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新幹線の中で染め糸のデザインを考える
2013年5月28日 火曜日 曇り 京都入り

 北の国ではサクラの開花のニュースの頃なのに、関東も関西も梅雨入り。平年より十日も早いのだそう。

 午前午後とめずらしく忙しくしていた。
今週はフランスから今年初めての船が入るので通関書類やラボラトリー関係のことでばたばた。
もう仕事はやめているのだが、毎年夏になると友人達のたっての要望と自家の夏の贈答用に、
シャブリとサンテグジュペリ伯爵の白ワイン ソーヴィニヨンブランがほんの数十ケースだけ入船する。
造り手も手塩にかけた娘達を日本に嫁がせることをとても喜んでくれていて、
ささやかな日仏交流かな、って小さな自己満足。

 あたふたと旅支度をして暗くなりはじめた東京駅へ。
タクシーは信号脇の道路で降ろされるという不便はもう十数年も続いていて、
いつになったら車から降りて雨に濡れずに駅の構内に入れるのだろうか?
行政の怠慢をいつも運転手さんと話している。

 すっかり慣れたルートで、まず大丸の地下でお弁当を買って一階にもどる。
JR東海のコーナーで切符を買って、すぐそばの改札口から入って出発階へ。
ジパアングで<ひかり>にしようと思うのに、いつもこうして<のぞみ>になってしまって時を急いでいる感じ。
車内はほどほどの人で、今日は読書をやめて色遊び?
明日あたりは<アルスシムラ>の授業ではデザインになるはずだから、
今までお教室で染められた糸とTさんやKさんが染めてくださった糸でどんなものを織るかをシュミレーション。

新幹線の中で染め糸のデザインを考える_a0031363_1385776.jpg


色糸を写真に撮ってあるので、それを色毎にひとつひとつ切って、色の並び順をいろいろ試行錯誤。
予科での糸は少し太いようだし経糸が白なので、最初に夢みていたようにはできないし、
緯糸も数色だけで濃い色がないのでどんなことになるのやら、、、。
でもとっても楽しみ!
自分で染めて自分で織機にかけて織った布で身につけるものができるなんて!
五メートル弱の布が織れるという。
ショールにしようか、ジレーにしようか、それともTさんのように何枚かのテーブルセンターにして
友達にもさしあげようかと、、、思いは広がっていく。

 もうあと十分ほどで京都着。
あら車窓を雨が流れ始めたみたい、、、。
明日も明後日も雨の予報。
明日は、志村ふくみの<アルスシムラ>第六回目の授業。
雨で静かな京都で、熱い授業が待っている。

(のぞみ129号の車内で)

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
新幹線の中で染め糸のデザインを考える_a0031363_1424135.jpg (桜の園 その一)

新幹線の中で染め糸のデザインを考える_a0031363_16471462.jpg

(藍と櫻で染めはんなりと織られた1988年の作品<桜の園 その二>。



by pretty-bacchus | 2013-05-29 09:09 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(2)
Commented by F at 2013-05-30 03:38 x
鍵です
Commented by pretty-bacchus at 2013-05-31 18:18
鍵コメントさん、いろいろありがとうございます。

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