古い銀塩カメラ FUJIFILM TX-1 で撮った雨の巴里2008
平成24年2月1日(水) 曇り 寒し

 月が変わって如月の閏年。
何と言う寒さなのだろう! 東京の都心の気温はマイナスがつづいている。
雪国では雪崩や事故がおこって本当に大変な今年の冬。
パリの友人からの便りだと、最高気温零下四度最低がマイナス十度で風も強く厳しい寒さだという。

 先週の雪の残りが路肩にあって、すべりそうで怖い。
あばらの打撲のほうは大分よくなったようで、気がつくと寝返りをうっているから一安心。
手首は相変わらずなので、もし路上で転んだら、手をかばってすべりこんで腰でもついてしまったら怖い~~!
こんなふうに思うのは初めてだが、注意をするにこしたことはない。
そんなわけで外出を控えてしまってお家の子?

 2005年のパリの写真もまだ終わっていないのだが、少しお休み。
やっぱり凝って始めると数時間があっというまに過ぎて、親指が痛くなってくる。
職業病ならぬ<趣味病>というところか?

 2006年をとばして今日は2008年の十二月の旅で、
コダックのネガで撮ったほんの数枚の内を、、、、

 デジカメ最初は2000年だった。
その後いろいろ試みながら今にいたるが、結局銀塩には戻ることが出来なくなっている。
一昨年、最後まであったコンタックスのカメラ&レンズを美術学校の先生とか友人達のもとに送ったが、
最後まで残っているのが、FUJIFILM TX-1 。

 (カメラは大事に使うし、このカメラは数回手にしただけだからまだ新品のような感じ)


(上は当時の水平機)

TX-1は1998年 9月に富士フィルムがハッセルブラッド社との共同開発によって発売した
35mm判フィルムを使用するデュアルフォーマットのレンズ交換可能レンジファインダー式カメラ。
1本のフィルムでライカ判と24×65ミリのパノラマ写真がレバーの切り替えだけで撮り分けられる。
レンズはもちろんフジノンが数本。

 ヨドバシに現物を見に行ったが重いし大きい!それに高い。
レンズ付きで1キロ近かったが、そのチタンゴールドの美しさに負けた。

その年の10月には、エールフランスの機内誌<Bon Voyage>の取材は、
ロワール河流域の城とワイナリーが予定されていた。
カメラの発表を知って、瞬間思った。あのシュノンソーの城をパノラマで撮りたい!
そして発売になった数日後のフランスの旅に持って出た。

 その当時のわたしのメインはコンタックスSTとRXだったので、
このカメラはほんのフィルム数本しか撮らなかった。一度だけつかったまま死蔵していた機種。
それ以来一度も使っていないのだから、可愛そうなカメラなの、、、。

 ST & RXにコンタックスG1/G2+hologonの上に、この重いFUJIFILMTX-1が旅に加わった。
結果は上々で、わたしの取材の役目はワインルポルタージュの4ページの頁なのに、
シュノンソーのパノラマ写真をトップに使い、文章の書き始めは、
その城を巡るフランソワ一世と六人の女性の物語から始めてしまった、、、、という思い出の機種。
 
http://keico.exblog.jp/13817303/
2011年10月15日 土曜日 晴のブログへ
<ロワール渓谷のワイン フランスの庭園を行く>

私が担当した
☆ 83号1999夏号フランスの庭 ロワール渓谷
 <<<新フランスワイン紀行第七回>> 
<ロワール渓谷のワイン フランスの庭園を行く>の一部
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(続きは上のブログへ)
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(このパノラマがその折このカメラで撮ったもののたったの一枚だった)

 2008年の旅で、どういうわけか出発前になって突然このカメラをもっていきたくなったのだ。
でも、巴里ではほんの数本を撮っただけだった。
久しぶりのネガを一本とコダックのポジを3本。同時CD書き込みを頼んだのだが、
パノラマを書き込むにはやたら高いそうで、結局35ミリ番でスキャニングがされていた。
パノラマのつもりでシャッターをおしたものの真ん中だけを機械的に切り取られたのは、
どうもいただけない、、、。
でも、なんだかなつかしい色彩の冬の巴里の雨の朝。

