試飲は、
新酒なのにすでに充分に熟成したワイン。
あけてすぐはとってもフレッシュでまさに新酒だが、時間が経つと、すでに立派な?葡萄酒。
沢山のワイン愛好家に飲んでいただき造り手も酒の神バッカスも悦んでいる事でしょう!

 醸造家のコメントを添付しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボージョレ地方モルゴンで最高の立地に恵まれ、美酒を生み出す
シャトー・ドゥ・ピゼイは、毎年愛好家の皆さまに
高い評価をいただいております。
醸造責任者Pascal Dufaitre氏から嬉しい新酒の便りが届きました。
______________
匂いたつ優しき香りと魅惑のボージョレ・ヌーヴォー2006
 
 冬は寒く春は雨が多く、初夏はとても暑くて乾燥した天気が続きました。
暑かった7月には、地中深くはった根が、土壌に蓄えられていた水分を吸い上げて
猛暑を乗り越えました。涼しくて湿度の高かった8月、そして爽やかで日照り続きの9月は
シャトー・ドゥ・ピゼイの樹齢四十五年のガメイ種葡萄を成熟させるには理想的でした。
 葡萄の採り入れは9月5日に始め20日に完璧な環境の中で終了しました。
 
 カーヴの中で目覚めるやいなや
2006年ボージョレ・ヌーヴォーはその魅力を優しく醸し出し始めました。

胸をときめかす甘美なブーケ。
それは、目に優しい色あいで濃く深みのあるデリケートな芍薬の花弁を思わせます。
柔らかく深い紫色のビロードの薔薇の花のような輝き......。

微妙な深い香り。
それは艶やかな薫りたかい見事な果物が深く忍び込み、
複雑で微妙な芳香あふれるブーケです。
熟したサクランボ、白桃、洋梨、甘い葡萄、摘んだばかりのスグリの実、などの香り......
それらのフラグランスが全て混ざりあい複雑に溶けあって芳醇な仕上がりとなりました。

舌に転がるまろやかな喉ごし。
口当たりが優しく、それは更なるなめらかな優しさへといざない、心ときめく幸せを感じます。
新鮮な風味と果実風味が溶けあったハーモニーは、終わりには力強さも感じられます。
なめらかなタンニンを含んだボージョレ・ヌーヴォーの味わいは、
匂いたつ優しさが喉をうるおす喜びと、杯を重ねる歓びとが重なります。  

いつまでも続くこの悦びは、更にもう一杯と友とグラスを交わすことでしょう。
共に生きる歓びを味わいながら、
豊穣の神に捧げる今年の初物にご一緒に杯をあげましょう。
    パスカル・デュフェートル Pascal Dufaitre
      ワイン醸造家 シャトー・ドゥ・ピゼイ Chateau de Pizay
  
皆さまの益々のご健勝とご発展をお祈りして、
  そして世界の平和に願いを込めてご一緒に杯をあげましょう!
       ア・ヴォートル・サンテ! 乾杯!

(少し冷やして=14℃~15℃=お召し上がり下さい) 

    
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  四谷のすし秀さんは、この時期がお店の開店記念でシャトー ドゥ ピゼイの樽と、金峰の升酒で、
お祝いをするのが慣習になっている。今年は十一周年を祝う!

 カウンター11席と小上がりの小さな部屋だけのお店だが、日本中からの素材が揃い美味しい店。
店主の秀さんのパーソナリティーと味とリーズナブルの値段でいつもいっぱいだが、
この時期は樽をめあてに遠方からもお客さんがあり、なかなか席が取れないのだ。
お寿司とワインのマリアージュの発信店となってから久しい。
ありがとう、秀さん!

ボージョレに杯を重ねていくとしぞ_a0031363_401683.jpg
  シャトー ドゥ ピゼイの樽を24時に開けて乾杯!



by pretty-bacchus | 2006-11-15 18:18 | ☆Wine & Dineワイン&食事 | Comments(1)
Commented by pretty-bacchus at 2006-11-15 18:57
ウエスティンホテルの安富社長からお電話をいただいた。
「あのJATA会議のときのホスピタリティースイートの盛況はよく覚えています。
25年もすばらしいいですね。
と、樽を開ける前にうれし涙が溢れている。私の生き様をず〜〜と見守ってくれている人が沢山いてくれる。
ありがたいことである。その方々の気持ちに報いる為には、ワイン文化の普及にもう少し頑張ろう、、、、と力をいただいた一夕である。
さ〜〜これから樽割りだ!
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