お見舞いの極意を教えてくださった好子さんを想って
2017年5月20日 土曜日 晴れ 立夏の最後の日は暑い一日でした

 真夏日ですって!
今からこう暑くてはかないませんね、、、、、。

 借景の庭の奥のアオギリの緑がどんどん大きくなってきた。
最盛期よりも寂しいが、それでも大きな手のような葉がふえてきて、
毎日そとをみるのが楽しみになっている。

 Sさんのお見舞いで表参道の病院へ。
甲状腺癌で入院なさっていて、それでもとてもお元気そうで一安心。
癌の中でも一番進行が遅いのだそうで、彼女はけろっとしている。

 お見舞いは、マイコレクションのうちから、美しいガラスの器に入ったオーデコロンと
友人のお花屋さんにお願いしてバーガンディー色のバラのプリザーブドフラワー。
“ま〜〜〜嬉しい〜〜ラリックかしら? さすが!” と、香水好きの彼女は喜んでくださった。
“ガラスの瓶のフォルムを病室で楽しんで、もうすぐ退院ですからお家に帰ってから香りを楽しみますね〜〜。

 病室ではもちろん香水はご法度。それに水を足さねばならない大きな生花もご迷惑。
香りがつよいカサブランカなどはもちろんダメ。
香水瓶をオブジェとして楽しんで、退院してからゆっくりとその香りを楽しみながら自宅療養なのだそう。
(私は香水瓶は好きだが、香水をつけないのだが、それはそれとして)

このお見舞いの極意をいただいたのは、もう二十数年前に藤沢好子さんからだった。
本田技研の創始者の一人の藤沢武夫氏の妻、藤沢好子さんが、六本木の美術商「高會堂」でくりなす
洋と和と着物の世界は、当時世界中を仕事で訪れていた一人の日本女性を、
父母とは又別の日本美の世界にひもといてくれていた。

 プリザーブドフラワーは、今やあたりまえになっているが、その当時はまだまだ珍しかったので、
看護婦さん達が入れ替わり見にいらしたりしてくださって病室は明るくなったのを、よく覚えている。

好子姉のお見舞い時のお召し物も、あまり地味な黒とかグレーではなく、あかるい少し華やかに
みえるもののほうが、病人はほっとするでしょうと、それはそれはさらりとしっとりとした薄紫の和服で、
羽織をはおっていらした。

 Sさんは、何も説明しなくてもわかってくださってほっとしたが、でも日本ではまだまだ、
このユニークなお見舞いの極意をわかっていただける方は少ないようで、
先だってもとんだ誤解を生んでしまって、ブログにまで常識がないと書かれてしまって、ちょっと悲しい。

 立夏も今日まで。明日は小満。
<暦便覧>によると 万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る
陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味だそう。

借景の梧桐の葉も日に日に大きくなってきた。

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(ガラス越しにも緑が踊る、、、、、、)

 
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by pretty-bacchus | 2017-05-20 23:58 | ◐Nature空,海,夕陽,緑花,鳥蝶 | Trackback | Comments(0)
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