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シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯!
2011年11月17日 木曜日 晴 その一

ボージョレ・ヌーボーが解禁となった。
今年はことのほかメディアの報道が多いような気がするし、専門店やスーパーでは解禁を祝うイベントが多かったようだ。

 昨夜の午前零時からの八芳園での欧州連合(EU)の解禁パーティーも、
今日のフランス大使館でのレセプション出席の予定もやめて静かに時をすごした。
ご近所へのご挨拶もスタッフに変わってもらった。
先週からのいろいろで疲れ切っていて、一杯のワインで胃がきりきりとうなりはじめる。
ストレスが胃にくるとは、私も年をとったモノだ。

 パスカル・デュフェートルからの便りのように、素晴らしい出来となった2011 シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォー。

      葡萄酒とその文化の魅力にとりつかれて半世紀、
    プレジール・ドゥ・ヴィーヴル(生きる歓び)をもっとうに、
        ワインの仕事に携わって四十数年。
   ありがたいご縁をいただく友人知人の方に、晩秋の便り&ボージョレ・ヌーヴォーを
           お送りしはじめて二十数年。
     歳を重ねてその数は増して、ワインの輪が更なる芳醇な人の輪を醸しだし、
       私たちの人生を心豊かな晩年に導いてくれている。
 
      今年もまたこうしてシャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォーで
         五穀豊穣の悦びを祝えることに、心よりの感謝を込めて、、、

 自然界の神様に祈りを捧げて、造り手のご苦労に頭を垂れて、そして友人達の丸い輪に感謝を込めて、
最初の一口をいただいた。
      ア・ヴォートル・サンテ! 乾杯! 
         (なんだかやたらに涙がでてグラスをぬらした、、)

 今や50を越える造り手のボージョレヌーヴォーのトップスリーに入る
(世界一おいしいと言われる)シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーを輸入して三十年がたった。
悲喜こもごもの年月をこうして、晩秋の五穀豊穣のお祝いワインで振り返るのもあとどのくらいできるのだろうか。

      < ヌーヴォーの杯をあおりて手を合わせ

シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯!_a0031363_2485732.jpg (友人のお店は十六周年で、毎年 シャトー・ドゥ・ピゼイの樽をあけてお客様に振る舞っている。


独立した弟子からのお花もついて、、、おめでとう〜〜〜!))

シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯!_a0031363_251012.jpg

シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯!_a0031363_2533923.jpg

シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯!_a0031363_253557.jpg


 お寿司やさんなのに、まず初冬の江戸の華・ベッタラで始めた、、、)

〜〜〜〜〜〜〜〜
http://keico.exblog.jp/13956342
2011年11月5日 土曜日 曇り後雨のブログへ
Chateau de Pizayボージョレヌーボーで<Season's Greetings 2011>

http://keico.exblog.jp/13856866
2011年10月20日 木曜日 晴れ
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陶酔する2011年のシャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォー

http://keico.exblog.jp/13796452
2011年10月11日 火曜日 のブログ
十三夜とシャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォー


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

   十四世紀に建てられた瀟酒なシャトー・ドゥ・ピゼイは、ボージョレ地方の10のクリュの内で
    最高の南東向きの立地と、最良の土壌に恵まれたモルゴン地区に畑と醸造所があります。
     110エーカーの葡萄畑では、樹齢45~60年のガメイ種の葡萄が有機栽培されています。
            理想的な気候にに恵まれて今年も見事な葡萄が収穫されました。
    静かなる熟成の時を経て、十月末には瓶詰めされ、十一月初めにシャトーを旅立ちました。
 シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォーは、ボージョレ地方全体の0.5パーセントほどの稀少で、
            昔は領主様だけが味わた珠玉の新酒でした。
            日本へは限定の数百ケースが空輸されてきます。

醸造家のパスカルデュフェートルから、今年も、詩情あふれるメッセージが届きましたのでご紹介いたします。

                         〜〜〜〜
          Château de PIZAY, Beaujolais Nouveau 2011
           香り豊かで優しく芳醇でセンセーショナル!
  〜〜 陶酔する2011年のシャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォー 〜〜

    ボードレールの詩にあるように《時間の経過と共に苦しみを増す奴隷達》になってしまう私達。
    11月中旬のバッカスの祭典では、今年が間違いなくワイン造りの最高の季節として記録され、
      過去の偉大な一ページとして記憶されるでしょう。

実り豊かで、例年よりも早い収穫期を迎えたこの2011年は、
風味豊かなとろけるような芳醇なワインを私達に届けてくれました。

そのローブ(色合い)は鮮やかで濃厚、完熟したさくらんぼのジュースのよう、、、
思わず口づけをしたくなるような魅惑的な深紅の彩。
香りはフランボワーズ、潰れたいちご、そしてさくらんぼの香りも。さらには、
かすかに匂うカシスの芽の刺激的な香り、
ほぐした柘榴の実や、熟した甘いオレンジの薄皮の香りは、夢うつつな晩秋の夕暮れへと誘われるようです。