 春がくるまで寒さを避けて、少しこの年の写真の整理をしようと思ったが、
この年のパリはいやな思い出と高い熱のせいかもしれなが、もうこれ以上他の写真をいじりたくない、、、。
そんな巴里の旅もあったのだ、、、、。









 (いずれもホテルの窓からのスナップ)
(すべてマニュアルでどうもピンが甘かったみたいだ)

☆回想のわが巴里の街 Memoires du Voyage, Paris 2008

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# by pretty-bacchus | 2012-02-01 23:58 | Photo,Mac写真/カメラ/マック | Trackback | Comments(1)

一日ずつ<春遠からじ>噛みしめて
平成24年1月31日(火) 曇り

 ひどい寒さが続いている。
一月ももうお終い、なんて日々は早く過ぎ去るのだろう。

思えば一年前の一月にがん宣言されてから一年がすぎた。
医者の指示であれよあれよと入院して手術が行われて、そして退院後の通院。

もうずっと昔のことのような気がするがまだ一年しかたっていないのだ。
でもこの一年の心身の変化は、どう考えても何十年もの変わりような気がしてならない。
一年でもう十年分くらいの老化現象が来てしまったような気がする。

これが年を重ねることなのだと何度も言い聞かせてはいるのだが、まだその現実について行けない自分がいる。

これをもう少し掘り下げてしまうと、重症メランコリック症候群に陥ってしまうから、
最後の一歩でとどまって、楽しいことを考える。
父が残してくれた本で、少しむずかしい人間の生き方、死に方の事を少し学ぶことにしよう。

雪害が日本中を覆っているが、それだってまもなく春は確実にやってくるのだ。
ひも一日一日長くなってきている、、、。
もう少しの辛抱だ、、、、。

<冬来たりなば春遠からじ>「If winter comes, can spring be far behind 」


日は沈みゆく、、、、でもすぐに朝がやってくるのだ。

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http://keico.exblog.jp/12017558
2011年1月28日 金曜日
のブログへ

地方の病院に出かけたのだが、、、

http://keico.exblog.jp/12018237/
2011年1月28日 金曜日のブログへ
病得て外も内にも空っ風

http://keico.exblog.jp/12022921/
2011年1月29日 土曜日 晴
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昨日の続きでまた東北新幹線に乗って、、、

# by pretty-bacchus | 2012-01-31 23:58 | Daily life日々の事など | Trackback | Comments(0)

☆回想のわが巴里の街 Memoires du Voyage Paris2005 その二
2012年1月30日 月曜日 雪模様 のち晴れ

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2012年1月29日 日曜日 のブログへ
☆回想のわが巴里の街 Memoires du Voyage Paris2005

http://keico.exblog.jp/14549102
平成24年1月28日(土) のブログへ
<木村伊兵衛天然色でパリを撮る、秘蔵写真でよみがえる58年前の町並み>を見て

からの続き、、、

2005年10月の巴里の続きは、
小さな巨人LUMIX DMC-LX1で撮ったものから、、、
小さくてバックにも入るので、どこへでも持って行かれて便利だった。
でみ、これはやっぱり色も空気感もなんだかカメラの限界ですね。

(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 27October 2005、ポンサンルイから手持ちで)
(この初期のLX1は手ぶれ防止もなかったので、これが限界か、、、)


(18 October 2005, Paris カフェの赤シャツおじさん)

 (23 October 2005, Paris サンジェルマン近くの文房具やさんにて)

(23 October 2005, Paris カサンジェルマンの交差点、犬とおじさん)

l

(25 October 2005, Paris 枯れ葉の路肩、、、生粋の江戸っ子で粋を好んで野暮を嫌ったという木村伊兵衛!
“マロニエの枯れ葉が石畳の上にちってましてね、、、おつなものですよね〜〜。と。



