弥平さんのお誕生日に久しぶりにピアットスズキへ
2017年2月7日 火曜日 晴 オーナーシェフ鈴木弥平さんのお誕生日に久しぶりにピアットスズキへ

 久しぶりという言葉はどのくらいのことを言うのだろうか。
数ヶ月のこともあり数年もこともあろう。
でもそれが八年にもなると、なんと言うのだろう、、、、なんて考えながら、
小さなエレヴェーターに乗った。

四階でおりて、しばらくは左手の扉を押せずにいたら、中からす〜と開いた。
“こんばんは〜〜〜ご無沙汰いたしました”
“いらっしゃいませ、、、、お変わりありませんね”とホールのマサト君。
“変わらないわけはないでしょう〜〜”と、さっそくに昔からの言葉の遊び?

満席の手前の五席はすでに静かに時がすぎていっているよう。(いいな!なんという大人の雰囲気!)
“シツレイします〜〜〜”と、そっと通り抜けて奥の五席のカウンターの一番奥に通された。
 
“とってもご無沙汰して、こうしてまたおじゃまするのがなんと勇気のいることだとわかりました、、、、”
と頭を下げた。
“いらっしゃいませ、、、”
いつもと変わらない笑顔が迎えてくれた。
 (涙をじっとこらえるワタシ)

 <ピアット・スズキ Piatto Suzuki>の鈴木弥平さん
ことところ何度もメールでお話ししているが、こうして久しぶりに顔をあさせるのはなんと八年ぶりだった。

今日は弥平さんの大台五十歳のお誕生日
どうしても彼の顔を見てお料理がいただきたいと思って、何日か前にお願いして席をとっていただいた。

 彼のお料理を最初にいただいてから、もう二十年以上になるだろう。
平田さんに憧れて水戸から上京した弥平さんは二十代後半に単身イタリアへ。
一年ほど、それまでの料理を再確認の旅をして帰国。
<クチーナ平田>でシェフを務めていた頃に、二階の席でよくお話しをしていたころがなつかしい。

三十五歳の時に独立して、「ピアットスズキ」を麻布十番に開店なさって十五年がたったのだ。
テーブル席五卓と、厨房前のカウンター席五席というレストランだが、調理場の彼からは
どのテーブルもみえるというコンセプト。
瞬く間にミシュランの話題にもなり、イタリアンを愛するお客様でいつもにぎわい、
東京で一番予約のとれないお店となっていった。

それ以来、私たちは「ピアットスズキ」だけがイタリアンとなってしまった。
二人の時はもちろんカウンター。お客様をするときは左のコーナー席とそれはそれは幸せな中年ライフを
満喫させていただいた。
楽しいときも悲しいときも、そして疲れきっているときも、いつもお腹と心を満たしてくださった。
 
それがここ八年も一度もいったことがなかったのだ。
どうしてだろう〜〜?!
考えられることはあるが、まあそれも時効でまあいいだろう、、、、。

 (カウンターの他のお客様の前では説明できないので、先週の検査でのこと故、
今日はワインが飲めないことは、メールでお知らせしておいた)
“う〜〜まず泡物が欲しいですね、、、ペリエ”をいただこうかな、、、と言ってしまって大笑い。
いかに長い間イタリアレストランにいっていなかったことか!
イタリアの泡物のナチュラルミネラルウォーターの代表のサンペレグリノを忘れていたのだ!

 懐かしい〜〜〜!
なんともなつかしい〜〜〜。
久しぶりなので、お料理はシェフにお任せっすることにして、ワタシはもう遠慮なく
前を上を後ろを回りをキョロキョロ、、、(お隣の方にはお詫びして、、、)。
もう何も変わっていない。
ホールの方が一人新しい顔のようで、調理場のスーシェフもスタッフも、以前のまま!
時の流れがとまったように、すべて昔とおなじだった。

涙をこらえるのが大変だった。
お隣がいらっしゃらなければ、涙のあとに、はしゃいでしまったことだろう!

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(弥平さん!  お鍋もみんなピッカピカ!)

 いつものようにのピクルスとオリーブのお皿アミューズから始まり、お料理がでるころに
あのパン皿に一杯のパン、パン、、、、。
グリッシーニやパリパリと薄い板状のグリッシーニは、スプマンテでなくとも美味!
バゲット風・全糧粉風・デニッシュ生地風とどれもイイ!

 あっというまに十数皿をいただいていた。
もっとシェフとお話ししたいが遠慮して、二人ともただ黙々と季節感いっぱいのお皿をいただいた。
数時間がすぎ、最後の客となってしまった。
ごめんなさい弥平さん。

 次回の予約をうけていただいて夜の街にでた。
来るときはとぼとぼ歩いていた連れ合いは、スキップをしながら大通りまで。
なんともゲンキンなお人です!

 いつまで美味しくいただけるのかしらね、、、と、そんな会話が多くなった今、
最後の晩餐は、フレンチは斎須政雄のコートドール、イタリアンは鈴木弥平のピアットスズキ、と
決めているので、一安心の夜でした。
ありがとう! 弥平さん!

