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エドアルド・ヴァレンティーニ トレビアーノ
2006.04.08

   桜もいよいよ最後。今日は月は十夜。
 雨にもまけず散りきらない桜はなぜか寂しそう。
 月は煌々と冴えているが、桜もいよいよ最後。

    (学習院脇の風に揺れるしだれ桜と十夜月)
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 週末なのに、もう花見をする人影もない。
 「桜は女性と同じですね〜〜。まだまだ散らずに美しいのに
 盛りを過ぎると人はみむきもしなくなりまね〜〜。
 キンキンがいっていたのが妙に切ない言葉となる。
 散りゆく桜花を見送りたくて暗くなってから家をでた。


         
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   ( 椿もそろそろ終わりです。)
   (ヘッドライトの路傍の蒲公英がかがやいて、、、、)
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  ノブちゃんのお店でお寿司を愉しむために歩いた。
 水なすが早くも出ていた。
 八つにきってゲランドの塩で軽くもんでもらっておつまみにしたが、
 まだまだ若い。やはり時期を得て熟したものが美味しいのだ、、、、。

  久しぶりにお店のヴァレンティーニのトレビアーノ ダブルツオをいただいた。
 このかぐわしき香りはなんとひさしぶりのことか、、、
 ヴァレンティーニ氏に感謝の杯をあげて、そ〜〜と目を閉じ口づけをする。

  世界で最も高貴な白ワインと言われ、ここ十数年来世界中のワイン評論家をうならせている白ワイン。
 エドアルド・ヴァレンティーニ氏は『ワインのことは大地に聴け』と毎日畑にでかけ、
 ぶどうの木のつぶやきを耳にし、その心を理解することに心をくだいている。
 古代ギリシャの哲学書から学んだ醸造方で仕込み、その色合いは、
 緑がかった深く豊かな麦わら色。熟した果実味と香りの奥行きの深さは格別。
 かぐわしく豊かに凝縮した柑橘類の味わいと柔らかに感じる酸味。
 今飲んでも美味しいのはもちろんだが、じっくりと熟成させて飲む唯一の重厚なトレビアーノ 。
 イタリアでもなかなかお目にかかれない、幻のワインで、特にこの2001年は、
 イタリアのワインオブザイアーに選ばれている銘品。
 480本だけ日本に入ったこのワインは、レストランでも、麻布十番の「ピアットすずき」とか、
 このお店とか、京都の「維座家、とかで数件のお店でしか味わえない。
 次に享受できるのはいつになるのだろう〜
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  行き帰り30〜40分の道々は寂しき桜と春の息吹に満ちていた。
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   (橋の欄干と十夜の月。残りの桜がわびしそう、、、、、、、、、、、、、、)

  ぎりぎりに帰って、「チャングムの誓い、を途中から見た。
 体調も大分整ってきて食事もワインも美味しくなった。もう一歩だろう。
by pretty-bacchus | 2006-04-08 23:59 | ♥EdoardoValentiniヴァレ | Trackback | Comments(0)
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