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京都市美術館でのフェルメールからのラブレター展
2011年8月19日 金曜日 晴 その一

 思わず長居をしてしまっている感じなのだ。
37度を記録した東京がとっても遠いような感じ、、、不思議な感じだ。
こんなことになるとは思わずに、洋服も着替えも数日分だけしかない。
でも薬だけはもってきているので、あと数日京都にいても大丈夫だ。
まあ、、、夏休みだと思えばいいのだし、友人のご好意にあまえることにしよう。

 そうなったら、行っておきたいところがある。
東京と連絡して、電話とメールで仕事をすませて、夕方には岡崎の京都市美術館へ。
<フェルメールからのラブレター展
コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ>

あのフェルメールの六点の手紙の内の三点が一緒に観られるのは珍しいことだから、ぜひ観ておきたい。
《手紙を読む青衣の女》は、修復後世界で初公開となるというから、
あのラピスラズリ-ブルーはどんな風なのだろう。
日曜美術館で志村ふくみ先生が語っていたあの感動を私もこの目で!

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 行列をなしていると聞いていたが、切符売り場には人影はなくすぐに入れた。
持ち物は厳重なチェックで、短い日笠も預けさせられた。
めざす三点は一番奥だろう、、、そう思ってまず奥まで歩いた。
奥の部屋に入ると、
正面に『手紙を書く女と召使い』が目に飛び込んだ。
左手前に『手紙を書く女』、そしてその先にあの『 手紙を読む青衣の女』

 “またふたたびお目にかかれて嬉しいです。
と、この絵との再開を喜んでらした志村先生のように、わたしもつぶやいた。
“お久しぶりです、、、、ようこそ日本まで、、、”
でも、1996年にハーグのマウリッツハイス美術館特別展で会ったあの女性と違うのだ!

私のフェルメール鑑賞は、申し訳ないほどに恵まれた条件で拝観した
27点の世界中から一同に集まったフェルメールだったから、あの時も世界中から集められていたから、
もともとのある美術館ではなかった。

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http://keico.exblog.jp/6805711
2008年2月17日 日曜日 晴れ
恋するフェルメール―36作品への旅 」

http://keico.exblog.jp/13140301
2011年7月25日 月曜日
日曜美術館<“手紙”が語るフェルメールの真実


何かが違うな、、、、何かが違う。
修復なったブルーの色ではない、、、何かが、<私のフェルメール>ではないのだ。
離れて観て、一番近くまで寄ってじっとみつめた。
あの1996年のハーグのマウリッツハイス美術館特別展でみつめてお話した、
あのブルーの衣を着た手紙を読む女性ではなかった。

 しばらくして、正面まで引き返して、同時に展覧されている四十数点をざっと鑑賞した。
ヨーロッパの国々に先駆けて郵便制度が発達し、手紙がビジネスだけでなく男女の間でも流行した
あの時代にオランダで活躍した数人の画家が描いた四十数点。
ピーテル・デ・ホーホやヘラルト・テル・ボルヒもあった。
東インド会社が世界貿易の幕開けで繁栄を極めた頃の風物がわかる絵もあった。
日本からのものであろう着物襟風のジャケットを着た人が描かれていたり、、、、
それは歴史絵を見ているようであったが、なぜか絵画としての感動はあまりわかなかった。

 もう一度<三人の女性>と会ってから外へ出た。
バックに入れてあったガジェットのNEX-5に今日は、LEICA M+E RAYQUALマウントアダプターを介して
LEICA SUMMILUX 35mmF1.4をつけてある。
この軽さは、いままでのニコン一眼レフも持ち歩いていたことに比べると賞賛ものなのだから、
さあこれから少し歩いてスナップ撮りをしよう、、、。

京都市美術館でのフェルメールからのラブレター展_a0031363_12135756.jpg (美術館をでて赤い橋を渡って、、、、)

京都市美術館でのフェルメールからのラブレター展_a0031363_1215523.jpg  (あおさぎが静かに水をみていましたが、、、、)

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>>>>>>>>>>>今日のその二に続く

http://keico.exblog.jp/13328149/
2011年8月19日 金曜日 晴 その二
京都の夏は鮎と鱧、、、、そして宇治金時?



by pretty-bacchus | 2011-08-19 23:58 | ♠Art&美術,詩歌,展覧会,お稽古 | Trackback | Comments(2)
Commented at 2011-08-20 14:25
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pretty-bacchus at 2011-08-20 20:12
鍵コメントのFさん、ありがとうございました。

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