2016年2月25日 木曜日 曇り
http://keico.exblog.jp/22537690/
フレンチレストラン<コート・ドール>が三十周年を迎えました

 悲しいことが一つあった。
着いてすぐ“平田さんご夫妻はどうなさってますか?
とうかがったら、なんと去年の三月にお亡くなりになられたとこと。
“笑った顔の写真が少なくて、、、”と、小さな額の中に平田勝さんが笑っていた。
長い間ご無沙汰している間に、イタリア料理界をひっぱっていらした大御所がこの世を去っていたのだ。
最後にお目にかかったのは、平田さんご夫妻がお仕事を終えて夜遅くに弥平さんのお店に入らした時だった。
(平田さんのことは明日に書きます、、、)

<クチーナ平田>はもう一人の弟子に引き継がれ、平田さんご夫妻の最愛の弟子<鈴木弥平>が、
今、日本のイタリア料理界を引っ張っている

 実は、このブログには何十回も登場しているが
「ピアットスズキ」 鈴木弥平と書いたことが一度もなかったかもしれない。
それだけ、私の<隠しレストラン>として大事にしておきたかったのだ。

 今日のお料理の一部は、(ボケボケのスナップですが、、、)
 
☆ ボタン海老のタルタル
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(回りの白いのはエキストラヴァージンオリーヴオイルの粉末)

☆ 蛸のテリーヌ
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☆ 白金豚の自家製プロシュート
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☆ 白子とモッツアレーラチーズのオーブン焼き
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☆ スパゲッティーこはまぐりと葉唐辛子のボンゴレ
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☆ タリアテッレ牛すじのラグーソソース
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☆ 鰆の    
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☆ くろむつのソテー蕗の薹のソース
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☆ 特製ハンバーグ
   ご主人がおすきでしたですね、、、と弥平さんが、メニューにない特製をつくってくださった。
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☆ デザートはお隣さんだけ、、、
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 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/3717874
2006.06.10 土曜日
満月の月無き夜も月を愛で、藤沢さん錠爾さん弥平さんのこと

http://keico.exblog.jp/5092660/
2007.02.07 水曜日 曇り
ピアットの鈴木弥平さんのお誕生日

http://keico.exblog.jp/6928366/
2008年3月22日 土曜日 はれ
久しぶりにピアットスズキで夕食。
 このブログより、
   日本版ミシュランでは、たった二件のイタリアレストランとして、
  親方のクチーナ平田さんと選ばれたのだ。
  カウンター五席と、五つのテーブルはいつも満席で、時には一日二回転もするが、
  その味はいつも変わらないどころか、常に新しい驚きと喜びがある。
  すごいシェフだ。

  シェフの弥平さんとは、ヴィノ・ヒラタのころからのお付きあいだから、
  もう十五年くらいになる。
  私は勝手に弟みたいと思っているのだが、きっと彼は、そういうお客様が
  沢山いるに違いない。
  時には一人の女性がカウンターで食事をしてらっしゃるし、ジローラモさんや超有名人や
  ジャーナリストや、時には政財界やマスコミの方々のお顔もみられる。
  超無名人は私たちくらいかもしれないと思うことすらある。

  ちょっと疲れた一週間だったし、まだ手が少し痛いしっっ、、、で、
 “今日は野菜を中心にお願いします、、それに左の人差し指が使えないのでナイフフォークは無理かな、、、
  その一言で、新しいレシピーを思われる、見たこともない皿が次々に出されて、ほんとうに嬉しい驚きだ。
  言われなくとも解っていたごとくに、次々と野菜料理が創られていく課程を見ながらの
  カウンターでの食事は至福の一時だ。
  いやなことがあっても、これで全てが報われるような気持ちになる。

 “ありがとう、弥平さん、ありがとう、食材を作る農家の皆さん、ありがとう葡萄を作り人、
  ありがとう〜〜自然の神様、、、と、心の中で手を合わせて食を進めた、、、、。

http://keico.exblog.jp/3618969/
2006.05.16 火曜日
シチリアからのマエストロ パスクアーレ ジューディチェ 

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(その時の写真を持参して思い出話を、、、、、ある一日は貸し切りにしていただいたのでした。)
何と若かったでしょう!)

 まだまだ沢山ブログはある、、、、。


by pretty-bacchus | 2017-02-07 23:59 | ♥Person父母,師友人,人生の宝物 | Trackback | Comments(6)
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Commented by nanahan at 2017-02-13 08:37 x
美味しいモノを少し~~が、極意でしょうね
Commented by swingphoto at 2017-02-13 21:24
コートドールは、2月19日オープンでした。
25日は、日経に見田さんの記事が出た日です。
Commented by pretty-bacchus at 2017-02-14 01:50
nanahanさん、美味しいものを少しをいろいろ季節感豊かな皿が良いですね。

Commented by pretty-bacchus at 2017-02-14 01:51
swingphotoさん、こんばんは。
そうでしたね! 今年もいらっしゃいますか?

Commented at 2017-02-14 08:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2017-02-16 23:56
鍵コメントさま。アドヴァイスありがとうございました。

私たちはその次の週にいたします。

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