満月の月無き夜も月を愛で、藤沢さん錠爾さん弥平さんのこと
2006.06.10 土曜日

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  東京のこの頃ってやっぱりおかしい、、、と思うのはワタシだけかしら?
 ホリエモンが逮捕されようと、村上なにがしが日本を離れようと、六本木周辺は相変わらず
 どんどん進化(或いは退化)している、と思う。

  六本木が華やかになり始めたのは、東京オリンピックの頃、ワタシはまだ学生だった。
 やがて社会人になって、芋洗坂の錠爾さん(福沢錠爾)のお店、「福鮨」に出入りするようになって、
 'ケイコチャン’は都会の魅力に少しずつ目覚めていった。
どっぷりとつからなくてすんだのは、卒業後4年後に、私は当時、女性としては万人の夢であった
パリの駐在員として日本を離れたからであろう、、、。

 日本と西洋という二つの文化を、それも深いところまで体験した私は、
その後少しどこか遠くから見るように、その街六本木をみるようになっていった。

 その中で日本文化の頂点の美術店、「高會堂」だけは、最後まで私を虜にした。
本田技研の創始者の一人の藤沢武夫氏の妻、藤沢好子さんがくりなす洋と和と着物の世界は、
世界中を飛び回っていた一人の日本女性を、父母とは又別の日本美の世界にひもといてくれたのだ。

藤沢御大も十数年前に、父の後に寿司の原点を教えてくれた六本木福鮨の錠爾さんも、
昨年末に彼岸に旅立ってしまった。

 六本木ヒルズに グランドハイアットがオープンしても、私は進んで利用しようともしなかった。
しかし麻布十番は、すぐ近く。
下町情緒豊かなこの街にはレストランはもとより、お肉屋、小物屋、おせんべい屋さんなど昔ながらの
美味しいタノしい店が残っている。
平田さんのイタリアン、“クチーナ平田も、弥平さんの“ピアットスズキも、この街にある。
その後にオープンした新しいお店は私は知らない。

 週末の最期を、今日は弥平さんのお店に予約をした。
昨日の朝から、あまり食事をしていなかったし、ぼ〜としていたので、なんだかけだるい。
少し美味しい物を食べたくなっていた。

 梅雨入りの週末の特製アミューズは冷たいガスパッチョ、美味!
アンティパストミストは、鯒のカルパッチョと鰹と蛸。
冷たいパスタはトマトとエビ。
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 二つめのパスタはアスパラソヴァージュと牛のレヴァーの上にルコラソヴァージュ。
味付けは軽くつけられ上に、ヴァルサミコがルコラの上にさりげなく、、、。
なんと奥行きの深い味なことか!

 親指と人差し指を丸めてシェフにサインを送ると、
「今日僕が最高と思った食材でつくりました、と憎い一言。

  ワインは、ピノグリッジョの後、二つの造り手のバローロ94。

 幸せな週末をすごして来週の超多忙な日々の下準備をできた感強し。
ありがとう!シェフ。
アリガトウ野菜を作った方々、有り難う漁夫のおじさん、
ありがとう、美味しい牧草で牛をそだてたお兄さん、
メルシーボークー美味しいワイン造りの人たち、、、、。
そして私たちを幸せにしてくださる至高の主に感謝!


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  (特製のハンバーグに舌鼓、、、)


 帰宅途中に寄った本屋というか、夜のつたやは、真夜中をすぎているのに人人人で溢れていた。
この本屋は立ち読みどころか、座り読みが認められていて、興味がある本を椅子に座って読むことが出来る。
タバコを吸いながら、コーヒーを飲みながら読みふけっている人が沢山いる。
目的がある本を買いたいときに、人の手あかがついてない綺麗な本を選ぶのがむずかしく、
時にはべたべたになっているのもあって、あまり寄りたくないのだが、
その週に買い損ねた本をときどき求めることがある。
「六本木村のカードをお持ちですか?
「いいえ。
この店では、ヒルズに住む人は割引になるという。
ふ〜んそうなんだ、、、、(私には縁がないことだ)

 やっぱり今の私には、六本木は遠い街だ。
歳をとったからではないよねえ〜〜〜、、、
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  (真夜中まで煌々と明るく外の椅子も人で一杯)a0031363_341394.jpg
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  (なんと真夜中の本屋に、子どもコーナー、赤ちゃん遊ばせコーナーがあるのだから、おどろいてしまう)
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  満月が天空にある時間だがどこにも見えない。満月をみられることなく帰宅。
さあ、これから録画しておいた「チャングムの誓い、をゆっくり見よう。
少し元気になると夜更かしの癖がすぐでてしまう。
でも明日は日曜日だから、、、、

 そして東京の片隅の家でこうしてゆっくり出来ることに感謝して、、、、

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜 追記  〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://keico.exblog.jp/7306016/
2008年7月14日 火曜日 暑い一日だった。
"Le Quatorze Juillet"=マイ・バースデーイヴに、、、

http://keico.exblog.jp/8920246/
2009年9月4日 金曜日 晴れ後曇り、夜半に少し小雨
大正生まれの男性二人に魅了されて

http://keico.exblog.jp/9180761/
2009年10月30日 金曜日 晴れ
☆回想のわが巴里>>暗い朝に冬のグレーの空のパリを思い出して
by pretty-bacchus | 2006-06-11 03:26 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Comments(0)
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