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初茜想いは十年祝膳 >>初茜想いはるけし京の膳
2011年1月01日 土曜日 晴れ

 ほんとうにきれいなお元旦の朝焼けだった。
朝日があたって空気が変わり、南西のそらがあかね色に染まった。
ニュースでは初日の出と赤富士がみられて、いよいよ平成二十三年の始まりだ。
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 今年もまた母からのお餅と、三段のおせち料理で新しい年の最初の食事をすませた。
おとそ器や、お正月用塗り物は奥の奥にしまい込んであるので、いつものお皿と椀ですませてしまった。
でも祝い箸だけ新しくして、、、、


 いただいた年賀状の数々に、なつかしき昔々を思い出しながら、静かな元旦の一日をつつがなくすごした。
世界も日本もほぼ平穏を装いながら新らたな年を迎えたようで、まずまずの年の初めというべきか。
荒れ狂う海に船出前のせめてもの安らかな静けさなのだろう。

でも早や、西日本では大雪で車や列車の中に十時間以上も閉じ込められた家族が大勢いて、
年の初めから大変な思いをなさったことだろう。
今年も世界のあっちこっちで何が起こるのか、創造主の神はどんな企みを考えているのだろうか、、、。
さあ、何が起こっても漕ぐ手を休めずに荒波にのりだそうではないか。

 元旦の夜に、、、、、。

(初撮りはおせち料理)<<< 後でかな、、、

 今日の写真は、
http://keico.exblog.jp/11819390/
去年今年ブログのご縁ふくらみて 2010年12月31日 金曜日 大晦日

十年前の京都の大晦日<行く年来る年のお正月>の、二十一世紀の幕開けを記念しの
大文字・五山の送り火の続きで、お正月の俵屋さんの
<正月三が日 新春 寿ぎの節会祝膳>と、お宿の重厚なしつらえ。

創業300余年のこの老舗旅館は、京都で最も古い旅館の一つで、十一代主人 佐藤年さんの<美>が
いきづいている老舗。
お料理はもちろんのこと、月次の趣向、調度品なども素晴らしく、
江戸、明治には、公家や大名の常宿とされて、今では世界中から訪れる人がたえない名宿。

黒光りのするお玄関や廊下、そこここに置かれた小さな美術品、京都の数寄屋造りの職人さんに造られている
室内の清らかなしつらえや檜のお風呂、内庭をながめる祖とした図書室など、、、宿の原点がここにある。

 あの朝も京都の空にあかね色の雲が現れたのを思い出した。
あれから一度も訪れていない。なかなかいかれないお宿だが、
外国からのお客様がいらした時にはお連れしたい宿なのだ。
いつになったらまた訪れることができるだとうか、、、、新年からため息がでるとは、、、いやはや。

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(縁をあがると奥にお正月飾りが、、、)

初茜想いは十年祝膳 >>初茜想いはるけし京の膳_a0031363_2215155.jpg ほんの狭い待合室もこの誂えで、こちらで御神酒をいただきました)

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初茜想いは十年祝膳 >>初茜想いはるけし京の膳_a0031363_223838.jpg (お元旦の祝い膳)

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初茜想いは十年祝膳 >>初茜想いはるけし京の膳_a0031363_224316.jpg(縁先には冬の紅葉、、、)


#IMAGE|a0031363_2251312.jpg|201101/02/63/|mid|639|444#]











(二日の夜は、S会長夫人とご子息、F先生もご一緒に、、、十年前の出デジカメで)

 <初茜想いは十年京の膳>

 そして今日は
 <初茜なにはともあれ屠蘇と餅> うっふふ、、、、
by pretty-bacchus | 2011-01-01 23:59 | ♢Journey inJapan国内旅の記録 | Trackback | Comments(22)
Commented by photobra7 at 2011-01-02 05:02
1枚目、優美!新年にふさわしい!
旧年中はありがとう!
今年もよろしくお願いします。
Commented by TOMOWL at 2011-01-02 09:53 x
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

Commented at 2011-01-02 11:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hermes_sawa1 at 2011-01-02 22:22
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

写真はいいですね。
10年前の思いでもしっかり憶えていられます。
そんな写真を撮り続けてくださいね。
応援してます。
Commented by nori_natural at 2011-01-02 22:28
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
Commented by jbl4312t at 2011-01-03 00:26
あけましておめでとうございます。
私などは縁遠い豪華なお正月を拝見させていただき、
ありがとうございました。
               sirabiso
Commented by l-instant at 2011-01-03 00:27
こちらでも明けましておめでとうございます。

