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二人の凄い男性とお話しができました。
2010年12月21日 火曜日 晴 夕方に少し雨

 世の中にはすごい人が沢山いるのだ!
って、いつも思っている。
メディアとか雑誌とかで紹介される方の中にはもちろんだが、ごく近くに
そんな方がいらっしゃると会ってお話しをうかがいたくなる。
お話しを聞いたってぜんぜ〜〜んチンプンカンプンな分野もあるが、それでも
その方がたとお話しをしていると、
人間って凄い〜! と思ってしまう。なるほどなるほど、、、って、それはそれは楽しい。

池上さんもそんな中のお一人。
お正月休みには、太陽光から南壁面が受光して、壁に進入する熱量を計算しているとかで、
以前ブログに書いたことがある。

http://keico.exblog.jp/9626402
春の芽生えと「数学入門」2010年1月9日 土曜日 

分かったことは、南壁面正午では夏の太陽エネルギーより、冬の方 が遙かに大きなエネルギーを
受けていると言うことで、正月からそんなことをしているってとってお驚いた。
私たちと同じ六十代の普通のオジサンなのだ!(ごめんなさい、池上さん)

 数日前のメールでは、
<小生は今年一年、微分方程式の塊と格闘(?)いや、遊んでいました。
今年初めに出したメールで書いた、太陽高度の計算から始まり、未だに建物に入り込む熱の計算をしています。
熱とはなんだろう、と言う興味が今でも続いています。時に、4元連立収束方程式を50万回やったりして、
もちろん私のパソコンがやるんですけど、小数点10桁の数字が出て、あれッ!と思い、また50万回やたり・・。
浮世の辛い風を忘れて没頭する日々です。
夏の頃、地球の気温は平均何度かなぁと思ったり、なんで雲ができるんだ?と思ったりしました。
下の様な文章にするまで、太陽の表面温度は5600℃で地球に到達する熱量は
386W/㎡でステファンボルツマンの法則を使って・・・・などと、計算をして書きます>

 お会いしたいな、、、(って思っていても、直接連絡しても良い方と、連れ合いを通しての方が
良い場合があるのです〜〜、、、)と思っていたら、今日おあいできることになっった。
お仕事のお話しのようなのだが、私にもあいたいとおっしゃってくださっているようで嬉しい!
彼が学生時代の四十年前から使っているTという飯田橋の喫茶店。
こういうところも学者さんなのかしら?

Uさんと言う方とご一緒で、
“お具合は如何ですか? PCはもうすっかりなおったようですね”といわれてしまって、
“え〜〜? どうしてご存じなのですか”
“ブログを毎日拝見していますよ、、、”
そうなのだ、、、、気をつけなければいけないな、、、

 今日のお話は、照明と、ディズニーグッズとの事、そしてご一緒にいらしたUさんは、
なんと80年代に、PCで256Kを何十も積み上げて、「ゴルゴ13」ことデューク東郷の
ゴルゴサーティーンのアニメを作った方だった。
この方のお話しがまた凄い!
二時間はあっとうまに過ぎていった。

 私は、こんなことしかできないわ、、、って、思いながら、メールチェックの為にiPadを開いた。
iPadの沢山のソフトを操る私をみてお二人の目は点!
“そんなふうに活用できるのですね、、、、と、おばんの私が操っていることに驚ろかれながらも、
彼らはきっともう違うアイディアを考えているのだろう。
また近々ゆっくりとお会いするお約束をして、お別れした。

 それぞれに人生で大きな浮き沈みがあり、青天の霹靂で落ち込んだことがあったのに、
こうして晩年の楽しみを見いだしている男達に、私は大きな力をいただけた。
忙しいはずのこの時期に、こういう<頭脳>にお目にかかれて幸せ!
ありがとうございました。

二人の凄い男性とお話しができました。_a0031363_30303.jpg






光が熱に代わる仕組み

  太陽光を空気中では暑いとか暖かいという感覚ではとらえられません。
ストーブから出る光は温かいとか暑いという感覚があると思います。
もちろん、太陽光に手をかざせば暖かな感じを受けます。
しかし、光そのものには熱が含まれていない様です。
しかし、太陽光は1㎡当たり1kWのエネルギーを持っています。
この1kWのエネルギーから暑いとか暖かいとかいう感覚はどうして醸成されるのでしょうか?
太陽光がガラス窓を通って室内に入ってきます。入ってきた太陽光は床に当たります。
床に当たった光は床のカーペットの粒子を振動させます。
カーペットの粒子は太陽光の振動エネルギーを受け取り、カーッペットの粒子の質量に合致した周期で振動を始めます。ある程度振動して振動エネルギーは表面からより深いところへ伝わります。そこで太陽光が傾き、壁でさえぎられて入射しなくなると、
振動は逆に外へ出てゆきます。