(25 October 2005, Paris サンセヴラン教会の前のカフェにて)


http://keico.exblog.jp/2482837/
2005.10.23 巴里にて
サンセヴラン教会の椅子

http://keico.exblog.jp/2385178/
2005年10月23日 日曜日

巴里 サンセヴラン教会



(23 October 2005, Paris 教会の椅子にて)

(23 October 2005, Paris  公園ではおじさん達が話に興じている午後、、、)

(23 October 2005, Paris )

(24 October 2005, Paris サンルイから橋を渡ってノートルダム寺院の後ろにでる。アコーディオンのおじさんがなんとも楽しそうに、、、)



 このカルティエに数日いると、毎日ノートルダム寺院やサンジェルマン近くを歩くことになる。
(25 October 2005, Paris このシェークスピア専門店は巴里で一軒だとか?) (このおじさんにはよくあった、、、))

(29 October 2005, Paris , 地下鉄は危険だといわれても一人でないときは時には利用する)

(この出入り口も今はない、、、)



(29 October 2005, Paris ,  サンジェルマン近くではこのカフェはどうしってもスナップしたい一つ、、、カフェ・ドゥー。マゴ)


 1994年の銀塩時代の、コンタックスでのしゃしんがスキャンしてあった。

1994.oct. Paris Deux Magots, Contax ST (サンジェルマン広場のカフェ ドゥーマゴー)

 1994.oct. Paris Deux Magots, Contax G1 with viogon24
 (ガラスの中の写真を撮っていたら、ギャルソンの写真もどうぞ、、、、って、ポーズをつってくれて、、
こういうのがまたパリのカフェの楽しいところだ。
左のギャルソンはもう二十年もここで仕事をしていると話していた)

この写真は
http://keico.exblog.jp/13199478/
2011年8月2日 火曜日 曇り その二のブログへ
次の簡易スキャニングはサンジェルマン広場のカフェ ドゥーマゴー


http://keico.exblog.jp/7788542/
2009年1月3日 土曜日 のブログへ
おだやかな三が日が過ぎましたMemoires du Voyage 2008Paris

http://keico.exblog.jp/4183923/
2006.08.25のブログへ、
こんなのも書いて他のですね

夏の夜に歴史彩るアンリ・カルティエ=ブレッソン


(29 October 2005, Paris ,  サンジェルマン近くではこのカフェのもうひとるはカフェ・ドゥ・フロ^ル)



  (野菜の盛り合わせいろいろのクリュディテは、私も大好きだが、この大通りではどうもですね、、、、)



(29 October 2005, Paris ,  サンジェルマン近くのマルシェはレパートリー豊かでそれは楽しい、、、)


マルシェの写真は一部アップしてあるが、
http://keico.exblog.jp/i34
カテゴリ:JourneyAbroad旅海外2008

まだまだ未現像のが沢山ある、、、いずれ整理をしたいものだ。

 そして今夜もやはり夜景で締めよう、、、、!

(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 25October 2005、夜のノーとれダムを手持ちです)



# by pretty-bacchus | 2012-01-30 23:58 | JourneyAbroad旅海外2005 | Trackback | Comments(6)

☆回想のわが巴里の街 Memoires du Voyage Paris2005
(ブログ書きかけて出かけて、帰宅したらきえてしまっていました。
ほとんど終わっていたのに、、、)

2012年1月29日 日曜日 雪模様 のち晴れ

 静かな日曜日。でも寒い。
日本中が寒気におおわれてしまっているようで、北国も日本海側も大雪の被害が出始めているという。
友人の妙高あたりも三メートルを上回ったという。
雪かきだけでも大変だろうに、暖房が充分でない被災地はどんなにか辛いことであろうと思いながらも何も出来ないわたし。

 工事の音が無い日曜日で久しぶりにゆっくりと寝ることが出来たようだ。
巴里の写真集を抱いたまま寝てしまっていて、痛い腕が痛い痛い、、、。

 昨夜から始めてしまった写真の整理、、、
木村伊兵衛さんの泣けてくるような幽玄なコンコルド広場を何でもみてしまうと、自分の写真の稚拙さを思い、全てを滅却したくなる誘惑にかられてしまう。