本当に、創造主の神はどんな企みを考えているのでしょう、、、
昨年は本当に様々な自然災害に見舞われた年でもありました。

その事に少し臆病になっていた私でしたが、とても勇気を頂いた気がします。

本年もどうぞよろしくお願いします。
Commented by ohkujiraT at 2011-01-03 00:32
あけましておめでとうございます。
昨年の写真を見返すと、まず、撮りに行く機会が減っていることにちょっとがっかりしてます(原因はより優先すべき事項-子供と仕事-なのでどうしようもないですが)。
環境の変化対応して、身近なところで撮影の楽しみを見つけたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。
Commented by 郁子 at 2011-01-03 17:32 x
新年おめでとうございます。今年もお付合のお程よろしくお願い致します。
元日のブログなので、御祝詞のみに留めたいところですが、気になるタイトル句につい一言の癖が出ました事、お許し下さい。
京都老舗旅館の迎春の佇まいや祝膳など、一般的には先ず目にすることの出来ない貴重な記録写真のアップは、感動的です。日本文化の粋が胸に響きます。
その十年前の深い感銘を、今年の初茜によって想起されたのですね。
本文を読むとこのままでも意味が読み取れますが、独立して鑑賞すると、少々分りづらいのが難点です。
本文中の「初茜~」の句の方がまだいいですね。また、十年という事をどうしても言いたいようですが、そのこだわりが逆に句にどこか窮屈な感じを与えて、新年の大らかさを欠いているように見えます。
そこで本文の句を生かしながら、ゆったりとした気分の新年の句にしてみました。
下5の「京の膳」の京は「今日」との掛詞にもなりますし、上5の季語により「祝膳」としない方がいいです。意味も中7の想いが下5に掛かって分り易くなります。

初茜想いはるけし京の膳
Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:14
photobra7さん、本年もご指導のほどをよろしくお願いいたします。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:15
TOMOWLさん、今年も写真ライフを楽しみましょうね、、、、

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:17
鍵コメントのSさま、覚えていますよ!
古いジャズとワインと写真、、、いいですね〜〜またいつかご一緒させてくださいね、

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:19
hermes_sawa1さん、おめでとうございます。
あまりにも年が早く流れて、十年前はどうしていたのかしら、、、と思い出したのです。
本年も貴方の写真を拝見するのを楽しみにしています。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:21
nori_naturalさん、本年もネイチャーライフ満載のブログを楽しみにしています。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:23
jbl4312tさん、今年も<小さな森の美術館>を楽しみにしています。よろしくお願いいたします。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:26
l-instantさん、今年もよろしくお願いいたします。
美的生活満載のフランスからの情報はいつも楽しませていただいています。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:27
ohkujiraTさん、私の方も、なかなか写真を撮りにでかけられなくて後悔の昨年でした。
今年はもっと頑張ろうと思っています。

Commented by pretty-bacchus at 2011-01-03 22:33
郁子さま、おめでとうございます。本年もご指導のほどをお願いいたします。
十年一昔で、時の過ぎゆく早さに驚いております。死蔵していた記録をブログにアップしておくのも今のウェブ時代かな、、、と思って思い切って蔵出しをしたのですが、お気に召していただいてとても嬉しいです。
不況の中にも五山の送り火を決行した京都市、そして江戸からの日本文化をしっかりと引き着いているこの老舗旅館の粋なお正月を、今更ながらに素晴らしいと思っています。

俳句の方は、早速に添削をありがとうございました。少しずつ楽しみの増しているうさぎ年の春です。
Commented by 四谷おやじ at 2011-01-03 23:53 x
京都の俵屋やはりすばらしいですね。日本のお正月とゆう感じですね。本当に日本の文化とはすばらしいですね。
Commented by pretty-bacchus at 2011-01-05 02:09
四谷おやじさん、明けましておめでとうございます。
海外をよくご存じのおやじさんは、この日本文化のすばらしさをとってもおわかりになられるのでしょうね、

今年もよろしくお願いします。

Commented by margot2005 at 2011-01-05 23:34
早々にご挨拶ありがとうございました。
マイブログ見に来てくださって感謝しております。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
Commented by pretty-bacchus at 2011-01-06 01:06
margot2005さん、今年も楽しみにしています。
それにしても年間100本以上の映画を鑑賞なさっていらして、ああして感想を書いてらっしゃるのは素晴らしいことです!

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