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<しむらのいろ>と宇治金時と夜の山梔子
2013年6月16日 日曜日 雨のち曇り晴れ

 一日中もやもやとしながら、志村ふくみ先生の著書をいろいろ読み返していた。
アルスシムラの後半で、いよいよ織りに入るのだが、今の私の考えはどうも邪道のような気もしてきた。
頭でっかちで欲張りすぎだ、、、。
 
<しむらのいろ>と宇治金時と夜の山梔子_a0031363_1343933.jpg (ギャラリーシムラのコーナーにはご著書が)


どうやら色はあまりたくさん使わない方が良いようなのだ。
今回はお教室で染めた桜とからすのえんどうと白糸がそれぞれ一綛づつあって、
それで五メートル弱の布が織れるのだそうだが、そのあとそれぞれが染めた色糸がいろいろと、
工房からの<しむらのいろ>が各人六色までが可能なので、お仲間は皆なアイディアが一杯で織り始めた。
なかにはボロ布のようなのを裂いて糸にして織り込んで模様のようにしていらっしゃるかたもいて、
皆さんほんとうにすごい。
あと六回で五メートルを織らねばならないのだから、多くの色を取り混ぜて織りたいというのは
所詮無理なことなのかもしれない。

 その上、今まで作品として鑑賞するときには見えなかった何かが少し観えるようになったのだろうか。
ふくみ先生の過去の多くの著述のなかで、作品とその随想を一緒に読めるのはいくつかあるが、
わたしは求龍堂の『織と文』『篝火 続・織と文』が好きで、いつも手元に置いている。
作品とその作品への思いを重ね読んでもせんないことなのだが、湿った雨の借景を見ていると
どっぷりとその世界に浸ってしまっている。

 夕方に少し歩こうと美容院に向かった。
あら、もう氷のショーウィンドーに!
さすがに寒くてまだまだの感じ。
梅雨明けが待ち遠しいな、、、。

<しむらのいろ>と宇治金時と夜の山梔子_a0031363_1451167.jpg

帰り道みち、、、、

<しむらのいろ>と宇治金時と夜の山梔子_a0031363_1455797.jpg  (月に映えて山梔子がゆれて〜〜〜)

<しむらのいろ>と宇治金時と夜の山梔子_a0031363_1462892.jpg (下弦の月が笑っていて、、、、、、はい、こんばんは!)



by pretty-bacchus | 2013-06-16 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(0)
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