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南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院
2013年6月8日 土曜日 曇り南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_21252852.gif

 フランスから国賓として来日したオランド大統領と、(事実婚の)パートナーの
トリユルバイレールさんは天皇皇后両陛下、安倍首相各界の代表にお会いしてスケジュールをこなされた。
なんともお粗末なのは、アルジェリア事件に哀悼の辞を表したときに、
日本と中国を間違ったというのだから驚いてしまう。
フランス人の多くは、何十年たっても日本はアジアのどこにあるかをわかっていないのだろう。
大統領にしてなのだから、嗚呼!

 どういうわけか、しなければいけない他のことがたくさんあるのに、ハードディスクに残っていた
昔の旅のポジをデータ化したのをいじり始めてしまった。

1990年代後半の頃のフランスの旅。エールフランスの機内誌の<Bon Voyage>
の取材の旅のポジは、
まだほとんどデータ化していないが、日仏会館での2006年の私の写真展の為に、
プロによってデータ化されたものも多くある。
このブログに何点かは載せることが出来ているが、まだまだ懐かしい写真がたくさんある。

魅力あふれるフランスの地方を巡る〔その二〕
~ラングドック・ルーシヨンへの誘い
日 時:2006年1月10日(火)~1月27日(金)
09:00~18:00 入場無料 (日曜祭日休館)
会 場:日仏会館エントランスホール 


http://keico.exblog.jp/2733244/
2005.11.29
2006年写真展
 
http://keico.exblog.jp/2860215/
2005.12.26
2006日仏写真展案内状

それらはもう二度と訪れることができないであろう山奥の聖堂やロマネスクの遺跡。
訪れることは出来ないが、私の胸の奥に脳裏にくっきりと残り、光が遊び風の音さえきこえてくる。

 想いでだけには生きたくないが、週末の数時間を二度と行かれない過去の旅への
郷愁に浸るのも素敵な一時だ。
今ならGPSがあるから撮った時点を確定することができるだろうが、ほんの十数年前なのに、
ミシュランの地図をひもときながらの車での旅であり、銀塩ポジでの時代だった。
でもこうして、写真って事実の記録にも心の記憶にも残るって素晴らしいことだ!

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_3455649.jpg 上りきったと思ったのに更に180度曲がるところに、この標識が、、、。

<フランス D84 Serrabone Boule d'Amont>と、
グーグルアースで検索したら一秒もしないで現れた。
南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_346584.png


 春の木々が芽生えて、ジュネの花が咲く道をしばらく走ると前方に建物が見えてきた。
細い曲がりくねった道をどんどん上り詰めた狭い大地に立つ静謐な小さい修道院だった。

 南仏のラングドックルシヨンやピレネーオリエンタル地方には、ロマネスク時代の楚々とした聖堂が
静かに鎮座している。
時には案内書にはない建物が突然眼前に現れたりして驚嘆することがある。
もう二度と行くことはできないであろうその昔の旅を写真を整理しながらひもといている。

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_43999.jpg

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_434424.jpg (頂上はとても狭い処で、その突先にプリウレの小聖堂は建つ)

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_463414.jpg  (野の花が咲き乱れ、その向こうは断崖)

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_121544.jpg

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_474134.jpg (少し降りたところに聖堂への細い数メートルの廊があり、その入り口から柱頭が続く、、、)


http://keico.exblog.jp/3019456/
2006.01.14
セラボンヌの柱頭(2006年写真展)

聖堂内の柱頭は下記をクリックしてください。
http://keico.exblog.jp/3048810/
2006.01.19
ロマネスクの優セラボンヌ(2006年写真展) 

http://keico.exblog.jp/7230933/
2008年6月20日 金曜日 晴れ
汗がだらだらと頭から落ちて(南仏・セラボンヌのプリウレの柱頭)

 ここには、十二世紀に地中海各地でロマネスク彫刻を手掛けたカベスタニーの職人
(Maitre de Cabestany)の柱頭が残っている。
ピレネーの山懐のセラボンヌ、サン・ミッシェル・ド・キュクサ、サン・マルタンド・カニグーなど
ラングドックやペルピニアン西部にわずかにのこっている名工のもの。

このカベスタニー作品が国を超えてトスカーナの片田舎にたった一点残っているのを
2010年の旅で見ることができた(サンタンティモ聖堂)。
その時の感激は忘れられない。トスカーナならまだ行かれるだろう、、、。

http://keico.exblog.jp/10971766/
2010年7月3日 土曜日 晴れ
モンテ・オリヴェート・マッジョーレ聖堂とサンタンティモ聖堂へ

http://keico.exblog.jp/13429052/
2011年8月31日 水曜日 曇りのち、、、、
読書と写真の整理は旅心をくすぐって

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_2285045.jpg

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 この時のレポルター寿のエールフランスの機内誌は、
http://keico.exblog.jp/12578864/
 機内誌<Bon Voyage>の記事など
☆77号1997冬号<ラングドックルーシオンが今熱い!>

この時は青山さんがいらっしゃれなくて、パリから合流したフランス人カメラマンだったが、
トップの両開きのページから多くの写真が私が撮ったものだった。

2011年5月14日 土曜日 晴れのち曇り、夜に小雨
http://keico.exblog.jp/690561/
後の本になった
フランスは発見の旅我もまた「フランスの発見の旅・西編」
もちろんめいんのカメラマンは青山進さん。

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 この時の旅で一番気に入っているのは、案内状に使った<カルスト大地の羊飼いのオジサンと犬>と、
そのあと通り過ぎて車内から写した太陽に向かって頭を上げる羊の写真だ。

南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_4522357.jpg


http://keico.exblog.jp/2995120/
2006.01.10
炎天にこうべを上げてボスは立つ


南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_5255056.jpg
南仏のロマネスクの優、セラボーヌのプリウレ=小修道院_a0031363_5261581.jpg


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それと、コリウールの海の少年
http://keico.exblog.jp/3019015/
2006.01.14
すてきな感想をありがとうございました(2006年写真展)



追記:同じく南仏のロマネスクの優、ピレネー近くのサンミッシェル・ドゥ・キュクサは
項をあらためていつか、、、



by pretty-bacchus | 2013-06-08 23:58 | ♪Journey海外96ピレネオリエン | Trackback | Comments(4)
Commented by k7003 at 2013-06-10 05:26
ボクの昔ショットは「懐かしい!」というに留まりますけれど、PrettyB さんのは、すべて、公的な遺産としての意味合いを帯びるものです。その意味で、こういうブログというあやふやなメディアに留まるのが、残念で仕方がありません。日本の出版界、しっかりせんかい!!!!
Commented by 婆美以 at 2013-06-10 13:50 x
>ブログというあやふやなメディアに留まるのが、残念・・・
同感です!
Commented by pretty-bacchus at 2013-06-11 01:25
k7003さん、いつもありがとうございます。
こうしてブログで多くの友人達に楽しんでいただけるのも良しかと!

Commented by pretty-bacchus at 2013-06-11 01:25
婆美以さん、いつも応援をありがとうございます。
もう少し頑張りますね、、、

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