 しかし、、、いやまてよ、巨匠とアマチュアの違いは承知の上で、せめて一個人の趣味の世界の写真と思いなおそうではないか、とぶつぶつ言いながらマックに向かって写真の整理をはじめた。

 デジタルに移った2000年以前のポジ&
ネガは、おそらく生きている間には整理ができないであろうとことは確実になりつつある。
せめてデジタルカメラを使い始めた2000年からの旅の写真の整理だけでも少ししようではないか、、、と、心を新たにして外付けハードをマックにつなぐ。

 二十一世紀になってからの海外の旅は、2000年、2001年、2004年、2005年、2006年、2008年、2010年、2011年。
カテゴリの<JourneyAbroad旅海外2005>
http://keico.exblog.jp/i44
<JourneyAbroad旅海外2005>以降からは、すでにこのブログをはじめていたから日時の記録はできているが、旅上での数行と一~二枚の写真だけの日が多い。

Journey abroad旅の思い出
Journey abroad旅1960~
Journey abroad旅1970~
Journey abroad旅1980~
Journey abroad旅1990~
Journey abroad旅2000~
JourneyAbroad旅海外2005
JourneyAbroad旅海外2006
JourneyAbroad旅海外2008
JourneyAbroad旅海外2010
JourneyAbroad旅海外2011
JourneyAbroad旅海外2012

 エプソンの当時のP2000にバックアップしたデータの内2005年以降の巴里の部分だけでも少しづつ現像をすませよう。
この時は、出たばかりの
= ニコンD70にNikon AF-S VR Zoom 24-120mm、
= LUMIX DMC-LX1 そして
= Olympus E-300にZUIKO DIGITAL ED 7-14mm
それから望遠用に
= CanonEOS 20Dに 出たばかりのEF70-300mm F4-5.6 IS USM
といういでたちだった。

私たちが使えるデジタル一眼レフが出て数年のことで、いろいろ試写=挑戦をしたいという気持ちもあったのだろう。

http://keico.exblog.jp/2418575/
2005.10.22のブログ
EOS 20D 望遠テスト

http://keico.exblog.jp/2385012/
2005年10月19日のブログ
車窓から 枯れ葉のパリは 我が街か

 バックアップを二カ所に置いているので、一つを手元に置いて時々六年前の<☆回想のわが巴里の街 Memoires du Voyage>を回想することにしよう。
カテゴリの<JourneyAbroad旅海外2005>のそれぞれの日に写真を加えながら、、、、。

おやおや、、、、おもしろい、、、巴里の空も空気もいっしょのはずなのに、なぜか今の巴里と違う。
粗末な、いや素朴なバス停が今ではガラス張りのバス停になっていたり、アレキサンダー三世橋のエンジェルが金色に変わっていたりと、パリの街の変遷がいろいろかいま見られるではないか!

 巨匠は巨匠、私はわたし!
巨匠が語っていたように、
“カメラのファインダーをのぞく人間に、
感受性と観察力さえあれば、誰でも時代や文化を切り取れる記録者になれる”

その上わたしは好奇心旺盛だし、少し言葉ができるから彼らの生活に入っていくことができる。
そしてデジタルの時代なのだから、撮った写真を写真友&ブログ友と享有することが出来る。
めげずに趣味のアマテュア写真を続けましょうね、ね!
  〜Memoires du Voyage〜
   La Ville de Mon Paris!