 太陽光の波長は360nm~750nm(ナノメートル)です。
これを可視光と言い、短波長と言います。この振動が質量の重い粒子でできたカーペットに当たると
重い粒子を振動させるので振動数が落ち、700nm~10000nmになります。
熱はこの領域の振動数を持っています。赤外線・遠赤外線と言われる領域です。
熱も光も同じ電磁波です。太陽光のエネルギーを受けたカーペットは熱に代わります。1kW/㎡のエネルギーが窓から燦々と降り注ぐカーペットはどんどん暖められます。

二人の凄い男性とお話しができました。_a0031363_235782.jpg


 ガラスはどうして太陽光で暖められないのでしょうか?ガラスは非結晶物質です。
結晶物質と非結晶物質の違いは、分子同士が分子間力で繋がって、いるか、いないかの違いです。
塩の結晶はナトリウムと塩素がイオン結合して光の振動が内部まで伝わりにくいのに対し、
ガラスではガラスを構成しているケイ素などの分子は温度が低いため動けなくなった状態です。
液体が固まった状態です。そのため、ガラスを構成している粒子の間を光の振動は
易々と通り抜けることができます。ガラスの粒子を振動させても、他の粒子に振動が伝播しません。
結晶物質は一つの分子を振動させるとそのエネルギーは次から次へと伝わって行き、なかなか通り抜けできません。

〜〜〜〜〜〜〜〜

このお話しを聞くのを忘れてしまって、しまった〜〜〜。
by pretty-bacchus | 2010-12-21 23:59 | ♡Daily life日々の事など | Trackback | Comments(8)
Commented by bernardbuffet at 2010-12-23 08:19
還暦を超えて、自分の好きなことを誰の目を気にするのでもなくやり続ける、最高の道楽ですね! 
Commented by TOMOWL at 2010-12-23 09:15 x
素晴らしい出会いですね。
こういうお話を目にすると、私などはきっと、まだまだやらなければならない事や、したい事、常にチャレンジして行かなかればいけないな、と思った次第であります。
Commented by 四谷おやじ at 2010-12-23 12:49 x
どうもこのような話になると近よりがたくなってしまいます。しかし日本はまだまだ科学者がもっともっと増えなくてはなりませんね。
Commented by 郁子 at 2010-12-23 18:06 x
おっしゃる通り、世の中には有名無名を問わず、凄い方がいらっしゃるものです。そうしたお方に直接お目にかかれる僥倖にも、きっと必然が潜んでいるのでしょう。そんな気がします。
ところで、冬の南壁面の受ける太陽エネルギー云々のお話、あまりのタイムリーさにびっくりでした。
今日昼前に南ベランダ(都市型)に出て沢山の洗濯物を干していたら、太陽の日差しの強さに驚いたのでした。冬至が済んだばかりというのに、ベランダのこの暑さは何?南向きリビングは27℃でTシャツになりました。
マンションはコンクリが熱を受けて暖房は晴天日は不要。夜もコンクリが冷えないのか、起床時でも18℃~20℃なんです。そんな訳でとても納得のいく楽しいお話でした。
太陽が低いので、そのエネルギーによる南壁面・室内の温度はそのような理屈になるのでしょうね。科学的に研究しておられて、説得力があります。
Commented by pretty-bacchus at 2010-12-23 22:22
bernardbuffetさん、彼らは決して超裕福ではないのです。
それがまたなんとも素敵で、こんな風に歳を重ねるって素敵なことですね、、、。

Commented by pretty-bacchus at 2010-12-23 22:27
TOMOWLさん、そうなのです、、、こういう方にお目にかかってお話しをうかがうと、その頭脳の素晴らしさも、人生の苦節を越えていることで、とても大きな力をいただけます。

Commented by pretty-bacchus at 2010-12-23 22:28
四谷おやじさん、そうですね、、、今の政府では決して出来ない支援でしょうが、これからは日本はもっともっと
科学者を応援しなくれてはいけないと、私も思います。

Commented by pretty-bacchus at 2010-12-24 02:10
郁子さま、再びこんばんは!
なるほど、たしかに必然が潜んでいると思います。南壁面の受ける太陽エネルギーがタイムリーだったのですね、これも必然!
今回のメールに添付の図を書くのを忘れましたから、more>>>に追加してあります。
これもまた面白いですのでご覧下さいね、、、

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