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遅き春父の思いを引きずりて         
2006年 2月28日 夜に

    写真俳句をしているのですね。とメールをいただいた。
   今とてもはやっているらしい写真俳句。
   でも私は、俳句をならったことはないので、そうですと自信をもっていえない。
   日本人ならだれでもできる五七五をつづっているだけである。

     父が小学校の時によく言っていった。「敬子毎日俳句を作りなさい。日記を毎日つけなさい、と。
    でも私は、愉しい習い事や、野原で遊ぶことを優先してしまったようだ。

     父が遺してくれた本のなかに沢山の俳句関係の本がある。歳時記もいろいろとある、、、。
   去年の父に命日に偶然見つけた父のサイン入りの歳時記は、私の宝物。
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   去年のブログから
       # by pretty-bacchus | 2005-02-08 23:58 | 小さな宝物、師、父母、友人
http://keico.exblog.jp/3268612
父の命日に
   命日に 懐かしき文字 父の本 

     父の命日。もう14年になる。
   酒を愛し、友と語り、人生に少しばから背をむけたこともあり、、、
  最後まで父らしい人生を送ったオトコであった。
   多くのことを与えてくれた父であった。
   沢山のひとに愛された男であった。
   もう少し生きていて欲しかったな、、、、。

    告別式には、梅の香りが寺中に広がっていた。
   西行の詩を愛した父。「願わくは花の下にて春死なん、その如月の望月の頃」の如く二月に逝った。

    せんだって、父の残した本の束がくずれて、整理をしていたら、最後の頁のいつものサインの他に、
   「敬子へ」というのが何冊もあることを発見した。
   いつの日か私の手に渡ることを考えていたのだろうか、、、それとも私に読んで欲しいと思ったのは、
   自分のサインの他に、こうして、敬子へと、、、、書いたのだろうか。

   十数年もたって見つけた父の文字に、、、、、。
   父と母の愛は深いのだ。
    
遅き春父の思いを引きずりて         _a0031363_2504449.jpg
   これは俳句の本、、、、


by pretty-bacchus | 2006-02-28 23:59 | ♥Person父母,師友人,人生の宝物 | Trackback | Comments(0)
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