 まずは、2005年の出発前に発売されたばかりの
= Olympus E-300にZUIKO DIGITAL ED 7-14mm
= CanonEOS 20Dに EF70-300mm F4-5.6 IS USM
すでにブログにアップしたモノは除いて、、、。

 ( rue de Furstenberg Paris, 29October 2005)

( Place Furstenberg Paris, 29October 2005)




(Quai de Montebello,29October 2005)







(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 24 October 2005 ポンサンルイから夕陽に輝くノートルダムを)



(Notre Dame de Paris ,24 October 2005)



 (北側のマリア様は大好き)

http://keico.exblog.jp/14194928
2011年12月19日 月曜日 晴れ その一
のブログへ

☆回想のわが巴里の街2000~2010〜 Paris ノートルダム寺院

( Paris ,23 October 2005


巴里は犬を連れている人が多い)

(サンジェルマン近くの道で ,20 October 2005)

( Paris ,29 October 2005)

 ( Paris ,25 October
2005,ノートルダム寺院の南側の遠景、望遠一杯で)

( Paris ,25 October
2005,ノートルダム寺院の屋上の獣たちを、望遠一杯で)

Cathédrale Notre-Dame de Paris, 29October 2005)

(Place de Vosge Paris, 28 October 2005)

(26 October 2005 Place de Vosge, Paris)

(26 October 2005 Restaurant L'Ambroisie ,Place de Vosge, Paris)




(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 28October 2005)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次は、
小さな巨人LUMIX DMC-LX1で撮ったものから、、、
でみ、これはやっぱり色も空気感もなんだかカメラの限界ですね。

(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 27October 2005、ポンッサンルイから手持ちで)
(この初期のLX1は手ぶれ防止もなかったので、これが限界か、、、)


続きは明日、、、

# by pretty-bacchus | 2012-01-29 23:58 | JourneyAbroad旅海外2005 | Trackback | Comments(8)

<木村伊兵衛天然色でパリを撮る、秘蔵写真でよみがえる58年前の町並み>を見て
平成24年1月28日(土) 曇り

 寒い、午後になっても外気は零下一度。
東京では珍しいことかもしれない。

 先週の日曜日に録画をしておいた日曜美術館の
<木村伊兵衛 天然色でパリを撮る、秘蔵写真でよみがえる58年前の町並み>をまた見てしまった。

微妙な光を捕らえて、なんともいわれぬ渋いパステル画にような美しさで巴里の街角や人々の表情を捉えていてさすがとしかいいようがない。
半世紀以上も前の巴里の空気を見事に残していて切なくすらなってしまう。
デジタルでは絶対に表現できないであろう半世紀前の巴里!私の知らない巴里!

 日本写真界の巨匠木村伊兵衛(1901~1974)は写真を一般の身近な物とした写真家としても知られている。
常に愛用のライカを首から下げ、一瞬の表情を逃さずサッと居合抜きのように撮影してしまう「スナップ写真の達人」だったという。
彼が撮った高峰秀子の写真は有名だが、いつ撮られたかわからなかったと、その時のことを高峰秀子さんが書いてらっしゃるのも読んだことがある。

 モノクロの世界で日本人の日常や日本美をリアルに撮った彼が、1954年と1955年に巴里を、日本のカラーフィルムの創世記にカラーで撮っていたのは、写真集でみたことがあったし、
一昨年の写真展でその原版をも見る機会があった。
http://keico.exblog.jp/9608331/
2010年1月7日 木曜日 のブログへ
「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 〜東洋と西洋のまなざし〜」

 まだ民間人の海外渡航がまだ制限されていた頃の事。
(エールフランスのパリ・東京路線一番機ロッキードコンステレーションが羽田空港に到着したのは1952年11月26日で、私はまだ小学生の頃で、南回りで所要時間50時間だった)
http://keico.exblog.jp/14105309/
2011年12月4日 日曜日のブログへ
☆ Memoires du Voyage ~なつかしの羽田空港から巴里へ出発

 開発間もないカラーフィルムの試写の為に、当時のアサヒカメラの編集長の津村秀夫氏(注☆)
のすすめで巴里に送られた彼は、巴里がすっかり気に入り、二年続けて巴里の人々を撮ったのだという。53歳。

カメラはライカ、レンズは50ミリF1.5だが、フィルム会社から託された試作品のカラーフィルムは、
感度がASA10という低感度のものだったからどんなにか大変だったろうに(そして三脚は使わずというのに)あの写真群の見事なこと!