  口にすると、最初に大らかな新鮮なゆったりとした葡萄の味が、
やがてそれは柔らかく芳醇な奥深い味の極地となり、
最後は繊細で優雅な官能的な味で口中が満たされます、、、ながいながい間。
  いやらしいほどに美味で、まろやかで魅力的な口当たり。その記憶は、
消すことが出来ない熱い過去の感覚のようにとどまり、、、
その後味は絶え間なく次の杯を求めてやみません。

興奮させるこの2011!
この2011年のシャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレ・ヌーヴォーは、
人々を陶酔させてしまいます!

《美酒に酔い、美しい詩に酔い、美徳に酔い、あなたの流儀でどうぞ》
 Pascal Dufaitre        パスカル・デュフェートル

« Enivrez-vous sans cesse de vin, de poésie, de vertu, à votre guise. » シャルル・ボードデール<散文の小さな詩> より 、
by pretty-bacchus | 2011-11-18 02:03 | ♥Wine & Dineワイン&食事 | Trackback(1) | Comments(16)
Tracked from abs equipment at 2014-11-13 10:33
タイトル : abs equipment
シャトー・ドゥ・ピゼイのボージョレヌーヴォーで乾杯! : 生きる歓び Plaisir de Vivre。人生はつらし、されど愉しく美しく... more
Commented by mokonotabibito at 2011-11-18 09:31
ボージョレ・ヌーボーの季節ですね。
おめでとうございます!

胃が痛むとのことで心配しております。
やはり疲れとストレスではないでしょうか。
どうぞ御身体大切に、御自愛ください。
Commented by nori at 2011-11-18 09:34 x
敬子さん、おはようございます。
昨日偶然に@@ボクもお寿司で乾杯させていただきましたよ。
稔りの神様とすばらしいワインのご縁をくださった敬子さんに感謝いたします。

先日来ご難が続いているご様子に心配しておりましたが、
先ずは何とかブログアップができたご様子。
少しだけ前進されたことに胸をなでおろしております。
どうか、お身体を第一にお過ごしくださいますようお祈りしております。
Commented by Hologon158 at 2011-11-19 00:08
歓喜の爆発のような、鮮烈にして華麗な記事で復活されましたね。
この記事、幾度も読ませていただいて、
コマンダリー・デュ・ボンタン・ドゥ・メドック・エ・デ・グラーブ・ドゥ・ボルドーの称号に
ふさわしい人物の、長年培った知識体験から出ている言葉だと感じます。
《美酒に酔い、美しい詩に酔い、美徳に酔い、あなたの流儀でどうぞ》
醸造家は、まさにpretty-bacchusさんご自身に宛てて、この詩を記されたように感じます。
Commented at 2011-11-19 00:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-19 03:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-19 03:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-11-19 05:58
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k7003 at 2011-11-19 11:16
さあ、光の中を進みましょう。(^^)/
"Let us go then, you and I,,,,,"
(T.S. Eliot. Prufrock and Other Observations. 1920.)

Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:13
mokonotabibitoさん、ありがとうございます。
ストレスってこんな感じで胃にくるのですね、、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:15
Noriさん、最高のヌーヴォーでしたね!
この造り手は有機栽培でブドウを育てているのです。
いろいろの研究もしています。
次回の出張はフランスですか?


Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:18
Hologon158さん、こんばんは。あなたにかかると私はそれこそ歓喜してしまいますね〜〜。
ありがとうございます。
<醸造家は、まさにpretty-bacchusさんご自身に宛てて、この詩を記されたように感じます。>
気がつきませんでしたが、とてるうれしい解釈をしてくださって幸せです!
Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:21
鍵コメントのSさま、フレッシュですのに、このまろやかなこくは本当になんなのでしょうね〜〜〜!
今年のシャトー・ドゥ・ピゼイは最高ですね!

Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:26
鍵コメントのMさま、健康に良い完全自然農法の人参などをありがとうございました。
皮はそのままに早速にいただきました。

<三軒だけの自然農法農家の一軒「竹嶋さん」の>リンゴも今夜のデザートでした。
ワインで少し疲れている胃はきっと幸せを噛み締めていることでしょう!
ありがとうございました。

Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:28
鍵コメントのMさま、
ミカン産地のレモンは蜂が花粉を運んで、オレンジ風にまろやかなお味になるって自然ですばらしいですね〜!
早速で絞ってレモネードに蜂蜜でいただきます。
ありがとうございました。
Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:29
鍵コメントのNさま、早速に直しました。
アドヴァイスをありがとうございました。

Commented by pretty-bacchus at 2011-11-20 04:30
k7003さん、エリオットのすてきな言葉をありがとうございました。
まだ完全ではないですが、まあ、、、ぼちぼちと、、、、。

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