サンルイ島からシテ島のノートルダム大聖堂までの冬日のセーヌ川
2014年12月29日 月曜日 晴れ

 短い間なのにいろいろあった今回の巴里だった。
途中で弟の訃報をうけたことも旅では初めてだった。

 三つの仕事を終えて少しゆっくりした十四日の日曜日の午後にノートルダム大聖堂に向かった。
せめて異国の巴里だが祈りを捧げたかったのだ。

 友人がだしてくれた車で街を走った。
クリスマスの前々日曜日で街はごった返していた。
聖堂の近くまでたどりつけても駐車はむずかしだろうと、彼女はサンルイ島のセーヌ河畔の細い道に
スペースをみつけた。

濡れた石畳を歩いてサン・ルイ島から橋を渡ってシテ島へ。聖堂の東側(裏側)にでて、
北の通りを歩いてノートルダム大聖堂の正面まではさわやかな寒さの中のお散歩となった。

 午後三時、この時期の巴里の夕暮れは早い。
雨が降ったり雲ったりの一日だったのに、雲間からわずかに密やかに太陽が顔をだしたりしていた。

 セーヌはどんよりとうねりながら流れていた。
セーヌ川は、ブルゴーニュ地方の山塊を源に流れる河川。
流域に恵みを与えながらフランスをいく全長780kmの河川。ロワール川に続いて第二の長さである。
「パリのセーヌ河岸」は今はユネスコ世界遺産のひとつで、シュリー橋からイエナ橋までの
およそ八キロほどが登録対象。もちろん中州のシテ島とサン・ルイ島も含まれている。

 曇りがちなその午後の写真は、おもしろい色感をしていた。
いつもならフォトショップで簡単に仕上げて500キロ以内に納めてアップするのだが、
なんだかいろいろ遊んでみたくなった。
RAWデータをフジ純正でついたきたSILKYPIXのローファイルコンバーターで、
そしてJPEGをあえてシグマのSIGMA PPでとかで、時にはモノクロ化したりしながら数時間を費やした。

 おもしろくなって、かなりの枚数をブログにアップして、そのまま投稿画面でいろいろ書いた。
突然最後に、風車が回りはじめそのままになり、結局ダウンしてしまった。
(下書きのテキストデータはないのだ)
いたく悲しくなってなって、寝しなに一枚だけアップした。

雨で濡れて黒光りした石畳をコートを重ね寒そうに歩く女性。
このまま進んだらセーヌ川ぎりぎりの細い道に達して、雨の多いときには没してしまう道。
そのまま歩き続けると、やがてセーヌの<巴里海底神殿>にたどりつくのだろか、、、。
そこはノートルダム大聖堂の深い深い闇の墓地なのかもしれないな、、、、、
そんなことを想いながらシャッターをおした。

 その一枚へのお二方から短いコメントをいただいた。
写真界のすごい御大のお二人のNKさんとナナハンさんが気に入ってくださったようで、
なんだかとっても嬉しい。

 昨日消えた冬のサンルイ島のセーヌ河畔からノートルダム正面までをもう一度アップしておきましょう。
この日この時の一瞬の<わたしの巴里>です。

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(南方の空は少し晴れていた、、、)

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(西の空に時々淡い太陽が笑う、、、)

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(川面に時には近づきながら飛ぶ鳥はカモメなのかしら?)

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(曇天にも鳥が飛びかうセーヌ河の空、、、、向こうは工事中のパンテオン))

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(東北の角から)

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(そしてやがて、フランスの道路元標に着く。ここはフランスの道路網の始点で、日本では日本橋!)

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(聖堂前のクリスマスツリーをみあげる家族)

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(この門をくぐって中へ入る、、、、)

(中の荘厳さはまた後日あっぷいたしましょう、、、)

http://keico.exblog.jp/20570868/
2014年12月22日 月曜日 晴れ
シテ島のノートルダム大聖堂のステンドグラスに願いを込めて




by pretty-bacchus | 2014-12-29 19:19 | ♧Journey海外2014PAR巴里 | Trackback | Comments(11)
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Commented by nanahan at 2014-12-29 22:15 x
拝見しました、やはり、愚生が欲しいと申し込んだ、モノクロの一点が抜群の出来映えです。

この写真は川岸の寒さが写っていますね。
Commented by 婆美以 at 2014-12-30 00:31 x
モノクロのセーヌ川、本当に素敵ですね!
写真の世界に不明なので賞賛の言葉が「好き~」以外判らず残念~!
実際、ドアノーさまのより好きかも、、なんです(^^ゞ

セーヌ川辺りって今も「かくも長き不在」で見るの風景そのままなんですね!!!
 
@パリ展の追加画像拝見。こちらで良い記事を見せて頂けて幸運です。
先生は真に私達の宝だと思いました。国内でももっと多くの方に見て頂きたいと願ってやみません。

Commented at 2014-12-30 18:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-12-30 18:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2014-12-31 01:19
nanahanさん、ありがとうございました。なるほど川岸の寒さですか!
とても寒い午後でした。


Commented by pretty-bacchus at 2014-12-31 01:21
婆美以さん、うわ〜〜〜おそろしい賞賛です! ありがとうございます。
志村先生の巴里はまだ整理が出来ていなくてごめんなさいね。ほんとうに私たち日本人の宝ですね!

Commented by 郁子 at 2014-12-31 01:41 x
先客様に異を唱えるわけではないけれど、好みは人それぞれですから、敢えてどうしても私の好みを吐かせていただくと、パッと一目見た瞬間から気に入ったのが1枚目のスナップ。
これこそ敬子さん独自のアングル、おこがましい言い方ですが、拡大して見てみると、詩情あふれる川辺の冬の美しさに息を飲んでしまうのです。
黄色く色づいた葉をいまだ少し残す木の表情の何と愛しいことよ、と私は思う。そしてそれに遠くへと連なっていく細い木と外灯と・・・
また決して美しくはないけど、落書のあるコンクリの古い堤防の魅力。かすかにさざ波立ちながら流れ行くセーヌの面持ち。
遠くのあれは橋?その向うは先程までの雨のなごりで霞がかかったようにけぶり、建物や葉の落ちた冬木のひと群れが見える。(そして川の中程のあれは、見た事があるような・・・)
これはしみじみと魅入ってしまった私の独り言。
今回のパリのスナップの中で一番好きな1枚、これこそが、敬子さんの感性の真骨頂と、私は愛する。
Commented by pretty-bacchus at 2014-12-31 02:27
郁子さ〜〜〜ん、素晴らしいコメントをありがとうございました!
歌人詩人の郁子さんのその情感あふれる感性豊かな女性的な、私の写真への想いに感謝いたします。
わずかに残った晩秋の葉色、その色を写すセーヌのさざ波、遠くの街灯までよく気がついてくださいましたね、、、。
クリックして大きくするというのが最近愉しくなっています。
橋を歩く人が背中を丸めて寒そうですし、橋の下を行き交う船がみえたりと、、、写真が写し切った一瞬の巴里なのですね。
今年も沢山のコメントをありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください!!

Commented by F at 2014-12-31 05:14 x
あなたにはステキな友がたくさんいるね。
良いお年を。

Commented by pretty-bacchus at 2014-12-31 17:17
Fさん、ことしも見守ってくださってありがとうございました。
どうぞきたる年もよろしくお願いいたします。

Commented by pretty-bacchus at 2014-12-31 17:33
tanuki_oyajiさん、
今年も自然の中で生活する生き物達を沢山魅せていただきました。
東京では絶対にない世界を楽しませていただきありがとうございました。
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!

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