そしてすごいのは、カルティエブレッソン(「サン=ラザール駅裏パリ」や、パリの子供たちや雨の中を歩くサルトルなどの代表作)が身請け人で、彼と写真を語り、そして付けてくれた街の写真撮りの案内人がロヴェールドアノーというのだから凄い!巨匠が三人!
(たしか、ピエールカルダンにいた高田由さんが、通訳をつとめたはずだ)

 この番組でのおもしろい試みで、彼が撮った場所を追体験して撮り歩き(メニルモンタン、ムフタール広場、コンコルド広場)シャッターを押した状況を再現しながら、この異邦人がファインダー越しにのぞいた巴里を案内してくれるという志向。

 番組構成もなかなかで、木村が書いたものが時々彼が話しているような感じで語られているのも良かった。
生粋の江戸っ子で粋を好んで野暮を嫌ったという木村伊兵衛!
“マロニエの枯れ葉が石畳の上にちってましてね、、、おつなものですよね〜〜。

“渋いパステルの色がパリの色をだすのにふさわしいと思った。
“創造していたよりもプラス何かが撮れている。

“カメラのファインダーをのぞく人間に、感受性と観察力さえあれば、誰でも時代や文化を切り取れる記録者になれる。
というのが彼の持論だったという。

 皮肉なことに、その日本のフィルム会社は生き残り、当時すでに存在していたイーストマンコダック社が倒産したのだから、、、、。

 死蔵していた2005年と2006年の巴里を現像し始めてしまっている。
彼の写真集はないので、手元には緑川洋一の巴里を見ながら床に着くことにしよう。

(テレビをカシャッ、木村伊兵衛の1955年の夕暮れのコンコルド広場 絞りF11,1/30秒だそう)


そして私のコンコルド広場は車窓からのスナップ

#IMAGE|a0031363_18193910.jpg|201201/29/63/|mid|643|428#] (29 October 2005 Paris,空港からの車窓から)

 (19 December 2011 Paris,Place de la Concorde バスの車窓からのスナップ)

(Cathédrale Notre-Dame de Paris, 24 October 2005 ポンサンルイから夕陽に輝くノートルダムを)


私の巴里の夕焼けはロダン美術館の窓ごしに、、、


18 December 2011 Paris Musée Rodin





続きは明日に、、、、、

〜〜〜〜〜〜
☆津村秀夫氏
(その彼の依頼で戦後すぐにライカを揃えたのがサンモトヤマの茂登山長次郎さんだった)

http://keico.exblog.jp/8920246/
2009年9月4日 金曜日 のブログへ
大正生まれの男性二人に魅了されて

http://keico.exblog.jp/7306016/
2008年7月14日 火曜日 のブログへ
"Le Quatorze Juillet"=マイ・バースデーイヴに、、、

〜〜〜〜

(追記)
再放送が明日の夜20時からあるという。
案内役の緒川たまきさんも適役だった。





# by pretty-bacchus | 2012-01-28 23:58 | Photo,Mac写真/カメラ/マック | Trackback | Comments(13)

『スティーブ・ジョブズI』第一巻をiPadで読み終わった。
2012年1月27日 金曜日 曇り

 iPadで566ページの本をようかく読み終わった。
ウォルター・アイザックソン著、井口耕二訳の
『スティーブ・ジョブズI』



 iPadの生みだしの親の伝記はどうしてもそのメディアで読みたかった。
でも
疲れた!


 iPadで電子書籍が読めるようになって、わずかに一年半しかたっていないのに、
その進化はすごいものがある。
今やアマゾンでの書籍化の数は増えに増えているそうで、書籍化の自由さ便利さに加えて、
その印税も十パーセントではなく七十パーセントと言うことが大きな理由らしい。

 iPadの初期の時代(といってもわずか十八ヶ月前だが)にiBook上にダウンロードしたものは、
ほとんど短編が多かった。
マックや写真の雑誌もあったし、時には便利なこともあった。
雑誌の中の写真やグラフのデータをコピペすることができるし、その文章を参照することも出来る。
でも、それ以上ではなかった。

 一冊の本をiPad上のソフトで完読したのは初めてだった。
iPadを世に送り出した<スティーブ・ジョブス>の本だから、ぜひiPadで読んでみたかった。
いくつかの選択技のなかで
VOYAGEEBOOKSを選んで、ダウンロードしたのはずっと前だった。
時にはソファーに座り、時には寝室での就眠儀式としてだが、なかなか前に進まなかった。

 スティーブ・ジョブスの凄さ=奇人さには心酔していたのだが、少年時代から三十代前半までの
一巻目を読み終えるにはつねに大きな驚きと疲労感がつきまわった。
いや~~ききしに勝る奇人=天才は、時には多くの人を傷つけながらも、世の中の多くの人に使えるような
コンピューターを造りたいという思いに情熱を傾けたのだ。
インド放浪、禅、ヴェジタリアン、現実歪曲フィールド、アーティストなど、、、。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏との対立、アップル社内での人間関係、そして女性遍歴、ジョブズ氏本人の思いがなども赤裸々に明かされている。
著者は何百人もの関係者への取材を重ねたうえでの執筆で、美点も欠点をも含めたジョブズ氏の生きざまを描いている。
二十世紀から二十一世紀への最も重要な架け橋をかけ時代を変えた「人間スティーブ・ジョブズ」の
後半生をすぐに読みたくなったが、しかし今度は紙の書籍で読むことにしよう。
時には親指でぱらぱらと前にもどったりしながら、紙の香りを感じながら読みたいと真から思ったので、、、。
IT機器を使いこなし享受している私だが、やはり読書の楽しみは紙媒体というのは譲れそうもない。

 、、、が、その間にも書籍をデジタル化することが進化をして、先週のアップルの発表によると、
ついに誰でも電子ブックや電子教科書が作れる時代に突入した。
「iBooks Author」
スティーブ・ジョブスの置き土産がいよいよ歩き出したのだ。
                    
 電子教科書にも使える電子ブック作成のためのアプリ「iBooks Author」は無償でApp Storeからダウンロードできる。
発表が教育機関向けというスタンスだったようだが、これが社会に与える影響力は、今後の出版界には
重要な大きな影響を与えるに違いない。

 文や写真やデータグラフなどを、3Dグラフィックや動画さえも、ドラッグ&ドロップするだけで本を作れ、
それをiPad向けに最適化されたインタラクティブな電子本としてアップして、誰でもダウンロードできて、
iPad上でタッチして読み進められる使える時代がやってきてしまったのだ。

サンプルをiTunes Storeからダウンロードすると
六種類の電子ブック作成のためのテンプレートが出て来て、気に入った物を選択すると、
あとは自分のデータを入れ込み差し替えるだけのようで、あっという間に電子ブックが完成するようで、
近々試してみよう。
教材作りだけでなく、誰でも簡単に写真集や電子ブックが作れる新しい時代が始まったのだ。

(iPadの中は若い頃のKeiko!)


〜〜〜〜

本のなかのジョブズ氏に交友のなかには、パリのルーヴル美術館のガラスのピラミッドの設計家の
イオミンペイとのことも書かれている。

 19 December 2011 Paris


ルーヴル美術館の地下のガラスのピラミッドの向こうに見えるのはアップルストアーパリの一つ。
このストアーの二階へはジョブズデザインのガラスの階段で上って、ジーニアスバーへ行くのだ)

(おそるおそる数段だけ上ってみた、、、I


パリには、オペラ座の脇にもう一軒アップルストアーパリがある。

http://keico.exblog.jp/14133072/
平成23年12月6日(火曜日)  曇り その二 のブログへ
今日の巴里 06December 2011 Paris

~~~~~~~~~

http://keico.exblog.jp/13918753/
2011年10月30日 日曜日 のブログ
スティーブ・ジョブズさんを思いながら、、、

more>>にジョブズさん関係いろいろ



# by pretty-bacchus | 2012-01-27 23:58 | Photo,Mac写真/カメラ/マック | Trackback | Comments(5)


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